【未完・更新終了】ポケットモンスター 新たなる旅路   作:よっしい

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どうもこんにちは、そして初めまして。よっしいです。
この小説を読んでいただき、ありがとうございます。
この小説が皆さんにとって少しでも心の癒しになれれば嬉しいです。


第一章 デルタ地方上陸編
第一話 チャンピオンですが新天地に誘われたので行ってみたいと思います


雲一つない晴天の元で、二人のトレーナーたちが熱い戦いを繰り広げていた。

 

黒色の真ん中に白いモンスターボールの描かれた帽子を被った少年のホゲータと、黒に少し紫が混じったような髪色の女性のいわテラスタルをしたキラフロルが接戦を繰り広げている。

 

「オモダカさん、熱いバトルをありがとうございました!これで決めさせてもらいますよ!ほげた、ほのおテラスタル!!」

 

少年が高らかに宣言して、黒いモンスターボールのようなもの、『テラスタルオーブ』が光り輝き、ほげたと呼ばれているホゲータが全身にほのおエネルギーをまとい、テラスタル。

 

「ほのおテラスタルですか…。いいですね。キラフロル、『キラースピン』です。」

 

「フロロロロ!!」

 

とてつもない毒のエネルギーをまとい突進してくるキラフロル。だったが…

 

「ほげた、慌てずに『かえんほうしゃ』で迎え撃つんだ!!」

 

「ほげえええええええ!!」

 

テラスタルによって強化された『かえんほうしゃ』は、『キラースピン』で毒エネルギーに満ちているキラフロルを飲み込み、徐々に『キラースピン』の勢いを弱めていく。

 

ドドドドドドドドド

 

少年…ホムラと、女性…オモダカは、爆発を食い入るように黙って見ている。

 

爆風が収まったとき、立っていたのは…

 

「ほげえええええええっ!!」

 

ホムラのホゲータだった。

 

オモダカは少し驚いたような表情をしてからこう呟いた。

 

「想像をゆうに超える…。」

 


 

「おめでとうございます。ホムラさん。」

 

キラフロルをボールに戻しながら、凛とした表情でそう告げた。

 

「ありがとうございます!本当にいい勝負でした!!」

 

ホムラは楽しげにそう言い、チャンピオンの記録に向かっていく。

 

「若い芽の成長速度は早いですね…。」

 

オモダカはその姿に微笑み、ゆっくりと歩いて彼を追いかけていった。

 

2週間後…

 

「新しい地方…か。いいね、行ってみたい!!」

 

ホムラはテーブルシティのグレープアカデミーの中にある自分の部屋の中でとある人物と通話をしていた。

通話相手は、彼の友達であるよっしい。彼曰く、新しい地方を見つけたので来てみてはどうかとのこと。

 

『たださ…お前はこっちに来て大丈夫なのか?チャンピオンランクにもなったみたいだし…。俺としてはそこが心配なんだがどうなんだ?』

 

「チャンピオンランクになったとは言ってもそういう称号っていうだけだから多分大丈夫だと思う。そっちには新しいポケモンはいるの?」

 

テンション高めで早口で喋るホムラによっしいは若干苦笑い。

 

「あー…。それなんだが、まだ見つかっていなくてな。だが、各地方の有力なトレーナーたちがわんさかいるんだ。」

 

それを聞いたホムラは、一瞬肩を落とすものの、各地方の有力なトレーナーが()()()()いると聞き、先ほどよりもさらにテンションを上げた。

 

2週間前、オモダカさんに勝った後ライバルのネモと本気の勝負をしたのだが、ギリギリで極限の戦いに勝利。

 

それ以降は彼に勝つどころか勝負ですら挑んでくるトレーナーがほぼゼロになり、強者に飢えていたところだったのだ。そこに各地方の有力なトレーナーだ。強者に飢えているホムラにとっては最高のことであり、さらにわんさかいるという。飛びつかないわけがない。

 

「有力…わんさか…グフ、グフフフフフフフ…」

 

「ど…どしたん?まぁいいや。飛行機はいつの便がいい?」

 

ホムラにしては珍しくキモい笑い方をしていたので少し困惑したよっしいだったが、すぐに立て直して便の確認へと移った。

 

「え、今日に決まってんじゃん。今すぐ飛行機の手配を頼むよ。ところでさ、そっちのチャンピオンって…」

 

「おめぇ今何時だと思ってんだよ…。」

 

ホムラが勉強道具の散らかった自分の机の上の時計を見てみると、ディスプレイにはP.M.11:25と表示されていた。

 

「いや、こんな時間に電話してくんなよ。」

 

あまりにも遅い時間に電話してきたことを思い出して超ド正論パンチを繰り出す。

 

「グハァ…ッ。地味に痛いところついてくるなよ…。いや、でもお前まだテンション的に風呂入ってないだろ?だから…」

 

キッショ、なんでわかるんだよと思いつつ、「でもそれって言い訳にはならないよね」と返す。

 

「ぐっはぁ…。なんでそんなド正論パンチばっかり撃ってくるんだよ…。」

 

「まだ二回しか撃ってないけど?」

 

「うぐっ…。まぁいいや。明後日の便でいい?明日だと()()()()()()()()()()からさ。」

 

その言葉を聞いてホムラは少なからず衝撃を受けた。なんとあの意地悪な彼がわざわざいい部屋を予約してくれるというのだ。

 

「やばいな。確信したよ、明日は隕石がよっしいの頭上に向かって落ちてくる。」

 

「何の予言だよ…。あと俺のこの発言で衝撃受けてるのかなりショックなんだけど…。ついでに被害被るの俺だけかよ…。」

 

ああそうだ、思い出した。彼はパルデアでの旅のサポートをしてくれてたんだった。からかいとふざけが多かったから完全に頭から抜け落ちていた。

 

「とにかく、明後日の午後1時の便でいい?」

 

「うん、ありがとう。楽しみにしてるよ、デルタ地方。」

 

最後はシンプルにお礼を言って通話を切った。…さっきまであれだけからかっていたとはいえ、彼も大事な旅の仲間だ。親しき中にも礼儀あり、というのを忘れてはいけない。

とはいえ、機会があれば全力でからかうのだが…。

 

「さぁて、明後日が楽しみだなぁ…。」

 

そして、いまホムラの瞳は期待に満ちあふれていたのであった。

 


 

2日後 午後5時45分程

 

《ホムラ視点》

 

「ここが新天地、デルタ地方…!!」

「ほげげぇ~!!」

 

僕は無事にデルタ地方に到着していた。そして、僕の肩の上にはほげたがのっかっている。正直に言うと重いが、肩の運動にもなるし、この世界だと別に身長が伸びなくなったりするわけではないので、大丈夫だと思う。多分おそらくきっと。

 

「お~っす、久し振り!無事についたみたいでよかったよ、ホムラ。」

 

「よっしいこそ、久しぶりだね。」

 

空港では予め待ち合わせをしていたよっしいと再開し、今はホテルのほうへ向かっているところ。世間話をしていた僕たちだったが、繁華街のほうに出たときにはその会話は途切れる。

理由は、僕がバトルしたくてうずうずしているから。人通りが多いということは、強いトレーナーがいる確率が高いということ。今の僕にとっては最高の場所だ。

 

「よっしい、めっちゃ人多いけどこことかにも強い人っているの?」

 

「多分結構いるんじゃないか?この時間の繁華街はまだ子供歩いてるし。」

 

今の時間は午後の6時半ごろ。…普通ならガラの悪い人とかいると思うけれど、この世界は常識人が8割なので一応午後8時までは大丈夫だ。

…あと、誘拐とかされてもバトルでフルボッコにすれば結構何とかなるし。刃物使うならポケモン使ったほうが断然いいから、悪い人はナイフよりも強いポケモン持ち歩いてるんだよね。

 

「ちょっと、やめてください…。」

 

中心部の方から声が聞こえた。

 

「別にいいじゃないか。さぁ、おじさんについておいでよ。勝てたら『ふしぎなあめ』あげちゃうよ?」

 

「結構です。それでは…。」

 

「待ちなよ。絶対楽しいからさ。」

 

これは…。久々に聞いたけど、ナンパか。強いトレーナーが多い繁華街でよくそんなことができるものだ。

 

「…助けないのか?ホムラ。」

 

「いや、いいよ。面倒くさいことに巻き込まれるのは…。」

 

すると、少女が周りに助けを求めるような視線を向けた。まずい雰囲気を感じる…。

僕は、思考する前に行動していた。

 

「そんなに嫌ならバトルでわからせてあげるよ。おじさんとの勝負は楽しいってことを…」

「おい、おっさん。」

 

サングラスをかけて無精ひげをはやした中年のおっさんの肩に手を置き、覇気を込めたセリフで続ける。

 

「強いやつがわんさかいる繁華街でよくこんなことできるな。ある意味すげぇわ。」

 

「なっ…ああ、そういうことね。了解了解。…ってかなんだお前?正義のヒーロー気取りか?」

 

「こんな街中で少女にナンパすんなよ。迷惑だし、何よりクソほどダサすぎるよ、おっさん。」

 

不快なセリフを繁華街中に響かせて多くの人に不快感を与えたことに怒りを感じ、本心をぶつける。

 

「…ハハッ。上等だ。俺と勝負だ。どっちが強いか証明しようか?」

 

「じゃあ決まりな?1対1で勝負だ。一瞬で潰してやるよ、あんたの自慢の奴。」

 

勝負が決まった所で、先ほどの少女が小声で話しかけてきた。

 

「(助けてくれてありがとうございます。…でもいいですよ、あたしでも多分余裕で倒せますから。)」

 

「(いえ、この件に首を突っ込んだのは他でもない僕。最後までやらせてください。)」

 

ついでにこの人、バトルはそこそこ強い人と見た。もしこの少女がバトルで負けてしまったら、それこそ本末転倒だ。あと、不快なセリフを聞かされたことへの鬱憤もたまっているしね。

 

そんなこんなでバトルフィールドに移動し、バトルを開始する。その途中でよっしいとナンパした人がなぜか話していたが、それは置いといて、だ。

 

「それじゃあ始めようか。いけ!バンギラス!!」

「ミライドン、頼むよ!」

 

「グオアアアア!!」

「アギャァス!!」

 

相手のポケモンはバンギラス。確かに強そうではあるが、進化したばかりのレベルと見た。

こちらは、オモダカさんに勝った2週間ほど後にエリアゼロで復活したミライドンを繰り出す。

 

ミライドンの特性、ハドロンエンジンで未来の機関が躍動する!!

 

バンギラスの特性、すなあらしで、砂嵐が吹き荒れる!!

 

「ミライドン、『チャージビーム』だ!」

 

ズドオン!

 

「グオオオ⁉」

 

あまりの威力の高さに、バンギラスがたじろぐ。

 

「ふむ、『チャージビーム』か。とくこう上昇狙いだね。」

 

すると、ミライドンが薄いピンク色に発光する。

 

ミライドンのとくこうがあがった!

 

「よし、もう一度…」

「バンギラス、『ストーンエッジ』で『チャージビーム』を阻止するんだ!!」

 

「ギャオオン!」

 

「ミライドン、やっぱり『イナズマドライブ』でバンギラスを『ストーンエッジ』ごと砕いちゃえ!!」

 

ミライドンはコクリとうなづき、全身からイナズマの力を放出しながら回転して、溢れ出るでんきエネルギーで一瞬にして加速、そして指示通り『ストーンエッジ』と共にバンギラスを爆破。

爆風が収まるころには、バンギラスは目を回して地に伏していた。

 

「いやぁいい勝負だったよ。はい、じゃあ約束の『ふしぎなあめ』ね。」

 

「…んえ?」

 

いきなり『ふしぎなあめ』を渡されて困惑する僕。するとよっしいが近づいてきて、

 

「この人は俺の友達のカールさん。めっちゃナンパっぽい怪しい口調でしゃべってくるけど、バトルジャンキーなだけなんだ、この人…。」

 

「うぇ…?じゃあ助けないのかってさっきのセリフは?」

 

「いや、なんかナンパと勘違いしてそうな顔してたから、君と彼をぶつけたら面白いだろうな~って。因みに誰も助けなかった理由は、彼がただのいい人でこの地域で有名だからだよ。」

 

いやいや、聞いてないんですけど。…じゃあ僕は、優しい人をやばい人と勘違いして突っかかった可哀想な人…って事⁉

 

「よっしい、あとでころすね。」

 

「ア、スイマセンデシタ…。」

 

的な会話をしていると、先ほどの少女が気まずそうな顔で話しかけてきた。

 

「え~っと…。助けてくれてありがとうございました…でいいのかな?一応お礼をしたいんですけど…。」

 

僕らは、それを聞いて顔を見合わせる。

 

「じゃあ…僕と友達になってよ。」

 

「…え?」

 

「ほう、ホムラさんはこのような方が好み…いてて、ごめんてごめんて。」

 

よっしいがとんでもないくらい無駄な発言をしたので成敗して、僕はこう続ける。

 

「この地方って強い人が多いってこの死刑囚(よっしい)が言ってたからさ。で、君さっきカールさんに絡まれたときに小声であたしでも倒せるって言ってたから強いのかな、と思って。」

 

「まぁお前はそのためにデルタ地方(ここ)に来たもんな。…って誰が死刑囚じゃ!」

 

「うっさいな。今夜はガチで覚悟しときなよ?」

 

「アッ、サーセンシタ…。」

 

反論してきたよっしいにハイライトを消しゴムマジックで消した目で見て黙らせる。

あとでお前も消してやるのさ⭐︎

 

「…うん、いいよ。友達になるくらいなら。」

 

少女は少し頬を赤くしながらそう言った。

 

「よかったじゃん。()()()()()()()()()()()()()()()と友達になれて(笑)」

 

「…は⁉うそ⁉あの無敵のダンデさんに5連勝中のユウリさん⁉」

 

急に明かされた衝撃の事実に目を丸くしていると、よっしいが相手側にも特大爆弾を投下する。

 

「あ、そういえばこの人、全地方の中でもかなりレベルの高いパルデアリーグを()()()、そして全てのジムを()()()()()()0()で突破して2週間前にガラル朝刊に載ってたあのホムラさんだよ。」

 

「えっ⁉ほ…本当に⁉」

 

ああ、そういえばガラル朝刊の記者さんが2週間前、オモダカさんとネモを倒した翌日に来たんだよな。

まさか歴代最強と呼ばれているチャンピオンも僕のことを知っていたとは…。恐縮だなぁ。

 

「フフフ。衝撃でしょう?俺もびっくりだよ。まさかここに()()()()()()()3()()()()()なんてね(笑)」

 

「「はへ?」」

 

あ、ついつい変な声を出してしまった。3人…ってことはいま目の前で僕たちをからかっているよっしいもチャンピオンってこと⁉

 

「ど…どこのチャンピオンなんだよお前?」

 

「ん?いや、デルタ地方のチャンピオンだよ。」

 

「「ええええ⁉」」

 

あまりにも衝撃的な事実に、僕とユウリさんは驚きを隠せなかった。

…確かに、言われてみればチャンピオンとか四天王じゃないと僕を誘うことなんてできないか…。というか今思い出したけど、この人パルデアチャンピオンランクだったわ。パルデア終わってないし…いや、ダメだな。ランク付けと1人のチャンピオンでは違いすぎる。いつか『さばきのつぶて』でも地方中に降ってきそうなものだ。

 

「ところでひとつ言っていいかな?」

 

「どしたん急に?」

 

「ど、どうしたの?」

 

少し間を置いて、僕はよっしいに指を差し、こう言った。

 

「お前がチャンピオンって、この地方終わりやん…。」

 

ちなみに、このあとよっしいにシバかれかけたから、さっきの借りでチャラにしておいた。この程度の言葉でチャラにして()()()なんて、僕はなんて寛大なんだろうと思ったのはここだけの秘密である。




ホムラ

今作の主人公で、オリジナルキャラクターです。ポケモン本編にも同名のキャラクターがいますよね。そう、マグマ団のホムラという人物です。遭遇するかしないかは、今後をお楽しみに。

ユウリ

僕はガラル好きなのに加えて推しですからね。さぁ、ホムラさんとはどうなっていくのか、楽しみですね(まぁ大体はわかると思いますが)。ちなみにですが、一人称はポケマス準拠の「あたし」です。

よっしい

性格は僕に似せていますが、こちらの方がハイスペックです。ここ、デルタ地方のチャンピオンですね。相棒は…みんな知ってるあの子です。

カール

ただのイイ人でした。高身長で、怪しい雰囲気を醸し出していますが、いざ悪い人のナンパが起こると、その人を追い払ってくれます。ついでに本気を出したら、バトルは超強いです。
この先また出てくる時をお楽しみに。

テラスタル

早速出てきましたね。タイプについてはバトルごとに変えていく予定ですのでお楽しみに!

あとがき

今作を読んでいただき、ありがとうございました。是非とも第二話もみていただけると嬉しいです!設定資料編もよろしくです!
それでは、また次のお話でお会いしましょう!

ホムラの最初の1匹は誰だと思う?

  • 伝説のポケモン
  • 御三家(最初の3匹)
  • 色違いの伝説のポケモン
  • 幻のポケモン
  • 色違い御三家
  • 色違い幻のポケモン
  • それ以外(コメント欄に記入を!)
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