【未完・更新終了】ポケットモンスター 新たなる旅路   作:よっしい

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今回も最後まで楽しんでいただければ幸いです。
それでは行きましょう。


第二話 ホムラとユウリ、最初の対決!①

僕、ホムラには果たせなかった約束、というものがある。

 

僕がまだパルデアで旅をしていた時のこと。

 

「ねぇねぇよっしい、課外授業どうする?」

 

もうすぐ課外授業が始まる時期に、彼に話しかけた。

 

「ん?俺はチャンピオンランクを目指そうかなと思ってる。早くオモダカさんと最高の勝負がしたいからね。」

 

彼は、小さい頃からポケモンバトルが大好きだった。各地方のトーナメントや、チャンピオンの戦いを録画して僕とよく見ていた。

その度に彼は絶対こんな風に強くなる、と言っていた覚えがある。

 

「それに、君との約束を果たしたいからね。」

 

「チャンピオンランクになったら僕と最高の勝負をしようってやつ?」

 

「ああ。絶対最高の勝負、しような!」

 

「当然だろ?俺たち友達だからな!!」

 

 

そう、約束したはずだったのに、現実は全然違った。

 

 

彼は課外授業が始まってたったの3週間で全ジムを巡り、ジムリーダーを無敗で突破。そしてグルーシャさんのジムを制覇した翌日に、彼はオモダカさんに勝利していた。

 

そのころぼくはようやくコルサさんのジムをまわっていたところであり、圧倒的な差を実感した。

 

その後、約束を果たそうとテーブルシティに行ったものの、こちらのポケモンは6タテされて一瞬にして決着がついてしまった。

 

その時、彼はこう言った。

 

「約束、果たせなかったな…。でも、まだ諦めないでくれ。もっと時間がかかってもいいから。またいつか、絶対に俺を追い越してくれ。」

 

僕は、暫く立ち直ることができず、外出を避けてアカデミーの中で勉学に励んだ。

 

もう一度くれたチャンスを逃さないために。

 

これが去年の課外授業の、なんとも醜く滑稽な、僕がよっしいとの約束を果たせなかった話である。

 


 

デルタ地方到着の翌日 午前8時20分程

《ホムラ視点》

 

この時間、僕はよっしいと昨日出会った友達のユウリさんと朝食を食べている。

 

「ところでさ、ユウリさんってなんでここに来たんですか?」

 

「敬語じゃなくて全然いいよ。あたしたち13歳で年齢も一緒だし。あと、さん付けもお互い禁止。で、なんだっけ?」

 

「なんでここに来たのか、だってさ。」

 

敬語禁止令を出された僕。…確かに新聞に載るなら年齢も公開されるはずだからわかるか、と思いつつ話を聞く。

 

「あたしはダンデさんに勧められて気になったからここに来たの。勝負強い人が多くいるから、いい経験になるはずって言われてね。そういうホムラは?」

 

「僕は…シンプルに強者に飢えていてね。強い人を求めてここに来たんだよ。後…よっしいとの約束を果たしに来た。」

 

よっしいには話していなかった動機を言った時、よっしいの動きが止まり、不敵な笑みを浮かべた。

 

「…やっとその気になったか。俺は純粋に嬉しいよ。ただ、俺に挑むなら新しい仲間を集めることを強く推奨するぞ。俺はお前の手持ちを知っているからな。あと、新天地に来たならせっかくだしパルデアにいないポケモンとか捕まえるのもいいと思うぞ。」

 

確かに、彼は俺の手持ちを知っているし、後者の方も彼の言っていることは正しい。

 

「ああ。首を洗って待っていてくれよ?ボッコボコにして泣かしてやるよ!!」

 

「望むところさ。…そうだ、君たちにこれを渡しておこう。」

 

意気込みを熱く語り合った所で、彼から一つの箱と、小さなUSBメモリのようなものを渡される。

 

「バッジケースと、スマホロトムにここの地方のデータを追加する『デルタメモリ』だ。ここの地方専用のな。

あと、君たちせっかくなら一緒に旅をしたら楽しいんじゃないか?」

 

「「えっ?」」

 

いきなりそう言われて困惑する僕とユウリ。

 

「君たちは友達。それ以上もそれ以下もないんでしょ?」

 

彼はニヤリと笑って、挑発するように言う。そして彼のからかいは止まらない。

 

「それとも、意識しちゃいますかね?」

 

「んなわけないだろ」

「そんなわけないでしょ⁉」

 

「ふ~ん?まぁ頑張りな、二人とも。」

 

これ以上はからかいがいがないと判断したのか、よっしいは身を引く。いや、隣で頬を少々赤くしている人がいるので、満足しただけなのかもしれない。…まぁそれは恐らく僕もだが。

 

そして彼は少し間を開けて、

 

「頂点で待っている。」

 

と、覇気の籠ったセリフを言った。そのあとにごちそうさまをし、僕ら3人分の会計を済ませて去っていった。

 


 

「ど、どうする?」

 

「どこへ行こうか…。」

 

アップデートを終えたスマホロトムをベンチに座って見ながら、僕らはそうつぶやいた。

この地方は縦長く、北から南に向かってジム巡りをしていくらしい。

 

「最初のジムは…ブロックタウンにあるのか。結構遠いな。」

 

最初のジムは、ブロックタウンにあるいわタイプのジムに挑むのがセオリーらしい。

 

「じゃあそこまでゆっくり行こう。」

 

「ああ、そうだね。」

 

そう言って僕ら二人は…。

 

 

「あ、待って。その前に勝負しようよ!」

 

 

近くのバトル施設でバトルすることにした。

 

『さぁさぁやってまいりました、カウントリースタジアム本日の最初の勝負!!本日の最初の勝負は…』

 

『ガラルチャンピオン ユウリ選手対、パルデアチャンピオンランク ホムラ選手~~~!!』

 

\\わああああああ!!//

 

「うわぁ、すごい熱気だ…。」

 

「すごいよね…。まだ発見されてからそんなにたってないのにこの人の量…。」

 

おそらくよっしいがこの沢山の人達を集めたのだろう。各地方の有名人にも協力してもらっていそうだが、それでも有名人を動かせるのはすごい。

 

「ルールの説明をします。ルールは3対3のシングルバトル。伝説のポケモンは1匹まで、ポケモンの交代は自由、そしてメガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタルはどれか1つのみを使用可能です。」

 

『それでは始めましょう!!!』

 

「お互い、ポケモンを出してください!!」

 

その合図とともに、僕の手からはダークボール、ユウリの手からはマスターボールが放たれる。

 

「頼むよ、パオパオ!!」

「お願い、バドレックス!!」

 

最初のポケモンはパオジアンとバドレックス(こくばじょうのすがた)。

 

「バトル、スタート!!」

 

「パオパオ、『つららおとし』で遠距離から攻撃だ!!」

「バドレックス、『アストラルビット』で迎え撃って!!」

 

「キルラララララ!!」

「バクロォーース!!」

 

巨大なつららと黒色の大きな弾丸が互いに相殺し合い、大きな爆発を発生させる。

 

「バドレックス、『くさむすび』でパオパオを固定して!!」

 

爆発で視界が真っ黒な中、先に指示を出したのはユウリだった。

 

ギギ…

 

何かが引っかかる音がする。

 

「残念。『ふいうち』だ。」

 

「キルラッ!!」

 

ズドォンと鈍い音がバドレックスの方から響く。

視界がクリアになったとき、バドレックスの『くさむすび』は、パオジアンの生成した雪に食い込んでいた。

 

「パオパオの生成した雪を使うなんて、すごい発想だね…。感心しちゃうよ!」

 

「ああ。コイツが野生だったときはこの戦法の疑似『みがわり』がめっちゃ厄介だったんだ。それを見たときから、この戦法はよく使っているよ。」

 

「へ~、面白い!やっぱり勝負って楽しいね!!」

 

「まぁね。僕もそう感じる。さぁ、彼らが待ってるから勝負の続きをしよう。パオパオ、『つるぎのまい』。」

 

「キルラララララ!!」

 

パオパオのこうげきがぐーんとあがった!

 

僕のパオパオが薄いピンク色に発光する。能力が上がった合図だ。

 

「バドレックス、応用ワザ『ステルスくさむすび』!!」

 

応用ワザとは、通常のワザの応用で、ポケモン一匹につき1つしか使えないのに加えて、習得条件が不明なことも相まって珍しいワザだ。

効果は強力だが、デメリットが存在することが多い。

 

「バクロォス…。」

 

バドレックスのぼうぎょととくぼうがさがった!

 

ワザが発動されると同時に薄い青色に発光、つまり能力がさがったことが確認されたので、すぐさまパオパオに指示を繰り出す。

 

「パオパオ、『つららおとし』でノックアウトまで持っていくんだ!」

 

「キルオオオン!!」

 

ズガガガガガガァン!!

 

フィールドにものすごい冷気が発生し、少し寒く感じるが、気にならない。

なぜならこの攻防の結果がものすごく気になるからだ。

 

「バドレックス…ッ!」

 

煙が収まったときに僕の視界に映ったのは…

 

 

地に伏して倒れているユウリのバドレックスだった。

 

 

「バドレックス、戦闘不能。」

 

 

「ありがとう、バドレックス。ゆっくり休んでね。」

 

\\ワァァァァ!!!//

 

なかなかの攻防の激しさに、観客席はさらにヒートアップ。先程パオパオの『つららおとし』で下がったスタジアム内の温度を再び上昇させる。

 

「まだまだバトルは始まったばっかり。さぁ、次行くよ〜!?」

 

「当然さ。…いいね、やっぱり強者との戦いは燃えるよ。」

 

さぁ、まだバトルは始まったばかりだ。




パオパオ

ホムラさんのパオジアンのニックネームです。
ワザ構成は、せいなるつるぎ、つるぎのまい、つららおとし、ふいうちです。ユウリさんはパオジアンのことをパオパオと言っていましたが、あれは正式名称がわからないからホムラさんのニックネームであるパオパオを使っていました。図鑑で調べろって?試合中にそんなことしてる暇ないですよ。

バドレックス(こくばじょうすがた)

皆さん知っての通り、SVの最強ポケモンの一匹。
圧倒的なすばやさ&とくこう種族値と、専用ワザ『アストラルビット』に特性、『じんばいったい』の特性のひとつである『くろのいななき』によって全てを破壊し、蹂躙しつくすとても豊穣の王だなんて呼べないやつですが…まぁこの世界でも強いです。ちなみにですがこの子はソードの方のカンムリ雪原で捕まえた子です。

能力
全部ひらがなで書いていましたが、決して誤字じゃないです。なるべく公式準拠で行きたいですからね。
え、なんで特性は漢字かって?ポケカとかポケポケだと漢字だから別にいいじゃないですk((

応用ワザ
イメージとしては、ポケマスのシンクロわざみたいなイメージです(まぁアレは基本デメリットないし2つも持っているキャラもいますが…)。ポケモン1匹につき一つまでを覚えさせることができ、バトル中以外なら変更も自由にできます。強力な効果を兼ね備えているワザもありますが、その場合は基本的にデメリット付きです。シンクロわざの何回も使えるけどデメリットある版のようなイメージです。

あとがき
今話も読んでいただいてありがとうございました!
次回は、ホムラとユウリ、最初の対決!②です。
次回で初めてのホムラとユウリのバトルが終わります。バトルの行く末は一体…。
それでは、また次回お会いしましょう!!

ホムラの最初の1匹は誰だと思う?

  • 伝説のポケモン
  • 御三家(最初の3匹)
  • 色違いの伝説のポケモン
  • 幻のポケモン
  • 色違い御三家
  • 色違い幻のポケモン
  • それ以外(コメント欄に記入を!)
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