魔法少女まどか☆マギカ ~ハッピーエンドを目指す話~   作:アクルル

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そろそろ書き貯めた分がなくなってきました…


第五話 契約

 

「結城かける」

 

ホームルームが終わり、生徒が散らばり初めて直ぐにほむらに話しかけられた、その目には何か驚きのようなものが見える、どうしたんだ?

 

「なんだ?」

 

「なんだも何も無いわよ…あなた…本当に何者なのよ」

 

「何者って…昨日言ったとおり…」

 

「そうじゃなくて!」

 

ほむらが少し強い口調で言う、なんだってんだよ…

 

「こんなに簡単に美樹さやかを説得したことよ」

 

「え…聞こえてた?」

 

「私は魔法少女よ、聴覚の増強ぐらい、簡単にできるわ、私じゃ、何回やっても無理だったのに…」

 

それはお前がコミュ症だからじゃ…といいかけ、慌てて口を塞ぐ

 

「ていうか、魔法少女の真実話しちゃったけど、大丈夫か?」

 

「ええ、むしろありがたいわ、早く言っておかないと、美樹さやかは直ぐに契約してしまうから」

 

と、そこまで話した所で、隣のまどかの席の方からさやかの声がした

 

「かける、ほむら、何話してんの?魔法少女のこと?」

 

「え…ああ、ちょっとな」

突然話しかけられて少しびっくりしたが、今の会話は聞かれていなかったようなので、ほっとする

 

「それより二人に言っておきたいことがあるわ」

 

「言っておきたいこと?何、ほむらちゃん?」

 

「それは…この町にいる確率が高い他の魔法少女のことよ」

 

ほむらが言っているのは十中八九マミさんのことだろう

 

「他の…魔法少女?」

 

「ええ、もしあなたたちが私ではない魔法少女にであっても、私のことは言わないでくれる?」

 

「え…なんで?」

 

「それは…争いになることを避けるためよ」

 

俺はようやくほむらの言おうとしていることを理解する、つまりほむらはお菓子の魔女、シャルロッテとの一戦に至るまで、マミさんに警戒されるわけにはいかない、だからまどか達にこんなことをいうのだろう

 

「え…でも、同じ魔法少女どうしなら、一緒に戦えば…」

「まどか、考えてみて、魔法少女2人で魔女を倒した場合、グリーフシードでソウルジェムを浄化出来る量はどうなるかしら?」

 

「あ…」

 

「でもさ、二人で戦えば、そのぶんソウルジェムが濁る量も少ないわけだし…」

 

「確かにそういう考え方もあるわ、だけどその考え方が通用しない魔法少女もいるの、だから…お願い」

 

「うん、いいよ、ほむらちゃんのお願いだしね」

 

「あたしもいいよ、魔法少女って大変そうだし…」

 

「……ありがとう」

 

…ほむらがお礼を言うなんて、何て言うか…珍しいな

 

「ねえ、かける君、ほむらちゃん、今日お弁当一緒に食べない?」

「え…私は………いいわよ、一緒に食べましょう」

 

「俺も別に……」

 

といいかけた所で俺は大切なことを思い出す俺は今日、いや、今日も弁当を忘れてしまったのだ、それを思い出した俺はがっくりと肩を落とす

 

「って、かける?どうしたの?」

 

「………弁当忘れた……」

 

「え…ま、また?」

 

俺はこくりと頷く、ていうか俺、この世界に来てから飯を…いや、昨日の夜にカップラーメンを食べたな

 

「今日の昼休みもゆっくりしてるか…」

 

「私のお弁当、少し分けてあげようか?」

 

「いや、いいよ、まどかにわるいしね…」

 

結局今日も俺はまどか達が美味しそうにご飯を食べるところを見ているだけだったのである

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

―放課後―

 

「じゃあねかける、あたしとまどかはcd屋に寄ってから帰るから」

 

「……上条君に会いに行くのか?」

 

「え?な、なんで分かったの?」

 

「…何となく、そんな気がしただけだよ…じゃ、また明日」

 

「また明日!」

 

「また明日ね!」

 

校門に向かい歩いていくまどかとさやかを見送った後、ほむらと今後のことについて話し合う

 

「なあほむら、よくわからないんだけど、マミさんがあの魔女と戦うのはいつなんだ?」

「いつも通りなら、明後日のはずよ」

 

「そっか…ほむら、一つ相談したいことがあるんだけど」

 

「…何よ」

 

「俺さ、きゅうべえと契約しようと思うんだ」

 

「……あなたは自分が何をいっているかわかっているの?あれは、悪魔の契約よ」

 

「もちろんわかってるさ、契約の真実は知ってる、だからこそ、俺は契約して、ほむらたちと一緒に戦わなきゃ駄目な気がするんだ」

 

「………どんな願いで契約するつもり?」

 

「きゅうべえに聞いたら、いつか魔女になること前提じゃないと願いは叶えられないみたいなんだ、だから、どうするべきか迷ったけど俺は…」

「願いを一度だけ叶えられる、という願いで契約をするよ」

 

これが…俺の出した答えだ

 

「……どういうこと?詳しく説明して貰える?」

 

「そんな難しいことじゃないさ、ただ願いを叶える時を自由に選べるっていうだけのことさ」

 

「…成る程、理解したわ、つまりあなたは、今はまだ願いを叶えずに、契約をして力を手に入れるわけね」

 

「ああ、願いを簡単には決められないからな、だけど、さっきいった通り俺はほむらたちと一緒に戦いたい、そのためには早く契約をしなきゃ駄目だと思ったからな」

 

「………もう引き返す気はないのね?」

 

「もちろん、あ、あと、さやか達には俺が契約したことを黙っててくれないか?さやかにあんなことを言った手前、契約したなんてばれたら…」

 

どんなことになるかわからないからな…

 

「分かったわ…その代わりもう一度だけ聞くわ、本当にあなたは契約をして、後悔しない?」

 

「もちろん、後悔なんてしないさ、俺が勝手に決めたこと、だしな…じゃあ、きゅうべえを呼ぶぞ」

 

「……ええ」

 

「おい、きゅうべえ、出てこいよ」

 

「…なんだい?かける」

 

かすかな音と共に、何もない空間からきゅうべえが出てくる

 

「きゅうべえ、俺と…契約してくれ、願いは、一度だけ自分のタイミングで願いを叶えることが出来ることだ」

 

「…つまり、願いを叶える時を自分で決められるようにする、ということかい?」

 

「ああ、一応聞いておくけど、願いを増やすとか、本当に何でも願いを叶えられるようにする、とかはなしだよな?」

 

そんなことが可能なら、どれだけ楽なことか…

 

「もちろん、無しだね」

 

「やっぱりか…じゃあ、きゅうべえ、この願いで契約をしてくれ!」

 

「…契約は成立だ」

 

きゅうべえがそういった直後、とても嫌な感覚が込み上げてきた、胸焼けがさらに酷くなったような、そんか感覚だ

 

「うあ…………くっ…」

 

「解き放ってごらん、その新しい力を!」

 

しばらくすると、その感覚は消え去り、代わりに脱力感のようなものが体を襲う、そして、気がつくと俺の右手には俺の魂…ソウルジェムがしっかりと握られていた




読んでいただきありがとうございます、契約については個人的解釈ばかりですがどうかお許しを

感想、意見、ご指摘、何でも大歓迎です!
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