・・・アイエエエ!?4000人?!4000人ナンデ!?
───な なんだこれは この化け物は!
───甲児!それがおまえの力だ!
───おれの!おれの力
───そうだ兜甲児の力 マジンガーZだ!
漫画版マジンガーZより
「・・・・・謎の巨大ロボットだと?」
”隊長”が所属する部隊を指揮する”将軍”は”G-1ベース”、ブリタニア軍の陸上戦艦、
の艦橋で彼の報告に対しそう聞き返した。
「はい”将軍”!」
「例のアフロダイAではないのか?」
彼のあまりにも空想じみた報告に対し”将軍”は彼の知りうる中で一番現実と思えるものを
挙げるが、”隊長”は強く否定する。
「いいえ違います!ですがすさまじい力を持つロボットです!」
「寝ぼけたことを言うな!そんなもの日本が開発していたなどと聞いたことがない!」
「しかし”将軍”!」
「しかしもヘチマもあるか!」
恐らくこの”隊長”は日本軍から不覚をとって大損害をうけそれで精神に異常をきたしている、
そう心のなかで結論づけた矢先艦橋のオペレーターから報告があがる。
「”将軍”!前方に不明な巨大物体が!」
なに?、と首から下げた双眼鏡を眼前に持っていきオペレーターから示されたほうへ向ける、
そこには”隊長”から報告のあった黒い巨大な人型ロボットが立ちふさがるかのように立っていた。
「じ・・・実在していたのか・・・!」
空想か虚妄だと思った矢先にそれが現れたことに”将軍”はわずかに狼狽える。
「”将軍”!撤退してください!ヤツのパワーは・・・!」
そんな中”隊長”からの進言に対し
「バカな!こちらにはG-1ベースもあるのだぞ!それに一戦も交えず退けるものか!
守備隊戦闘態勢!観測機は砲撃のため情報を!」
”将軍”の命令のもとグラスゴーと機動戦闘車からなる守備隊は謎の巨大ロボットを迎え撃つべく配置につき、観測機はG-1ベースへロボットの進行速度・位置、風速など砲撃に必要な情報を送る。
「”将軍”!守備隊配置に着きました!」
「観測機からの情報受信、諸元入力・・・・・・主砲発射体勢、いつでも撃てます!」
「まず我がG-1ベースが口火を切る!主砲撃てーッ!」
「巨大ロボットの付近に着弾!」
「次いで守備隊攻撃開始ッ!」
G-1ベースの砲撃を皮切りにグラスゴーが、機動戦闘車が砲火をあげ巨大ロボットへ攻撃する。
たちまちのうちロボットは砲火へと飲まれていく。
「これだけの攻撃だひとたまりも・・・・?!」
彼の常識においてこれほどの攻撃を受ければいかなるものをも打ち砕く!そう思っていた、
だが.......
「き、巨大ロボットに損傷認められません!」
「なんだとぉッ!?」
砲火が晴れ、攻撃の効果を確認したオペレーターからあげられた報告に”将軍”は驚愕する。
いくら【合金Z】とといえどこれは度を越している!、そう思った矢先ロボットは部隊へと飛び掛かるように襲い掛かる!
「砲撃だ!主砲の次弾装填が出来ているのなら砲撃を...!」
「ダメです!展開しているグラスゴー、機動戦闘車両隊にヤツが急速接近!デンジャークロース!!同士討ちになります!!!」
なんだと?!と”将軍”は驚愕しているうちにロボットは機動戦闘車隊が展開する高速道路へと接近する、そして高速道路をなぎ倒し機動戦闘車をその拳で殴りつけ破壊しあるいはつかみ上げ握り潰し、乗員は慌てて飛び出して難を逃れ、無造作に放り投げビルにぶち当たる。
「な、なんというパワーだ?!」
そのパワーに”将軍”はまたしても驚愕する、そして巨大ロボットはグラスゴー隊へと襲い掛かった。
グラスゴー隊は”隊長”の部隊がそうされたように蹴散らされる、だがあるグラスゴーはロボットがもたらす破壊の中をかいくぐってロボット
の足元を殴りつけた、がしかし殴りつけた腕はヒジのあたりでぽっきりと折れ、そのグラスゴーは折れた腕を呆気にとられた様子で見返しロボットに蹴飛ばされる。
またあるグラスゴー小隊は装備されている【スラッシュハーケン】を隊の全員で引っ掛け引き倒そうとするが、散歩を拒否する飼い犬の様子で引きずられる様をさらしていた。
この惨状を目の当たりにし”将軍”は呆然とする、そこへ”隊長”からの通信が入り、
「”将軍”!再度撤退を進言します!」
「ぐ・・・し、しかし・・・!」
しかし持ちこたえれば増援が来て、と考えるがそこへオペレーターから報告があがる。
「”将軍”!観測機から入電!日本軍の戦車隊が接近中、その中にアフロダイAとみられる機体も!」
それを聞いた瞬間”将軍”の意志は折れた。
「・・・貴官の進言を受け入れる!守備隊は攻撃中止し、秩序をもって撤退!日本軍に無様を晒すな!」
苦渋とはこのことだと頭のスミで思いながらオペレーターへ命令を下し、オペレーターは守備隊へと伝達する。
「ハ!守備隊へ攻撃中止、秩序をもって撤退せよ!繰り返す!秩序をもって撤退せよ・・・・・」
「撤退後はポイントCへ集結せよ!進行する他の部隊へも同様にだ!”隊長”!貴官も速やかに合流されてし!」
通信の向こうからイエス・マイ・ロード!の返答が返り”将軍”は部隊を蹴散らしながら市街地で暴れまわる巨大ロボットへと目を向ける。
その姿をみて”将軍”は、まるで悪魔だ...、そう心のなかで思った。
も、もうちょっとだけ続くんじゃ...。