お前はきっと、この日記に、本音を書いているはずだ。
私が『先生』を嫌いになって、バカなことを考えてる私を否定出来るようになる理由が、必ず書いてあるはずだ。
縋る。
縋り付く。
身体は、未だ重い。
血流の一本一本が鉛に変わってしまったのでは錯覚する程に、身体が重い。
なんとか椅子に座り込んで、息を吐く。
背中がじっとり濡れている。
もし仮に、ここに私に対する悪口が書かれていたとして、私は…
私は、彼を、嫌いになれるだろうか。
嫌いにならないといけないんだ。
なれなかったら、私は、『天邪鬼』なんかじゃない、
『天邪鬼』じゃない私は、私なんかじゃない。
じゃあ、今の私は…?
「…っは…ぁ……」
唇が乾いている、本を開く手が震えている。
存在意義の無い、がらんどうな自分は、生きている価値はあるのか?
今の私は、まだ、『天邪鬼』の筈だ。
じゃあなんで、ここに居るんだ?
少しでも動けるなら、逃げればよかっただろ。
施しも、助けも否定する、小人の時だって、そうして来ただろ。
なんで、私は、ここに居る。
そうだ。
これに、きっと、お前は、弱みを書いてる。
それを広めてやる、お前は破滅だ。
恩を仇で返すなら、それは『天邪鬼』だろ?
「…っ……ぁ……」
激しい鈍痛が、正邪を襲う。
椅子に座っているのに、崩れ落ちそうな気分だ。
意を決して、彼女はページをめくった。
◆◆
今日、医者に言われて、日記を書いてみることにした。
心の病に効くかもしれないらしい。あまり信じていないが。
自分が「病気」だと言われても、あまりピンとこない。
ただ、心の奥のほうで何かが壊れた音だけは、確かに覚えている。
あの子が来なくなった日。
教室の机が一つ、ずっと空席のままで。
私は、間違ったのだろうか。
「変わるんだ」「強くなるんだ」「今のままじゃダメだ」
確かに、そう言った。繰り返した。
あの子の目が、だんだん濁っていったことにも気づいていたのに。
「この子なら、きっとできる」と信じていたことが、
どこかで自分の満足にすり替わっていたのかもしれない。
あの子の「今」を、私はどれだけ見ていただろう。
「理想」だけ見ていた。
「あの子の未来」と言いながら、自分の過去を重ねていた。
私は、「先生」なんかじゃなかったのかもしれない。
でも、それでも、私はまだ誰かの役に立ちたいと思っている。
だからこそ、こんなにも、壊れてしまった自分が許せない。
書くのは、思ったより苦しくない。
思い出すたびに、心が沈むけれど、どこかで自分の輪郭を確かめている気がする。
明日も書けるだろうか。
書く気になったら、また書こう。
◆◆
「………は……?」
…なんだ?これは?
何の、何時の話だ?
病気?あの何にも考えてなさそうな馬鹿が?
内容が分からない、意味も分からない、何もかも分からない。
これは本当にあの男の日記なのか?
あの男を認めたくない、欠点が、弱みがある筈だと信じて来た、だが、これは論外だった。
一層あの『先生』という生き物が理解出来なくなった。
しかし、それだけでは『先生』が嫌いだと、確信を持って言えない。
どこかに、決定的な何かがある筈だ。
そう信じて、私は震える掌でページを捲った。
◆◆
今日、私は終わった。
机を片付けた。ダンボールが足りなかった。写真立ても落として割った。笑っている自分がいた 誰?
「重荷を背負わせた責任がある」と言われた。
じゃあ、あれは愛じゃなかったのか。
私が言った言葉は、あの子を殺す刃だったのか?
あなたは先生らしくない
教頭先生、らしく、って何
電車の音がうるさかった 鳴っていた気がした。止まっていたかもしれない
私の足がどこに向かっているのか知らなかった。
気づいたら、門の前にいた。
呼び鈴を押した。何度も押した。
二度と来ないでください
響いたのは、その一言だけ
私が誰だったのかも、思い出せない。
「先生」はもう、私の皮を被ったまま、死んでしまったのかもしれない。
教えるとは、何だったのだろう。
助けるとは、何だったのだろう。
信じるとは、何だったのだろう。
全部、独りよがりだったのだろうか。
それとも、「あの子」ではなく、「私自身」を救いたかっただけなのか。
そうじゃないなら、誰があの子の心を壊した?
私だ
私が壊した
寒い。
季節は春だったはずなのに。
自分の身体が重い。
動いているのは、意識だけのようだ。
胸に詰まっているのは、後悔か、怒りか、空気か。
わからない。
もう、わからない。
私の中に「先生」がいたのだとしたら、
今はどこに行ってしまったのだろうか。
もう、戻ってこない
◆◆
「な、んだ…これ…」
次のページは、水に濡れたようにページがよれており、文章も走り書きで支離滅裂。
句読点すらままならないこの文章、まるで呪いがかかっていたかのように、絶望が正邪の身体に纏わり付いた。
理解を拒む脳、しかし、直感的に理解できた事はあった。
『先生』は外来人だ。
見慣れない単語がいくつかある、恐らく外の世界のもの。
そして、単純に、知りたくなった。
何故、『先生』は今の自分を『先生』も呼んでいるのか、そう呼べているのか。
ふと、嫌な感じがした。
嫌な感じがした瞬間、正邪はその正体から顔を逸らした。
直視したら、自分が自分でなくなるような気がした。
また、ページを捲る。
◆◆
もう、何日目か分からない。
医者に言われて始めたこの日記も、もはや何のために書いているのか分からない。
そもそも、私は誰だったのか。
「先生」だった。そう思っていた。そう名乗っていた。
でも、その名前がどれほど罪深いものか、私はようやく理解した。
あの子の顔が、ふとした時に浮かぶ。
笑った顔ではなく、疲れ果てて、立ち尽くしていたあの表情。
自分を責めていたのは、私ではなく、あの子だった。
「今のままじゃ駄目だ」
「君なら変われる」
そんな言葉を繰り返した。励ましのつもりだった。支えのつもりだった。
……私は、何一つその子の「今」を見ていなかった。
どれだけ「良かれ」と思っても、人を壊す言葉になる。
「こうなれ」という強制は、人の魂を削る。
それが分かったのは、すべてが終わってからだった。
今さら何をしても、何を悔いても、
あの子が背負った傷は消えない。
私の言葉が、私の存在が、あの子にとって呪いだったのなら、
どうか、忘れてほしい。
名前も、顔も、声も、全部。
あの子の中に残っている「私」という存在を、完全に消し去ってほしい。
そうすれば、きっとあの子は前を向ける。
私という亡霊に縛られず、自分の足で歩ける。
私は、もう、何者でもない。
「先生」でもなければ、「人間」でもない。
もし神様がいるのなら、お願いがあります。
私のことを、世界から切り離してください。
生きている価値なんて、どこにもないのです。
あの子が私を憎むなら、それでいい。
でもできることなら、最初から「いなかったこと」にしてください。
……夢でも見ているようだ。
外は白く霞んで、目の前の景色が歪んでいる。
眠っても、起きても、現実感がない。
もしかして、もう私は、
死んでしまっているのかもしれない。
◆◆
理解が出来ない、理解を拒んでいる。
咀嚼して、飲み込むまでに何十年も掛かりそうだ。
嫌な感じがする。
考えていたら、私はドロドロに溶けて、霧散して、大気や海に散ってしまうような気がして、考える事を辞めた。
見たいのは、弱みと、嫌いになれる理由だ。
もう、考えたく無い。
心を殺して、正邪はページを捲る。
◆◆
今日もあの子と働いた。
可愛らしい帽子を被った座敷わらし。看板娘で、笑顔で元気をくれる。
こっちが何も言わなくても、空いた皿をまとめてくれるあの仕草にも、いつも救われる。
……何でもない、たわいのない日々だ。
配膳して、洗い物をして、雑巾を絞って。
昔の私は、こういう日々に意味なんて見出せなかった。
「何かを教えること」こそが私の存在価値で、
「誰かを理想へ導くこと」こそが正しいと思っていた。
でも、どうだろう。
何もしていないように見えるこの暮らしの中で、私は、
「ありがとう」と言われている。
「今日も会えてよかった」と、笑いかけてもらえる。
それは、何かを“成し遂げた”わけでも、
誰かを“変えた”わけでもない、ただ「ここにいた」というだけで。
……そうか。
あのときの私は、「変えること」しかできなかった。
「支えること」「受け止めること」が、まるでできていなかった。
あの子の「今」に寄り添わず、「あるべき姿」を押しつけていた。
「先生」という名前の下で、私はただ、“誰かの人生を壊した”んだ。
けれど、この幻想郷でようやく私は気づいた。
誰かの人生に必要なのは、「正しさ」じゃないのかもしれない。
たとえば、うまく話せない子がいたとして、
私ができるのは、「こう話せ」と教えることじゃない。
「うまく話せない君も、ここにいていいんだよ」と伝えることだ。
私が本当に欲しかったのも、それだった。
誰かに「そんな君でも、君は君だよ」と言ってもらうこと。
だから、今の私を、認めようと思う。
昔の「理想の先生」ではない。
失敗して、逃げて、ただの居酒屋の店員になった私。
けれど、少しずつでも、人と笑い合えるようになった私。
「今の私」でも、誰かの側にいていい。
そう思えるなら、それでいいんじゃないか。
……もう一度、誰かに何かを伝える役目を持てる日が来るなら、
今度は、「あるがまま」の隣に立てる人間でありたい。
◆◆
ページを、捲る。
◆◆
あの人が来たのは、たまたまだったらしい。
白髪の女の人で、どこか凛としていて、だけど静かな話し方をする。
「この時間帯、ここにいるのは珍しいですね」と常連が言っていたから、いつもは来ない人なのだろう。
最初は、ただ酒を飲みに来ただけの客だった。
けれど、隣の席にいた娘が騒ぎ始めた。
酒に酔っ払いながら人に絡んで、明らかな嘘で自分を誇大し、そして泣き上戸で自分の無力さを嘆く。
明らかな迷惑客だったが、暴れられて店を破壊されて困るので、私がその客に付きっきりで付き合っていた。
一、二時間経った頃、水のように酒を浴びた客はとうとう潰れて、白髪の女の人が。
「子供の相手は、大変だと思うか?特にこの子の様な時期の子は、やはり難しい」
そのとき、私がつい口にしたのだ。
「子どもは、嘘と無力さを往復しながら、少しずつ言葉と世界を学んでいきます、私達は、そんな彼らを否定せず、認める事で彼らを健全に育てていくものです」
正直、誰に言ったでもない、答えとして挙げたものでも無い。
自分の在り方を再確認するための、ただの独り言だった。
あの白髪の人――上白沢慧音さんという――は、ふっとこちらを見て、こう言った。
「今、あなたが言ったこと。教える立場の人間じゃなきゃ出てこない言葉だな」
そして彼女は、酒をひと口飲んでからこう続けた。
「もしかして、教職経験でも?」
私は、何も言えなかった。
大手を振って、はいそうですと言いたくなかった。
「もしあなたに、その気があるなら――寺子屋の副担任をやってみないか?」
冗談だと思った。
私は、人の人生を狂わせた。
もう“先生”を名乗ってはいけない。
でも彼女は、「だからこそ、頼みたい」と言った。
「失敗を知ってる人間の方が、子どもと向き合える」と。
店を閉めたあとも、その言葉が頭から離れなかった。
彼女は、私の失敗を何処か見透かしていた、気がする。
再び“先生”になるということは、
過去の自分を赦すということだ。
でも、それは赦してしまっていいものなのか?
忘れちゃいけないはずじゃないのか?
……けれど、ふと思った。
もしも、今の私が“先生”として、
誰かの「今」を否定せずにいられるのなら――
誰かの隣で、「それでも、君は君でいいんだよ」と言えるのなら――
それはきっと、昔の私がなりたかった“先生”より、
ほんの少しだけ、人の形をしているんじゃないか。
明日、慧音さんのところに行こうと思う。
私は『先生』なんかじゃないけれど、
もう一度だけ、なってみたい。
ちゃんと、“今の私”で。
◆◆
…捲る。
◆◆
今日は気温が高かった。
魔法の森は心無しか湿度が高くて、少しばかりキノコの胞子が多く飛んでいた気がする。
この場所の地理も覚えてきた頃で、滅多に人が住まない場所といっても、住めば都、といった言葉が身に染みた。
この空き家を譲ってくれた彼女には、また礼を送ろうと思う。
昼頃には寺子屋に居た、教室の障子を少し開けて、風を入れたら、近くの竹林を通り抜けた風が涼しかった。
風鈴の音が、妙に懐かしく感じた。
子どもたちは元気だ。
廊下を走るなと言っても、どうしても走る。
でも、言うとちゃんと謝る。
嘘でも、そうしてくれるだけで、なんだか安心する。
今日の授業では、ひらがなの「ぬ」と「ね」を取り違える子がいた。
すぐに正そうとしたが、隣の席の子が先に気づいて、そっと教えていた。
偉いなと思った。
……それだけのことなのに、涙が出そうになる自分に、まだ戸惑っている。
こんなにも優しい風景が、この手にもう一度戻ってくるなんて、思ってもいなかったから。
それでも、時々怖くなる。
自分がまた、あのときのように、誰かを傷つけてしまうんじゃないか。
何気なくかけた一言が、子どもを追い詰めてしまうんじゃないか。
子どもたちは、思っている以上に脆く、そして強い。
その両方を見誤らないようにと、毎日言い聞かせている。
寺子屋の仕事は忙しいが、楽しい。
慧音先生には本当に感謝している。
自分のことを「先生」と呼ぶ子がいて、思わず返事をしてしまった。
少し前までは、その言葉が怖かったのに。
今は、重く、けれど温かく胸に落ちる。
昔のように、あれこれ理屈を並べて教えるのではなく、
子どもたちの目線に立って、声を聞こうと思う。
何もかも正しく教えようとしなくていい。
たまには間違えたって、迷ったって、子どもたちはちゃんと見ている。
私の背中を見ている。
……それが少しだけ、誇らしい。
明日も、風が吹くといい。
◆◆
「…クソ」
捲る、捲る、捲る。
「………クソ…っ」
捲る、捲る、捲る。
何度も何度も捲って、見つけられない。
頼むから、私を目障りに思っていてくれ。
厄病神だと言ってくれ。
偽善であってくれ。
お前を、嫌いで居させてくれ。
私を、『天邪鬼』のままにしてくれ。
そして、日記の最後に辿り着く。
書いてあるとしたら、ここしかない。
気絶しそうなまでの頭痛がする。
かき混ぜられた心が吐き気を催す。
今にも泣きそうな瞳が、最後の日記を弱々しく睨み付けた。
◆◆
正邪という妖怪がいる。
噂でしか知らなかったが、今日ようやく名前を本人の口から聞いた。
実のところ、私は彼女のことを何も知らない。
どんな過去を歩み、何を憎み、何を望んできたのかも。
ただ、気がつけば彼女はあそこにいて、息をして、苦しんで。
怒って、怒って、泣く様に怒っていた。
私は、また「誰かのために何かをしたい」と思っている。
今度は間違えないようにと願いながら。
優しさが偽善に見えるなら、それで構わない。
私が本当に望んでいるのは、
『誰かにとって、“今の自分”でも悪くないと思える時間』を用意することだ。
彼女が、私を嫌ってくれてもいい。
だけど、あの子が、自分を全部否定しなくて済むようになれば……
それだけで、私はもう十分に報われている。
——私はまだ、『先生』と呼ばれたいと願っている。
けれど今は、それが“誰かの役に立てる名前”であるなら、それでいいと思える。
◆◆
「………」
目の前の文章を握りしめた。
くしゃり、と音が鳴る。
震える指先がページを破きそうになる。
けれど、力が抜けない。
脳が、焼ける。
事実が、焼きついて離れない。
———『先生』は、本当に私のために接していた。
私が『偽善』だと信じていた優しさは、全部、本物だった。
目障りだとか、邪魔だとか———
そんな言葉は、一言もない。
あるのは、ただひたすらな『心配』だけ。
「……ぁ……あ……あ……」
喉の奥から、音にならない嗚咽がせり上がる。
怒りでも、悔しさでもない。
何かが、どろどろと溢れてくる。
もう、認めるしかなかった。
私は、『先生』を———もう嫌いになれない。
必死に嘘をつこうとしても、心が嘘を拒絶する。
「……ぁああ……ああああ……」
他者に反発し、助けを払い除け、嘘で人を欺いて———
私は、そうやって生きてきた。
それが、『天邪鬼』のやり方だった。
でも――もう、無理だ。
「っぁああああああっ!!」
『先生』を嫌えない私は、『天邪鬼』じゃない。
『天邪鬼』じゃない私は、妖怪として、破綻してる。
ボロボロと、アイデンティティが崩れ落ちていく。
私が守りたかった『核』が、音を立てて崩れる。
……いや、本当は、最初から崩れ始めていたのだ。
『先生』と出会った、その瞬間から。
見ようとしなかった。気付かないフリをして、嘘で塗り潰してきた。
だって———気付いたら、私はがらんどうになる。
何も持たないただの空っぽに、なってしまうから。
「ぁあああっ!!っあああああ!!!」
私は、嫌いになることで、自分の正しさを保ちたかった。
だから、嫌おうとした。
でも、嫌おうとすればするほど、ヒビ割れは深くなった。
手元の日記を、思いきり投げつける。
痛む体が悲鳴をあげても、情動は止まらない。
この叫びをすべて吐き出せる場所なんて、どこにもなかった。
日記には、『今を認める』と書いてあった。
———-そんなこと、できるはずがない。
私の全ては、『天邪鬼』であることなのに。
『天邪鬼』じゃない私は、もう、何もない。
人間と妖怪を、同じにしないでくれ。
お前は、私がどんな妖怪かも知らないくせに———
「……ぁっあああっ……ああああ……っ……」
嗚咽のたびに、胸の奥が冷たくなる。
まるで、自分自身が流れ出してしまっているみたいだった。
ふらつく足取りで、ベッドの前まで来た。
痛みなんて、心に届かなかった。
もう、何も考えたくない。
ただ、眠りたい。
体が傾く。
重力に負けるように、崩れ落ちる。
震える指先を、ぎゅっと握りしめた。
砕けた『私』を、手のひらで集めるように。
……その時。
ふいに、あの言葉が蘇った。
『もっと自分を大切にするんだよ』
それだけが、全身を締めつけて、離れなかった。
正邪の言う『嫌な感じ』。
これの正体は、正邪の『天邪鬼』としての勘であり、虫の知らせみたいな物です。
これが何を示すかは、また今度お話しします。
そして、日記の内容。
正邪は理解せずに読んでいましたが、ここに『先生』の思想が詳らかに記載されています。
それらは全て時系列に沿っていますが、時間は飛び飛びです、日記ですから。
『先生』が何をして、どうなって、どう過ごしていたかは、皆さんの想像にお任せします。