もしもVの知力が0. 1だったら   作:正拳突き

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戦術や戦略なんていりません。
圧倒的な武力でのゴリ押しが正義です。


ACT-1
01 ジャッキー • ウェルズの憂鬱


ジャッキー•ウェルズは頭を抱えた。

何せ目の前には死体の山、それもただの死体じゃない。ある者は頭をショットガンで吹き飛ばされ、またある者は手足をバラバラに切り取られている。

 

だが、まだ人間と判断できる連中はマシだ。ヒドイ奴らは細切りのひき肉にされている。しばらくハンバーグは食わないと誓ったジャッキーは重い腰を上げてゆっくりと、この地獄を作った張本人に話しかけた。

 

「おい、V!そのくらいにしとけ。俺達の仕事はターゲットの救出だ、スカベンジャーを皆殺しにする必要ねーだろ!」

 

「でもよ、ジャッキー。コイツラ死体から剥ぎ取ったクロームやら宝石とかを大量に持ってるんだぞ。殺せば殺すだけ儲かるんだ」

 

そう言いながら淡々と金目の物を集めているのは、ジャッキーの相棒にして親友のVだ。Vは本当に強い、この前もタイガークロウズの殺し屋部隊に襲撃されたが、ソイツらを5分で血祭りにあげた後、連中の武器を売っぱらいその金でピザを食べに行ったくらいだ。

 

だがVには一つだけ、一つだけ重大な問題がある。

それは_______

 

「________V!ターゲットのサンドラ•ドーセットは何処にいるんだ?」

 

「っえ?…ああ、多分そこの氷風呂に入ってる奴じゃね?」

 

Vが指を指したところを見ると、確かに女が氷風呂に全裸で入浴していた。

 

「おい!分かってるなら早く助けてやれよ!!死んじまうだろうが!!」

 

「悪い悪い、ついクローム集めに夢中になってて!」

 

知力が低すぎるのだ。この前、知力を測定出来る機械にVを繋いでみたところ出た数値は0.1。クイックハックどころか、パソコンの普段使いまで怪しい程だ。

どうも歴代で最低レベルに低いらしく、その後Vは【ナイトシティー1のバカ】のレッテルを貼られてしまった

因みにVはその称号を気に入ってるらしい。本人曰く

「一番は良いことだろ?」との事。

 

 

その後ジャッキーの適切な処置により、サンドラは一命を取り留めトラウマチームに運び出されていった。

(その際、Vが興味本位でトラウマに近づき撃たれたが…)

 

 

『ご苦労さん、ターゲットは無事救出。文句無しの成果や』

 

「おうよ。それとだがワカコ、またスカベンジャーのクロームやら売れそうなもんが大量に集まったんだ。いつも通りアンタのとこで売ってくれないか?」

 

フィクサーの仕事以外にもVとジャッキーには副業がある。殺した奴らからはぎ取ったクロームや、チップを闇市で売りさばくのだ。勿論、2人にはそんなコネは無いので何時もワカコに仲介をしてもらっている。

 

『この前売ったのは6日前やないか…アカンアカン、そんなペースで売りさばいたらクロームの価値が落ちてまうわ。もう1週間くらい寝かしとき』

 

『しっかし、そんなにぎょーさん集められるもんやなあ。素直に感心してまうわ』

 

「まあ…アイツは町中にいるギャングとかも平気で襲うからな…バイト感覚でやってるよ」

 

実際、「ちょっとコンビニ行ってくる」と言った3分後、返り血を浴びたVが笑顔で帰って来たことは記憶に新しい。

 

『空恐ろしいな、まあええこの調子で頑張ってな』

 

ワカコとの通話が切れ、ふーっとため息をする。自分はVの事を相棒として本当に信頼してはいるのだが、あの猪突猛進ぶりは何とならないかと常々思う。

 

今日の仕事もVに「音を出すなよ」と話したすぐ後に

「分かった!」と言いながらショットガンで敵の頭をブチ抜いたのだ。その後は一方的な殺戮ショーが繰り広げられた。

 

「ジャッキー、何疲れた顔してるんだよ。寝不足か?今日はちゃんと寝ろよ」

 

お前のせいで疲れたんだよ、と言いそうになるのを抑えジャッキーはエレベーターのボタンを押す。

俺とVなら絶対にこの街の頂点、伝説になれる。Vの足りない部分は自分が補えばいい。それでこそ真の相棒なのだ。

 

「ありがとよチューマ゙!そうさせてもらう。でもその前に飯だ、腹減って仕方がねぇよ」

 

「だな、今日はピザが食いたい」

 

その後2人は飯を食い、飲み歩いた。しかし、先ほどの騒ぎでワトソンが封鎖されてしまい、家に帰れたのは翌日の夕方だった。

ママ•ウェルズに大目玉を食らったのは言うまでもない。

 

 




Tバグ「そういやアタシの出番は?」

ジャッキー「無いな、敵は全員Vが倒したし」

V「バグも仕事しろよ、働いた後に食う飯は美味いぞ」

Tバグ「((#^ω^)」
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