もしもVの知力が0. 1だったら   作:正拳突き

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たまにはシリアスも必要だよね


05 メジャーで会おう

失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。

 

「ジャッキー!ジャッキー!いいな お母さんやミスティのことだけを考えろ!!今はそれだけでいいから!」

 

『ウェルズ様の脈拍低下 声をかけ続けて下さい』

 

デラマンがAIらしい無機質な声で俺に話しかける、言われなくてもそうしてる!ジャッキーは腹からどんどん血を流していって顔が青白くなって、息もだんだん吸わなくなって、鼻からゼリーみたいなのが飛び出てる。

 

どうしてこうなった?途中までは全部上手くいってたのに。

 

ジャッキーとメイルストロームをボコった後、俺たちはエブリンっていう依頼主とジュディっていう女の子に会った。2人は俺にBDを見せようとしたらしけど、途中から俺よりもジャッキーの方が適任とか言い出して結局俺はBDを観るジャッキーを眺めながら二コーラを飲むしかなかった。

 

途中ジャッキーが

「うへぇ…ヨリノブのキ◯タマ触っちまった!」

とか言い出して飲んでたコーラを吹き出したんだ。

 

でその後エブリンから仕事の内容はアラサカのチップを盗むこと、そしてフィクサーを通さずに直で仕事を受けようと誘われた。凄い悩んだ…俺もジャッキーも金は欲しいし、アイツは特にバイクのローンもあるから滅茶苦茶迷ったと思う。

考えて考えた結果断った。だって金に流されるとかダサいし…レジェンドぽくないから。

 

そんでその後はアフターライフで酒のんで、大物になるぞ!ってお互いに夢を語ったあとデクスやTバグ達と一緒にサクセン?を話した。

 

正直そんなメンドウなことしないで、正面から突っ込んでチップを強奪するじゃダメなのか?って聞いたらジャッキーに引っ叩かれてみんなにも呆れられた。なぜ?

 

結局、会議は俺抜きで続いて俺はジャッキーの言う通りに動くってことになった、その後が傭兵を初めて1番楽しかった。

 

初めてデラマンに乗って騒いだり、ジャッキーとお互いのスーツ姿を写真に取って

「「似合わね〜」」って笑いあったり

 

バグがアリストテレスの名言を話したり、フラットベッドを壁にぶつけて壊しかけた時は焦ったけど、コレからデカい仕事をするぞ!って感じがしてスゲー楽しかった。

 

でもそっから先はジェットコースターっていうか…天国から一気に地獄に叩き落とされたんだ。

 

チップを盗んだけどヨリノブの部屋に突然、ヨリノブとあのサブロア•アラサカがやってきて喧嘩しだしたかと思ったら突然サブロウの首を絞めて…ヨリノブは父親を殺した。

 

その後サブロウのボディーガードらしい男が来てヨリノブと何か話して部屋を出て行った後、俺たちは直ぐに逃げるためにバグにコールした。早く扉を開けろ!って

 

バグは死んだ…たぶんランナーに脳を焼かれて

 

でもアイツが最後の力で扉を開けてくれた、お陰で俺たちはベランダに出られたんだ。

 

でもその後すぐにドローンに見つかって俺たちは撃たれた。何とか逃げ切って俺はかすり傷で済んだけど、チップを入れてたケースが壊れてどんどんチップが劣化していく。エブリンに電話で聞いたらチップの劣化を防ぐために俺たちのどっちかに入れろと言ったら、ジャッキーが迷わず自分に入れた。

 

そん時俺はジャッキーは腹から血を出して今にも死にそうな顔をしてることに気づいたんだ。

 

「ジャッキー!スーパージェットを打て!アレ打てはすぐ元気になるだろ?!」

 

でもジャッキーはボケットの中を探した後に

 

「悪いなチュマー…今日は持ってきてねーんだ…」

 

って苦しそうな顔で答えるんだ!!

 

俺は敵から銃を奪うと、近くにいたヤツラを全員蜂の巣にしてやった。ジャッキーを1秒でもリパーのとこに連れて行かねぇと俺の頭の中にはチップとか夢とか、もう全部どうでもよくてアイツのことだけしか考えられない。

 

でもこのホテルにはいたんだ…アダム • スマッシャー 生きる伝説…最強のソロ、こんな状況じゃなければサインをねだってたかも知れねーのに…ヤツが銃を向けてきたから俺は敵から奪ったフラググレネードのピンを抜いた。

 

サンデヴィスタンの加速じゃあ絶対追いつけねぇ…何の根拠もないが俺は直感ですぐに分かった。だからグレネードの爆風で吹っ飛んで一気にヤツに近づいてやった!

 

流石のスマッシャーもコレにはビビったらしい、それりゃあ俺の生身の脚は爆発でグチャグチャになったからな。でも脚の1本や2本なんて安いもんなんだ…ジャッキーの命に比べれば。

 

俺はそのままの勢いでゴリラアームでアイツの顔をぶん殴る、俺がインプラントを入れてるのは腕だけじゃない。関節とか肩までもだ。

「最強のパンチを打ちたい!」ってヴィクにお願いしてツケで入れさせてもらったんだ。

 

ナイトシティ最高のリバーが整備した腕の調子は絶好調!あのスマッシャーを思いっきり転ばせて顔面を凹ませてやった。

 

でも俺の腕はへし折れた。そりゃあヴィクからも

「いいかV、コレは本当に追い詰められた時だけ使え。お前さんの安物だ。この衝撃に耐えられない、いいな?俺の言葉を忘れるなよ」

って念を押されてたからな…寧ろ俺の上半身が吹っ飛んでもおかしくない威力だったのによく耐えてくれたよ。ありがとなヴィク。

 

俺はここにいない友達に感謝をするを目を閉じた。俺の手足はボロボロで這いずりまわる事すらキツイってのに、スマッシャーは顔がちょっと凹んだだけ。100回やっても勝てる気がしねー

 

「今のはいいパンチだったぞ小僧、だが自分のパンチで大怪我をしたら本末転倒だな」

 

その言葉を聞いて思わず笑っちまった、俺のパンチはスマッシャーに認められたんだ。あの世でもきっと自慢のネタになるに違いない。とにかくジャッキーが逃げる時間は稼げた、もうそれで十分だ。

 

でも俺は死ななかった、スマッシャーがデラマンに吹っ飛ばされたから。

 

「V!つかまれ!!!」

 

「ジャッキー!!」

 

先にデラマンに乗せてたアイツがドアを開けて俺を手を伸ばしてくる。俺はその手を無事な左腕で掴むとそのまま車内に飛び込んだ。

 

「デラマン吹っ飛ばせ!」

 

『了解です』

 

ジャッキーの言葉通りデラマンがとんでもないスピードで街を走る。途中ドローンが追って来たがソイツらさえも振り切ってしまった。

 

「ハァ…ハァ…ジャッキー…クソっ…せっかく逃げれたのに…」

 

グレネードで吹っ飛んだ足からはスゲー量の血が流れてなんか骨みたいなのも見えてる。

 

あっこりゃあダメだわ。

ジャッキーよりも先に俺が死んじまう…せっかく仕事もやってスマッシャーからも逃げ切ったってのにコレで終わりかよ。 

 

「うっ…大丈夫だV…お前は死なねぇ」

 

そう言うとジャッキーはスーツの内ポケットから無いはずの物を取り出した。

 

「スーパー…ジェット?何で?持ってきてないって…?」

 

「ラストエリクサー症候群ってやつか?残り1つしかないアイテムってついケチっちまうよな…」

 

ジャッキー笑いながらは自分じゃなくて俺にスーパージェットを刺した、途端に痛みが引いて元気が湧いてくる。

 

「ああ!ふっ!ジャッキーお前何やってんだよ!?どうして俺に?!」

 

「そう…怒鳴るなよ…V、お前はきっと大金持ちになれる」

 

「違う!俺たち2人で金持ちになるんだ!!そんでデッカイ家を買って俺とお前とミスティの3人で暮らそう!」 

 

「ああ…ミスティの…言う通りにしとけばなぁ…」

 

ジャッキーの目がゆっくりと虚ろになっていく、バカな俺にだって分かる、少しづつ死んでいってるんだ。

 

 

「頼むデラマン!リバーのとこに連れてってくれ!誰でもいいから!!」

 

『申し訳ございません、既にデクスター • デショーン様より規定の行路で料金をいただいておりますのでソレは出来かねます』

 

「いいから!言う通りにしねぇとぶっ壊すぞ!!」

 

俺はオマハを車のモニターに向ける、言う事を聞かねぇならネジの1本までバラバラにしてやる。

 

「いいんだ…デラマン…このままでいい、目的地まで行ってくれ…」

 

「ジャッキー!」

 

「気に病むことはねーよ…ヴィンセント…俺は一足先に伝説になるんだ…」

 

ジャッキーは首に差し込んでたチップを取り出しすと、俺の首に差し込んだ。

「あとは頼んだぜ…相棒…!」

 

ジャッキーはそれから1言も話さなくなった。

 

『ウェルズ様の死亡を確認、お悔やみ申し上げます』

 

「うわああああああああああああああああああ!!!!!」

 

声が止まらない、この感情はなんだ?怒り、悲しみ、絶望、無力感、自分が自分でないみたいだ。抑えようと必死になっているのに強く振った二コーラみたいに俺の中から何かが溢れていく。

 

『V様、エクセルシオールプランではお客様が死亡なさった場合にご遺体の搬送先を選べます。イカガナサイマスカ?』

 

「ママ•ウェルズ…家族の元に届けてやってくれ…」

 

『かしこまりました。本日はご利用いただき誠にありがとうございます。よろしければ今回のご乗車の感想をレビューして下さりますと、次回ご乗車の際に10%割引のクーポンが_____』

 

「_____いいから早くやってくれ!!」

 

俺が大声で叫ぶとデラマンはジャッキーを乗せて走っていった。

 

「じゃあな…チューマ…またメジャーで会おうぜ」

 

俺の言葉は誰にも届かなった。

 

 

デラマンが乗せて来たモーテルはデクスから、何かトラブルがあった時に落ち合うと言われた場所だ。トラブルしかないがとりあえずエブリンにチップを渡して、報酬をもらったら隠れればいい。ますばボロボロの足と腕を直してジャッキーとバグの家族に金を渡そう。そんなことを考えながら俺は唯一無事な左腕で這いずりながら約束の部屋の前に着いた。

 

「デクス!俺だVだ!開けてくれ!」

 

ドアが開くとそこにはとても神妙そうな顔のデクスとそのボディーガードがいた…右手にはハンドガンを持っている。

 

「酷い格好だなVジャッキーはどうした?」

 

「死んだよ、俺のせいで」

 

デクスは何を当たり前のことを聞いてるんだ?ジャッキーがいないんだから何かあったくらい分かるだろ。

 

「チップは?」

 

「ちゃんと持ってきたぞ!」

 

「この野郎!余計な事をしやがって!!」

 

ボディーガードの奴が俺を引きずって部屋の中まで運び込む、デクスは本気で怒った顔で俺の顔にハンドガンを向けて来た。

 

「何でだよ?俺は言われた通りに仕事をしたぞ!」

 

「誰がサブロウを殺せと言った?街中でニュースになってるんだぞ!お前みたいなバカに仕事を頼んだ過去の俺をぶん殴ってやりたいよ…!」

 

クソっ、デクスは俺を始末するつもりだ。普段ならコイツら程度なら2秒で殺せるのに…でもジャッキーが助けてくれたんだ、絶対に死ぬわけにはいかねぇ!

 

「待ってくれ!サブロウを殺したのは俺じゃない!一回説明させてくれ!!」

 

「お前の言い訳なんて聞きたくもねぇ!とっととくたばりやがれ」

 

「やめろぉ!!」

 

俺はデクスに撃ち殺された。




ヴィンセント 男Vの本名
女の場合はヴァレリー
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