もしもVの知力が0. 1だったら   作:正拳突き

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やったぜ 変態サイバーサイコ

昨日は明日が休みなんでリパードクでミリテクアポジーサンデヴィスタンと、アホロートルを入れてから滅茶苦茶人がいる大通りで殺り始めたんや。

市民を切りながら、持ってきたグレネードを3個投げた。
しばらくしたら、無線がひくひくしてくるしNCPDがワシを求めて☆をいっぱい出している。

NCPDの兄ちゃんたちを切りまくったら、先に兄ちゃんがワシの顔に血をドバーと出して来た。それと同時にワシもヒューリーを発動した。
もう顔中鮮血まみれや
ああ〜〜たまらねえぜ。

しばらく殺りまくってからフィニッシャーを決めると、もう気が狂うほど気持ちええんじゃ。

兄ちゃんの腹にワシの白虎を突うずるっこんでやると、腹の中が血と臓物でずるずるして気持ちがいい。
他の兄ちゃんたちも涙を流して喜んでいる。

それからはもう滅茶苦茶に切り合い、殺し合い、死闘を繰り広げ2回もマックスタックを壊滅させた。

もう一度やりたいぜ


09 人間と機械

クラウドで血祭りが起こる少し前、Vはそのクラウドの受付に到着していた。

店全体をを包む妖艶な光は、まるでここに来る迷える者たちの欲望そのものを表しているかの様だ。

店内に入ると受付の女が元気よく挨拶をした。

 

「いらっしゃいませ、雲にも昇る快楽クラウドへようこそ」

 

「エブリン • パーカーはここにいるか?」

 

「申し訳ございません。当店ではパーソナルリンクでお客様と最も相性の良いキャストをマッチングしています。ですのでキャストを直接指名することは出来ません」

 

愛想が良いのは挨拶だけかと思いつつ、彼は引き下がる気は一切ない。例えエブリンを見つけられずとも手掛かりだけは掴み取る気だ。

 

「俺は客じゃない、エブリンがいないと俺は死ぬんだ」

 

「はぁ…」

 

Vは包み隠さず真実を話すがいきなりそんな事を言われて誰が信じられようか。彼がもう少し頭が回れば、あるいわジャッキーがこの場にいれば説明も出来たのかもしれないが、現実とは何時も非情である。

 

「当店には素敵な女性が大勢在籍しております。きっと彼女のことも忘れさせてくれるでしょう」

 

「っえ?どういう意味だ?」

 

『お前は元カノに粘着するロミオ系ストーカーって思われたんだよ。これなら初めっから客として潜入しとけばよかったな』

 

Vも一足遅れて理解する。なるほど、ストーカーと間違われたわけか。ならば紺碧から全て説明すればいいだけだ。

 

「えっと俺はエブリンに依頼されてアラサカから______」

 

「____受付の娘を困らせんじゃねーよ」

 

店の奥から相撲取りみたいに恰幅の良い男が2人出てくる。スキャンをしたところ2人ともタイガークロウズの様だ。

 

「俺は別に困らせてなんか」

 

「迷惑な奴ってのはみんなそう言うんだよ!」

 

殴りかかってきた拳を右脚を軸に身体全体を回転させ、ヒラリと受け流す。NCPDスキャナーでクロウズを始めギャングを一掃しまくったVにとって、この程度のパンチなどサンデヴィスタンを使うまでもない。

 

「なっテメェ!」

 

「いきなり殴るとかお前の方が迷惑だろ」

 

冷静にパンチが空振りし体勢を崩した大男の顎を掴むと、そのまま後頭部を壁に叩きつける。男が地面に蹲った後、壁には大きな穴に血がべったりと付着していた。

 

「この野郎!やりやがったな!!」

 

もう1人の男がピストルを向ける、通常の速度では間に合わない事を察したVはサンデヴィスタンを起動した。

現在彼が付けているのは、ダイナラー製の発動すると普段よりも約2倍の速度で動ける物だ。そのまま自分以外が遅くなった世界で刀を抜き相手の首を斬り落とすと、まるで噴水の様に赤い血が飛び散った。

 

「いやああ!!サイバーサイコよ!」

 

受付嬢がボタンを押すと店全体に爆音の警報が鳴り響く、もう穏便に事を解決するのは不可能だ。

 

『やっぱこうなるんだな』

 

「うるさい!アイツが先に撃とうとしてきたんだ!」

 

『そんなこと言って場合か?直ぐに敵が来るぞ、警戒しろ』

 

ジョニーの言葉にハッとしたVは反論するのをやめ受付の方を見る。そこには顔に血がついた受付嬢が「やめて…殺さないで…」と呟きながら、細い両手で必死に抵抗の構えを見せる。そんなものが何の役にも立たないのは火を見るより明らかだ。

 

「怖がらせてごめん、エブリンがダメならこの店で1番偉い奴に会わせてくれないか?」

 

「うう…マネジャーなら2階の事務所にいるから、お願いだからあっち行って!!」

 

涙でメイクがボロボロになりながらも答えてくれた彼女にVはお礼として、2000エディーを渡すと廊下を駆け抜ける。

店で働いてるドールや客は避難したのか、店内は警報を除けばとても静かだ。

 

「テメェ、よくも仲間を殺しやがったな!絶対に許さねぇ!」

 

「クッソ!」

 

階段の上から3人の男達がサブマシンガンを連射する、Vは殆どの弾丸は刀で弾いたものの防ぎ切れない弾がゴリラアームに被弾し、僅かに傷をつける。

 

(ここで粘られたら不味いぞ)

 

人数差では圧倒的に不利な以上、長期戦はこちらが消耗するだけだ、それを本能で理解しているVは切り札であるフラググレネードのピンを抜き連中に投げた。

 

「グレネードだ!逃げろお!!」

 

1人がピンチに気付き仲間に警告したが間に合わない、そのまま彼らの足元に転がったグレネードが爆発した。

 

狭い室内という事もあり刀が主力武器のVには不利な様に感じるが、実際は嬉しい誤算が2つあった。

1つ目は店の警備に当たっていたのは実戦経験がまるでない素人同然であった事、もう1つは彼らが店を壊す事を恐れグレネード等の爆発系の武器や、銃を乱射出来なかった事だ。

 

そもそもタイガークロウズはここまで大規模な戦闘になるなんて考えいない、だから警備には下っ端のロクデナシが担当し万外一戦闘が起こった際も店を壊し過ぎない様、武器の使用には制限をかけておいた。

 

節約という意味ではとても合理的な判断であるし、そもそもクロウズのシマであるクラウドに堂々とカチコミをする奴がいるなど、常識的に考えてあり得ない。最も、ここにいるナイトシティ1番のバカがその常識を壊したのだが。

 

「おっ効いてる効いてる!」

 

グレネードの爆発によって敵の連携が崩れたところへ、全力疾走で階段を駆け上がる。そのまま頭に破片が刺さった男の首を切り飛ばし、銃を向けてきた男の銃を腕ごと切断し、爆風により地面に倒れている男の心臓に刀を突き刺した。 

 

「サイバーサイコの相手なんて無理だ!マックスタックを呼ぼう!」

 

「馬鹿野郎!NCPDなんて呼んだら俺たちのメンツは丸潰れだぞ!!」

 

「じゃあどうしろってんだよ!」

 

物陰で2人の駆け出しギャングは激しい口論をする。2人は幼なじみでありつい先日タイガークロウズに入ったばかりの新人だ。それまでは店の警備やブツの運搬など、地味な仕事しかしてこなかった中。今回が初めての殺し合いという事で勢いよく飛び出したはいいものの、先程の惨劇を見て彼らは完全に戦意を喪失した。

 

高価なインプラントを買う金も無ければ、修羅場を切り抜けた経験も無い弱者に出来る事は嵐が静まるまで怯えて待つしかない。

 

「大丈夫だチューマ…今はこうして隠れてろ。直ぐに本部から仲間が来る、それまで耐えれば俺たちの勝ちだ」

 

ヒソヒソとチューマに向け話す、この状況でも彼は諦めていなかった。

 

「ああ、ああそうだな。よし、ここは何とか隠れて_____」

 

「_____何だそんなとこに隠れてたのか」

 

 

Vは隠れていたクロウズを見つけると、一切の躊躇もなく彼らを周りに転がっている肉片の1部にする。これもナイトシティにはありふれた悲劇でしかない。

 

その後は連携も出来ずただいたずらに銃を乱射する事しか出来ない素人を1人ずつ切り刻むだけだ。命乞いをする最後の1人を斬り殺すとVは店の最奥の部屋のドアを蹴り飛ばした。そこにはハゲたスーツ姿の男が産まれたて子鹿みたいにブルブル震えていた。

 

この高そうなスーツと偉そうな顔、この男がマネージャーであるに違いない。

 

「よお、アンタがここのマネージャーだな」

 

「エブリンって女ここにいるんだろ?教えるまで帰らないからな」

 

「黙れ!死にやがれ!!」

 

男はピストルでコチラを撃つが今の戦闘でゾーンに入っているVにとっては脅威ではない。そまま刀で弾を受け止め男に向かって弾き返す。そのうちの1発が相手の腹に当たった。

 

「ぐあ……!」

 

苦しそうな顔をする男の首に刀を当てる、もう抵抗は出来ないだろうが念の為だ。

 

「落ち着けよ、俺は話をしに来たんだ。エブリン • パーカーはどこだ?」

 

「はぁ、はぁ、はぁ、何もんだお前…」

 

「いいから答えろ、エブリンはどこにいる?」

 

Vの気迫と腹の痛みに圧倒された、クラウドのマネジャーであり命の危機に瀕する男ウッドマンは隣の部屋をぷるぷると震える指で指す。

 

「そこか」

 

Vがドアを開けると見覚えのある女が半裸で意識を失っている。顔はアザだらけ歯も何本か抜けているが、彼女がエブリン • パーカーその人であるのは間違いない。

 

「どうしてこんな姿に?おい、お前エブリンに何したんだ!?」

 

「ら、乱暴な客がソイツをぶん殴って、俺は彼女を介抱しようとここまで連れて来たんだ!!」

 

勿論嘘だ、昨日ドール達からエブリンの様子がおかしいくなったと報告があった。調べてみると行動チップが破損しておりクラウドのドールとしては致命的、商品としての価値はゼロでしかない。。

ウッドマンは使い物にならなくなった彼女を玩具として弄んだ。誰がどう見ても嘘だと分かるが、ソレを信じるピュアな心を持った男がここにはいた。

 

「そうだったのか、お前結構いい奴だな」

 

『騙されるんじゃねぇ、この部屋を見ろ…ベッドどころか毛布も敷いてないぞ。とても介抱してる様には見えねえ、そして何よりこのロウソクやムチ…差し詰めコイツが犯したんだろ』

 

V1人では騙されていただろうが、ここにはジョニーもいる。彼は至極真っ当なツッコミを入れ騙されるのを防いだ。

 

「お前…彼女に何をした?」

 

「ままま、待ってくれ!金ならやる!命だけは____」

 

嘘がバレたと察したウッドマンはどうにか助かろうと足掻く、しかし彼は崖っぷちではなく奈落へと落ちているのだ。奈落には安全ネットなんて存在しない、Vは彼の頭を刀で後頭部から額にかけて貫く、刃は脳味噌を貫通し当然即死だ。

こうして何をやっても許されると思っていた男、オズワルド • ウッドマンの人生はあっさりと幕を閉じた。

 

『よし終わったな、なら早くソイツを連れて逃げろもうすぐ増援が来る』

 

「分かってるよジョニー、さあ行こうエブリン」

 

優しく彼女の身体を抱き上げだものの、返事が返って来る事は無かった。

 

 

 

「何だ…気持ち悪い…オエ!」

 

何とかエブリンをビルの入り口まで運べたのはいいものの、Vは言葉にはとても表せない程の吐き気と倦怠感で動けなくなってしまう。いつ敵の増援が来てもおかしくないのに、身体が言う事聞かないのだ。

 

『レリックの副作用だな、お前の身体を俺のものにしようとチップが脳を侵食している。そういう意味じゃこれは好転反応ってやつか?』

 

「クソ…こんなとこにいたら不味いのに、動けよ…俺の身体」

 

残る力を振り絞るがそれでも這いずるのが精一杯だ。もしこの状態で敵に見つかれば、デクスに撃たれた時と同じ様に撃たれて終わるだろう、絶望という言葉よく似合う。

 

だが捨てる神があれば拾う神もいる。

 

『そこのあなた、こんにちは見かけない顔ですね。ずいぶんと体調が優れない様ですが、よろしければお飲み物は如何ですか?』

 

 

「え?」

 

Vが声の先に目をやるとそこには自動販売機が置いてあるだけだ他には何もない。

 

『僕ですよ、自販機が話しかけるとは思いませんでしたか?でも苦しそうな人を見かけたら声をかけるのは当然でしょう』

 

「自販機が…俺に何の用だ?」

 

『凄く辛そうでしたので、僕に何か出来る事は無いかと思いまして』

 

「俺はギャングに追われてる…はあ、逃げなくちゃいけないのに身体が動かないんだ」

 

Vは弱りながらも目の前の自販機に、自分の事を説明する。というより、それしか出来ないのだ。

 

『それでしたら僕にアイデアがあります!お連れのセクシーな女性も一緒にそのゴミ箱に入って下さい』

 

「ゴミ箱?」

 

「そうです、騙されたと思って入って下さい」

 

他にどうする事と出来ない以上、Vはエブリンと共にゴミ箱に入り蓋を閉じる。悪臭とゴキブリに我慢しながら隙間からじっと外を眺めるとクロウズと思わしき武装した男達がビルから出てくる。

 

「クソ、一足遅かったか」

 

「まだ近くにいるかもしれない、辺りを探せ!」

 

『これはこれは紳士の皆様、本日はとてもいいお天気ですね!こんな一体どうなされたのですか?』

 

ブレンダが男達に話しかけると奴らの1人がこちらへと歩いてくる、ショットガンを手に持ったままに。

 

(ブレンダ、何やってるんだ!見つかるぞ!)

 

『何やら誰かを探している様でしたが、僕に手伝える事はありますか?』

 

「ああん、自販機のクセに邪魔するな。こっちはサイバーサイコを見つけるのに忙しいんだよ」

 

男は邪険そうにブレンダンに話す、このままではいつ見つかっても不思議ではない。Vはリバティを構え最悪の事態に備える。

 

『サイバーサイコ!?それは一大事じゃないですか!そういえば…先ほど血まみれの男性がブツブツ言いながら向こうへと歩いて行きましたね』

 

「何、それは本当か?」

 

『ええ、ジグジグストリートの方へ向かっていました。どうです?お役に立てましたか?』

 

「おい、目撃情報だ。ヤツはジグジクストリートへ行ったそうだ、そう遠くへは行ってないはずだ!今すぐ車を出せ!」

 

 

男は仲間のと共に車に乗るとジグジグストリートへと走って行った。恐らく彼は自販機の言葉を真に受けたバカとして、明日にはいい笑いものになるだろう。

 

『…もう出て来て良いですよ』

 

「本当にここ臭かった」

 

自分が入っていたゴミ箱を見ると、中には食べかけの弁当や吐瀉物の様な物まで入っている。帰ったらシャワーを浴びようとVは心のメモに書いた。

 

『申し訳ございません。でもこれ以外に方法が思い付かなったもので…』

 

「いいんだよブレンダン、お前がいなきゃ危なかった。にしても、どうして俺を助けてくれたんだ?」

 

『困ってる人を助けるのに理由なんていりません。本音を言うと僕の目の前で流血沙汰を起こして欲しくなかったというのもありますが…』

 

 

Vはブレンダの言葉に深く感動をした、どうやらナイトシティでは人間よりも機械の方が人の心を持っているらしい。

 

「いや、理由が何であれ本当にありがとう!また今度二コーラを買いに来るよ」

 

『ええ、その時を首をなが〜〜〜くしてお待ちしています。まあ僕に首は無いんですけどね!!』

 

ブレンダンと楽しい会話をしたあと、Vはジュディを呼びエブリンと共に彼女バンに乗ってジュディのアパートへと向かった。

 

ブレンダンからサービスで貰った二コーラを飲みながら。

 




このお話を書いてる途中に総UAが2077回を超えました。
本当にありがとうございます。
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