ペルソナ5R of Frame 作:RV
雨宮蓮の小学校時代からの友人
金融機関におけるバンカーとしての父親を持つ
母親は出産直後死亡した為いない
父親との関係は蓮の事件が起きる前は良好であったが現在ではあまり良くはない
蓮に対して何やら罪悪感を抱えているようだが?
高速バスに乗り、東京駅にてバスから降りて電車に乗り、そして桂井咲良は秀尽学園に向かい、校門前にてスマホを開く
年が年だけに校舎内の学生からは不思議がられて見られていた
その時だった
・・・ぼおおおおっ!
「!」
咲良は突如校舎を見るとそこに「赤黒い炎」が立ち上がっていくのが見えた
「!またあの・・・」
そういいながら足は向かうとするが、一度歩みを止めてしまう、だが
(また・・・また見捨てるのか俺は)
そう、思う咲良
その時目に移るは過去のとある景色だった
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
それは、帰りが遅くなった真夜中であった
「んんぅ〜」
「大丈夫か?咲良」
「あぁ・・・少し眠い」
「ごめん、俺が」
「謝んないでよ、親友なんだからさ」
そういいながら歩きながら話していた、その時だった
テォロリン♪
スマホに父親からメッセージが届く
『今日帰れなくなったから着替えを家から持ってきてくれないか?』
というメッセージだった
「お父さんまた・・・はぁ、仕方ないな」
「どうした?」
そう言われ蓮の方を見る咲良、その時だった
赤黒い何かを悍ましい炎が登っていた
「!(クソまたかよ・・・)」
「?咲良?」
「あ、あぁいや」
咲良はその炎を見て少し悩んだ、しかし
「お父さんからいつもの、ごめん先に帰るね?」
「あぁ、大丈夫だ」
「それじゃあまた明日!」
そういいながら、先に帰る咲良
この時はあの炎は所詮気の所為だと、また明日いつものように会えると考えていた・・・けれど
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
それは真夜中、パトカーのライトに照らされ絶望した顔で乗らされる蓮、そこへ
「蓮!!レェン!!」
「!」
叫ぶ咲良、そのことに気づく蓮、されど警官に頭を殴られ無理やりパトカーに詰められる蓮、そのまま警察署へ連れて行かれる所を見る咲良、その瞳には先程と同じように赤黒い、悍ましい炎が先程よりも燃え盛るように映っていた・・・
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
咲良はその光景を思い出していた、だか、それ故に足は進む
「もう・・・見捨てたくねぇんだよ!!」
そういいながら校内に入る咲良
「!?貴様当校の学生ではないだろ!」
そう先生らしき人が咲良を止めようとする、が
「邪魔だッ!!」
そういいながら右の壁向かって飛び、壁キックをして先生らしき人の頭上から左側の廊下へ走る
そうしながら中庭に向かうと炎は屋上から上がっていることに気づき、そしてそこにいるのは顔に痣がある女が今にも飛び降りそうな所にいた
そしてドアを開けて中庭へ入ると同時に屋上にいた女は体を前に出し、文字通り身投げを始めてしまった
「っっ!?」
咲良はドアを蹴破りながら走り、そして中庭廊下の柵から屋根へ、そこから桜の太い枝へ飛び移り、そして脚に力いっぱい入れ飛び出す!!
「とどぉっけぇえええっ!!」
飛んだ衝撃で桜の太い枝は飛んだ後に折れるが、ジャンプ自体は成功する、そして飛び降りた女性を受け止めながら瞬時に前にある壁に向かって背を向ける、その瞬間咲良の背中に強烈な衝撃が伝わり、そのまま今度は地面へ落下を始める
それに対して咲良は頭を支えながら地面へ向けて再び背中を向ける
再び背中に起きる衝撃、そしてそのまま自分の頭も地面へ打ち付けてしまう
「カハァッ!?」
頭に鋭い痛みが走り、そして視界はぼんやりとしていく・・・
されど、意識はギリギリまで手放さず受け止めた女を見る咲良
「・・・あ、あれ・・・」
女は痛みもなく不思議そうに瞳を開けると、抱きかかえられている事、そして咲良に助けられた事に女は気づく
「そ、そんな・・・」
咲良は狼狽えている女を見て、安心を覚える
「よ・・・かっ・・・た」
そういいながら女の頭を撫でると咲良は意識を手放す
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
蓮side
いつもの通りに授業を受けていた、その時だった
廊下を通じて中庭方面を見た男子生徒一人が立ち上がった
「おい!?あれ!!」
信じられないものを見たかのように声を荒らげる
その声に対して公民の牛丸は彼を叱る
「コラァっ!授業中だぞ!!」
そういいながら座らせようとするが、続けて中庭方面を見た女子学生が放つ言葉に牛丸は驚く
「あれ、飛び降りるんじゃ!?」
その言葉に他の生徒達も中庭を見る、そして飛び降りそうな所にいたのは自分の前に座っている女子学生「高巻杏」の友人、鈴井志保であった
「志保!?」
高巻杏は驚きを隠せないまま廊下へ走り出す、自分も廊下へ続けて走り出す、そして中庭を再び見て、ほんの少しの間だけだった、彼女が飛び降りてしまったのは・・・だが、その時だった
「とどぉっけぇえええっ!!」
そう叫ばれた声
それと同時に目に映ったのは鈴井志保を空中で受け止める、古くからの友人だった
「!?咲良!!」
咲良は鈴井志保を守るように壁に衝突、そのまま地面へ落下する
「!志保ッ!!」
高巻杏が一回へ走り向かう
その時坂本と合流する
「お、おい何があったんだよ!?」
「咲良が・・・」
「咲良?誰のことだ?とりあえず俺らも中庭に行こうぜ!!」
そう言われ俺も中庭へ向かっていく
一階へ降りると扉が蹴り壊されているのがわかり、そこを通じて中庭へ向かう
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中庭に着くとそこには頭から血を流しながら鈴井志保を離さない咲良がいた
鈴井志保の方は怪我はないようだがどういうわけか気絶した状態になっていた
「咲良ッ!」
俺はすぐさま駆け寄る
「しっかりしろ咲良!」
「あんた・・・この人と知り合い?」
「友達だ」
そう答えると、近くの救急隊員が二人を剥がしてそれぞれのストレッチャーに乗せようとする・・・が
「っ!?駄目です、左腕が彼女から離れません」
「仕方ない、このまま救急車に乗せるぞ、誰か付き添いを、教職員の方はいらっしゃいませんか!?」
そう言われる教職員達、されど誰も行こうとはせずに立ち往生していた、その時高巻杏が声を上げる
「私が行きます!」
「!では急いで!」
救急隊員はそういいながら二人をそのままストレッチャーに乗せると救急車に乗せる
すると後ろから坂本が声をかけてくる
「なぁ、さっきお前あの女の事を友達って言ったよな?」
「・・・桂井咲良、一応見た目的に女と勘違いされがちだけど男だよ」
「えっ!?ってそんな事よりどうして校内に?」
「さぁ・・・」
言われてみれば謎であった、咲良の事だから他所の校内には余程のことがなければ入ることはしない、けれど校門前から校内、それも中庭、屋上のところまでは見れないはず
何故気づいたのか不思議だった、されどそれに対して考えようとすると、後ろから誰かが焦りながら人混みを抜けていくのが見えた、それは同じクラスの三島であった・・・何か、知っているのかもしれない
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咲良はとある夢を見ていた、それは少年期の記憶であった
「気持ち悪い炎」
唐突に咲良は向かいに立っている男の子へ向けてそういう
「な、なに?」
「気持ち悪い炎が見えるよ」
そう言われ、男の子は怖がり泣いてしまう
その後咲良と対面にいた男の子は先生達によって分けられる、されどその日、帰る時だった
ドガァァァァアアン!!
トラックが歩道へ入り、壁へ激突
その日自分が「気持ち悪い炎が見える」といった男の子が父親と共に潰され、死亡した
原因はトラック運転手の居眠り運転であった
さらに言えばトラック運転手に対してその会社がオーバーワークさせてしまい、それよって起きた事件であった
けれど、そんな事はまだ幼稚園の子供にはわからない話
それどころか、咲良が気に入らなかったからあの子供を殺したと、そう認識してしまった
その後、咲良に対して拒絶を見せる
「化け物!」
「しんじゃえ!」
「人殺し!!」
それを見るまま、と思いきや昼寝の時間、咲良だけを隔離したかと思えば書くことすら躊躇う、虐待の限りを尽くしていく
「この化け物が!」
「気味が悪い!!」
そうされていった咲良、されど咲良はコレは仕方のないことと思っていく・・・けれど、体の傷等を見て咲良の父親は幼稚園に対し訴訟を起こす
結果幼稚園は閉園へ追い込まれ、父親は転居する事とした
その後隣に住んでいた蓮と友人になった、けれど咲良はもう炎の事は口にしないと決めてしまう・・・
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
場面は変わり自宅の中・・・
咲良は父親に詰め寄る
「どうして調べてくれなかったの?!」
そういいながら怒鳴る咲良
これは、蓮が捕まってからそこまで日が経ってない時期の記憶であった
咲良は父親に頼み込んでいた、蓮が暴行などするはず無いと、無実の証拠を探してほしいと、されど断られてしまう
「・・・有罪は確定だ、何より被害者が」
「だから!そんなことありえないのはお父さんは」
「いいか咲良、此度は闇が深いんだ、いいか?良い友人であろうとも見捨てるんだ」
そういいながら父親は咲良に背を向ける
「・・・何・・・言って 」
「見捨てるんだ、そしておとなになれ、咲良」
そう言われ咲良は父親のいる部屋から乱暴に出ていった、そして咲良は他に証言者がいないかどうか探すが・・・結局見つからなかった・・・咲良は結果として「蓮を見捨てた」と思ってしまうのであった・・・
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・
咲良は目を開ける、そこは病室であった
咲良は周りを見ようとした、その時だった
天井から青白い明るい炎が降りてくる
そしてそれは人の姿となるとその炎を払い、中から黄金の瞳をした自分が自分を見ながら笑っていた
「!?」
再び炎が上がるとそれは瞬時に広がる、咲良は咄嗟に目を閉じる
されど熱を感じず目を開けると炎は無く
周りにはナース達がこちらに声をかけていた
「桂井さーん?きこえますか?」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
結果から言えば、自分は頭部に傷を負い背中を主に打撲、けれど命に別状は一応無い
ただし検査等も含め2週間、入院しなければならないと言うのが医者の判断であった
咲良は医者に問う
「先生・・・あの人は?」
「!・・・彼女のことですか?」
そう聞かれるとこちらの目を真面目に見る
「此処から先は独り言として聞いて下さい
彼女は命に別状はありませんが意識が戻りませんので
「えっ!?な、なんで!?」
そういいながら立ち上がる咲良
「・・・理由は何となく分かるかと思いますが、自殺をしようとした所を見るに死にたいと考えていたのでしょう、でも死ねなかった、だから意識を戻さないようにしてるのでしょう、自己防衛の一種と考えて下さい」
「そんな・・・それじゃあ助けたのは」
「無駄じゃありません」
「!」
「貴方は他の人にはできない事をしたんです、無駄と考えないで下さい」
「・・・はい、ありがとうございます」
そういいながら診察室を出る咲良、そのまま
その時、咲良のスマホに赤い目のようなアプリが入った事には咲良自身、気づかずにいた・・・
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
病室に戻ると父親からメッセージが届く
〔医者から事情を聞いた
意図後を救ったそうだな〕
[自殺しようとしていたんだ、助けるのは当たり前でしょ]
そう返信する咲良
〔そうか・・・母親みたくなってきたな、助けずにはいられない、庇護欲の塊のような人だったよ〕
[知ってるし前にも聞いた]
〔そうだったな・・・入院費は気にするな、私が出す
部屋も少しいいところにしてもらえるようにする〕
そう返信されて、咲良は天井をみる
「フン・・・」
その時だった、スマホをよく見ると入れたことがないはずの赤い目のようなアプリがあることに気づく
「コレは・・・まぁいいや」
そう思いながら咲良はスマホを置く
咲良は天井を見ながら、鈴井志保について悩みながら眠りついてしまう・・・
咲良にだけみえる炎
・幼稚園時代から見えるようになった謎の炎
一応、炎に関しては悪い事ばかりでは無く良い事の時には心地の良い炎が見え、その炎はまるで「こう行動しろ」と提案しているかの如く燃えているように見える
一度父親にその事を話すと「直感的に動けるように頭の中でそんなふうに処理されてるのでは?」と言われているが実際は?