バグDバトル、ファイト!! ~正真正銘「言ったもん勝ち」カードゲーム~   作:龍川芥/タツガワアクタ

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⑥恐るべし神山理或! 電脳勇者AAAAの猛攻!

 『バグDバトル』。

 名の通り、バグDを用いた1対1の決闘(デュエル)である。

 対戦者(プレイヤー)はまず、己のバグDを専用のプログラムを通してカード化。更にバグDが持つ機能の一部などがS(サポート)カードとして自動生成され、40枚固定の専用デッキが構築される。当然、バグDやS(サポート)カードを事前に編成し、自分好みのデッキを構築しておくこともできる。

 

 それは言ってしまえば、バグDをカードとして扱うカードゲーム。

 ただし他のカードゲームと違い、バグDバトルのカード、特にSカードには()()()()()()()()()()()()()。互いのプレイヤーは自由な発想で「このカードのこのテキストならこういうことができるだろう」というのを宣言・議論し、それを受けた第三者――審判(ジャッジ)AIが最終的に裁定を確定させる。

 つまりバグDバトルとは、プレイヤーの想像力・発想力、そしてバグDとの絆が試される、真剣勝負(デュエル)にして頭脳戦(ゲーム)なのである。

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 私立愛望(あいぼう)高校内にて。

 今、またひとつ新しいバグDバトルが始まった。

 賭けるモノは互いが持つバグDと、互いのプライド。

 ふたりの少年とその相棒(バグD)が、今、闘志と共にぶつかり合う――!

 

 

▶バグDバトル◀

ファイト vs 理或(リアル)

――FIGHT !!

 

 

「先行は貰う! 俺様のターン、ドロー!」

 

 ▶TRUN 01

 理或(リアル) 手札:5→6枚

    山札:35→34枚

 

 先行は神山(かみやま)理或(リアル)

 彼はDフォンの画面に指を置き、半実体化した立体映像(ホログラム)カードを勢いよく引き抜く。

 そのまま流れるように戦略を組み立てた彼は、対戦相手である拓条(たくじょう)ファイトへ叫ぶ。

 

「例え相手がクソ雑魚だろうと、手加減はできねえってのが俺様絶対の現実だァ。ゆえに! 俺様はS(サポート)カード自動札賭博機(カードスロット)1号】*1発動! デッキの一番上のカードを墓地(トラッシュ)に送り、その価値に応じた枚数ぶんドローできる!」

「! いきなり高レアのドローカードを……!」

 

 理或(リアル) 山札:34→33枚

 

 Dフォンの画面から飛び出た山札(デッキ)、その一番上のカードが墓地(トラッシュ)に送られる。そのカードを見て、理或(リアル)はニヤリと笑った。

 

墓地(トラッシュ)に送られたのは……ははッ、S(サポート)カード【電脳聖剣A(エース)カリバ】だ! コイツは伝説の勇者が使う剣だからなァ、その価値は手札2枚ぶんはあるってのが現実だろうぜ!」

 

 理或(リアル) 手札:5→7枚

    山札:33→31枚

 

 宣言通り、理或(リアル)がカードを2枚ドローする。そして効果を終えたS(サポート)カードが墓地(トラッシュ)に送られる。

 その様子に眉根を寄せるファイト……そんな彼に対し、唐突に声がかかる。

 

『マスター、いきなり相手の山札(ライフ)が減りましたよ!』

「うわ!? オマエどっから――」

『ココです、ココ!』

 

 瞠目したファイトが目を向ければ……声の出どころは、彼の手札の中にある【o-BUG(オーバーグ)ミライ】のカードだった。そのカードの中で、ミライがニコニコと笑っている。

 

「マジか……カード状態でも喋れるのか、オマエ」

『はい! それよりマスター、相手はいきなり山札を3枚も減らしました。バグDバトルは生命(ライフ)たる山札(デッキ)を削り合う勝負。これはわたしたちが有利になったということですよ!』

 

 そうはしゃぐミライ……確かに、バグDバトルはバグDの攻撃によって相手の山札(ライフ)を削り合う勝負。プレイヤーは山札が0になった時点で敗北する。

 つまり、いきなり山札を3枚失った理或(リアル)はその分敗北に近付いた(イコール)不利になった……そうミライが考えるのも無理はない。

 だが、ファイトは首を横に振った。

 

「……違う。有利になったのは理或(アイツ)の方だ」

『え?』

 

 説明の時間は与えられなかった。

 それより早く、理或(リアル)が次の動きを見せたからだ。

 

「そして、当然ドローだけじゃ終わらねえ。プレイヤーは自分ターンに1度、手札からバグDを(フィールド)に出せるんだからなぁ! 行くぜ、俺様は手札からバグDを召喚(サモン)! 特別に見せてやるよファイトぉ、これが俺様の相棒、RPGのプレイヤーキャラのバグD――【電脳勇者AAAA(オールエー)だ!」

 

 理或(リアル)が虚空にカードを叩き付ける……するとどこからか飛んで来たかのように、バグDが(フィールド)に現れた。

 

 電脳勇者AAAA(オールエー):ATK 15*2

 

 伝説の勇者に相応しい、立派な鎧と精悍な顔立ちの人型バグD。

 自らの相棒(バグD)を召喚した理或(リアル)は、更に続けて叫ぶ。

 

「更にAAAA(オールエー)が現れた時、聖剣は勇者の下に舞い戻る現実なんだよなぁ! 墓地から復活しその手に収まれ、【電脳聖剣A(エース)カリバ】*3ァ!」

 

 その言葉に従い、墓地(トラッシュ)から舞い戻った聖剣がひとりでに浮遊し、ぱしんと勇者の手の中に収まる。

 

 電脳勇者AAAA(オールエー):ATK 15→20

 

 聖剣を装備したことでバグDのパワーがアップ。

 それに満足したのか、理或(リアル)は口の端を吊り上げた。

 

「バグDの召喚(サモン)は1ターンに1度まで。そして先行1ターン目は攻撃できない。つまり、俺様はこれでターンエンドって現実だ」

 

 理或(リアル) 山札(ライフ):31枚

    手札:6枚

    場 :【電脳勇者AAAA(オールエー)】ATK 20↑

 

「さあ、テメエのターンだぞファイト! さっさとDフォンからカードを引きな!」

「……ドロー」

 

 ▶TRUN 02

 ファイト 手札:5→6枚

      山札:35→34枚

 

 プレイヤーはターンの初めに、山札の上からカードを1枚ドローする。これはバグDバトル絶対のルール。

 もうバグDバトルは始まってしまった……ファイトは促されるままに、Dフォンからカードを引き手札に加える。

 

 と、手札のミライがまた声を上げた。

 

『相手(フィールド)にはパワー20、つまり直接攻撃(ダイレクトアタック)でマスターの山札(ライフ)を20枚削れるバグD……ですが、わたしも負けてません! マスター、わたしを(フィールド)に召喚してください!』

(……今オレが持ってるバグDはこいつ(ミライ)だけ、どの道こいつを出すしかない……クソ、仕方ない!)

 

 ファイトは内心で何かに言い訳しつつ、指で挟んだそのカードを翳す。

 

「オレはこいつを召喚する……行け、ミライ!」

『命令受諾! ミライに向かって全速全身――o-BUG(オーバーグ)ミライ】、ここに参☆上!』

 

 翳したカードが光を放ち……次の瞬間、フィールドに人影が出現した。

 ふわり、金髪が妖精の羽めいて広がる。

 スカートが可憐に翻り、ぱちりと開いた碧眼でウィンク。

 華麗な決めポーズと共に、そのバグDは現れる。

 

 o-BUG(オーバーグ)ミライ:ATK 10*4

 

「――って、パワー10じゃねえかオマエ! 『わたしも負けてません』ってのは何だったんだよ!?」

『うぐ。それはその……気合い、というか?』

「ああもう!」

 

 強気な言葉に反して、ミライのパワーは強化されたAAAA(オールエー)に遠く及ばなかった。

 バグDバトルにおける戦闘の勝敗は、バグDが持つパワーの大小で決まる。その数字を前に、気合など何の足しにもならない。

 そんなミライを前に肩透かしをくらったのは、何も彼女の主たるファイトだけではなかった。

 

「なんだァ、レアなバグDかと思ったら、パワーはたったの10ぽっちか。つまんねえ現実だぜ。それとも、何か強力な効果でもあるのか?」

「くっ……」

 

 煽るような理或(リアル)の言葉を受け、ファイトは改めてミライのカードテキストを確認する。

 だが。

 

(テキストが、ない……!?)

 

 ミライのカードには、パワーの数値以外のテキストが一切存在しなかった。

 喋る、という異常(イレギュラー)に匹敵する第二の異常(イレギュラー)

 

(そんなバグDありえるのか? いや、でも大丈夫だ)

 

 とても尋常なバグDではない。

 それでもファイトは冷静だった。それはミライの特性ゆえに。

 

「ミライ! オマエは一体何ができるバグDなんだ? オレにオマエの能力を教えてくれ」

『能力……』

 

 そう。ミライは『喋るバグD』。つまりテキストが読めずとも、何ができるのかを直接訊いてしまえばいい。

 そんなファイトの目論見は。

 

『す、すみませんマスター。どうやらデータ圧縮・解凍の工程に不備があったらしく……わたし、自分の能力を思い出せません……』

 

 という、ミライの申し訳なさそうな返答によって瓦解した。

 

「な、なんだって――!?」

 

 ――通常、バグDはパワーの他にテキストを持ち、それに沿った効果を使う事でバトルを有利に進めることができる。テキストによっては、パワーの低いバグDがパワーの高いバグDに勝利を収めることも可能だ。

 だが「効果(テキスト)が無い」となれば、ミライはよりパワーの高いバグDの下位互換にしか成り得ない……。

 

 そんなファイトの焦燥を感じ取ったか、正面の理或(リアル)が嘲るように叫んだ。

 

「ハッ。ファイト、今までバグDを持ってなかったテメエが、急にバグDを使いこなせるワケねえんだよ、現実的になぁ! 何も無いなら俺様のターンだ、ドロー!」

 

 ▶TRUN 03

 理或(リアル) 手札:6→7枚

    山札:31→30枚

 

 チラリ、と理或(リアル)は自分の手札を確認する。

 

(俺様の手札にはもう1体バグDが居るが、ファイト程度、コイツを出すまでもねえ現実だろう。ならここは……)

 

 その視線はすぐに正面に向けられた。即ち、動揺する(ファイト)とその(バグD)へ。

 

「相手の(フィールド)にバグDが居れば直接攻撃はできねえ現実だ、が、それならバグDごと粉砕するまで! 行け【電脳勇者AAAA(オールエー)】、【o-BUG(オーバーグ)ミライ】を攻撃ィ! 絶対勝利勇猛剣(オールアサルトアタックアーツ)!!」

 

 電脳勇者AAAA(オールエー):ATK 20

 o-BUG(オーバーグ)ミライ:ATK 10

 

 理或(リアル)によるAAAA(オールエー)の攻撃宣言。

 この攻撃が通れば、パワーで劣るミライは破壊され、更にオレはその数値の差ぶんのライフ……つまり10枚の山札を墓地(トラッシュ)に失うこととなる。

 

 聖剣を手に飛び掛かる勇者――そんな脅威を前に、ミライが自分の危機を悟る。

 

『わわっ、ちょっと待って――』

 

 だが、ファイトもそれを黙って見てはいない。

 

「オマエの好きにさせてたまるか、理或(リアル)! オレは(サポート)カード守護の鎖錠(ブロックチェーン)*5、発動! 硬い鎖の防壁(バリア)で斬撃を止め、ミライを攻撃から守る!」

 

 ファイトがS(サポート)カードを発動。

 瞬間、現れた半透明の鎖がミライを取り囲んだ。けれどそれはミライへの攻撃ではない。

 長い鎖は球の形を作ってミライの全身をすっぽりと覆い、更に出現した錠前によって空中に固定。勇者の刃からミライを守る盾となった。

 聖剣による大上段の降り下ろし――その斬撃軌道上に現れた鎖と錠前の防壁は、与えられた不壊の特性で刃が降り下ろされるのを拒む。

 

 それは、己のバグDを守るファイトの一手。

 このままなら斬撃は鎖に弾かれ、AAAA(オールエー)の攻撃は不発に終わる。

 だが。

 手札からS(サポート)カードを発動できるのは、守る側のファイトだけではない――。

 

「いいや残念、させて貰うぜ好き勝手ェ! (サポート)カード発動、禁忌作戦:壁面通過(アウトオブバンド・グリッチ)*6! これはバグD以外の何かひとつをすり抜けられるカード! つまり、AAAA(オールエー)A(エース)カリバはオマエの【守護の鎖錠(ブロックチェーン)】をすり抜けるって現実さァ!」

 

 理或(リアル)が掲げたS(サポート)カードから放たれた光が聖剣を包む。

 同時、AAAA(オールエー)が剣を振り下ろし――その刃が、鎖と錠のバリアを一切の抵抗なくすり抜けた。

 そのまま斬撃は、青ざめた顔のミライを襲う――。

 

「くっ、ならこのカード、接触禁止アプリ(インスタント・ディスタンス)*7だ! これでAAAA(オールエー)を遠くに吹き飛ばし、斬撃を空振りさせて攻撃を無効に――」

「そいつも無駄なのが現実さァ! S(サポート)カード勇者の見えざる翼(ファストトラベル)*8! これで開いた距離を飛び越え、テメエのバグDに攻撃してやらあ!」

「なに――!?」

 

 ファイトと理或(リアル)の攻防は、理或(リアル)が一枚上手だった。

 S(サポート)カードによりミライから離れた位置まで飛ばされたAAAA(オールエー)が、瞬時にミライの至近まで戻って来る。

 鎖錠も超え。距離も超え。

 様々な障害を乗り越え、聖なる刃がついにミライの体を切り裂く――。

 

「(もうオレの手札に攻撃を止められるSカードは無い――) くそ、ミライ!」

『ひええ、マスター!』

 

 ミライが思わず目を瞑る。

 ファイトが悲壮にミライの名を呼ぶ。

 だがそれは、完全に打つ手がなくなったということを意味しない。彼の手にはもう1枚、最後の抵抗のためのカードが握られていたのだから。

 

「悪い、攻撃は止めれない! けど――発動、S(サポート)カード鼓動と再誕の選択(ファボリツチョイス!)*9! バグDがバトルで負けるとき、破壊かバトルダメージ、そのどちらかを無効化する! オレはミライの破壊を無効化!」

 

 聖剣の斬撃がミライの体を袈裟に切り裂く――。

 が、目を開けたミライの体に一切の傷はなかった。それはファイトの発動したS(サポート)カードの効果が無効化したから。

 それでも、理或(リアル)は凶悪に笑う。

 

「だが、ソレはダメージを受けるってコトだよなぁ、ファイト! ならテメエの命たる山札(デッキ)の上から、パワーの差の数値ぶん、つまり10枚が墓地(トラッシュ)に送られるって現実だぁ!」

「くっ……」

 

 ゴウッ! とファイトの体を暴風が叩く。その風に煽られるように、ファイトの山札の上からカードが10枚吹き飛び、墓地(トラッシュ)に虚しく消えて行った。

 

 ファイト 山札:34→24枚

 

 風が止み、ダメージにファイトが片膝を突く。

 その様子に、振り向いたミライは顔を青くした。

 

『マスター、わたしを庇ったせいでダメージを……!』

「――ハッ、ド素人の割にはS(サポート)カードの使い方が上手いじゃねえか、ファイト。だが、現実はそう甘くねえ! ド素人が俺様の攻撃を防ぎきるなんて、現実的に不可能なんだよぉ!」

 

 現実を突き付けるような理或(リアル)の叫びに、ダメージを受けた衝撃のままファイトは歯噛みした。

 

(くそ、強い! ほとんどミライの奴が自動生成した初見のSカードたちとはいえ、手札を3枚も使って防ぎきれなかった……!) 

 

 理或(リアル)    残り山札(ライフ):30枚

 ファイト  残り山札(ライフ):24枚

 

 最初のドローで3枚の山札(ライフ)を失い、一見不利を背負ったかのように見えた理或(リアル)

 しかし、今の残り山札(ライフ)を見れば、現在どちらが不利なのかは一目瞭然であった。

 その現実を前に、ミライは呆然と呟く。

 

『い、一瞬でデッキ枚数が逆転……』

 

 何故こうなってしまったのか。

 その回答は、立ち上がるファイトから齎された。

 

「そうだ、アイツの狙いはこれだったんだ、ミライ。最初にバグDバトルの命たるデッキを削ってまで手札を増やしたのは、攻撃の手数を増やす為……」

『そんな……それじゃあ最初のターン、わたしはただのぬか喜びを……!』

 

 過去の自分の浅はかさを恥じるミライに対し、思惑が現実となった理或(リアル)は高笑いめいて哄笑した。

 

「そう言うコトだ、ファイト! いつでも何枚でもSカードを使えるバグDバトルでは、手札の数がモノを言う! つまり今現状、山札(HP)差以上に俺様が圧倒的に有利な現実なんだよなぁ!」

 

 理或(リアル)    手札:5枚

 ファイト  手札:2枚

 

 手札枚数、2対5。

 つまり理或(リアル)がキープした手数は、今のファイトの倍以上。

 単純な数字の差が、山札(ライフ)差以上に巨大な苦難としてファイトたちの前に立ちはだかる。

 

「……これがカントーチャンピオン、神山(かみやま)理或(リアル)実力(ちから)なのか……!」

 

 改めて、ファイトとミライは敵の力量を理解した。

 今や彼等が理或(リアル)から感じる圧力は、現実の実体を大きく超えて、敵が巨人にでもなってしまったのか錯覚する程に肥大化していた――。

*1
S / デッキの上からカードを一枚墓地に送って発動。送ったカードが秘めた価値の分だけ、デッキからカードをドローする。

*2
バグD / ATK 15 / 聖剣に選ばれし伝説の勇者という設定を持つ、RPGゲームの主人公から発生したバグD。あらゆる武器・魔法を使いこなすだけの潜在能力を秘めているが、凝った名前はつけてもらえなかったようだ。

*3
S / 魔王を討ち滅ぼすことができる唯一の聖剣、という設定を持つゲームの武器。決して壊れず売れず失くさない親切仕様。その刃は常に正しい者の手中に収まり、邪悪な者に対して真の力を発揮すると謳われている。

*4
■■■ / ATK 10 /        

*5
S / 長い鎖状のバリアを任意の位置に出現させる。鎖は1ターンのあいだ空間に固定され、いかなる手段でも破壊されない。――データの保護もお任せくださいっ!

*6
S / とある世界の法則、特定の工程を満たすと壁などをすり抜けられる現象を現実に再現するコマンド。乱用すれば世界線の崩壊を招くと言われている。

*7
S / 任意のふたつの物体の間に存在する距離を1度きり、瞬時かつ強制的に拡張する。――その、お友達から始めませんか?

*8
S / 【電脳勇者AAAA】にのみ効果を発揮。女神アルファの祝福により、勇者を目印のある場所へ瞬時に転移させる。

*9
S / バグDの破壊かバトルダメージのどちらか片方を無効にできる。対象がバズりそうであれば、その両方を無効にできる。――どっちも嬉しい魔法のボタン、ですっ!

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