波導使いを経てXYの主人公に転生したけど、取り敢えず最強目指す 作:バイオブロリー
誤字脱字報告もありがとうございました。
「
俺の指示で
凍結と電撃による衝撃の伝播が繰り返された大岩は瞬く間に砕け散り、
俺だけの時は基本的に身体と波導を鍛える事が目的だった早朝のトレーニングも、
そして3年近いこれまでの日々で普通のリオルとは違う
まず初めに
それが転生による影響なのかどうかは定かでないが、かと言ってその姿形から完全にリオルと別種であるとは考えにくい。
恐らくリージョンフォームのようなものだと俺は睨んでおり、やはり転生が
また確かにタイプは変化しているものの、
というより前世で覚えていた技の殆どを
『かみなりパンチ』も『れいとうパンチ』も俺の『緋色の波紋疾走』に対抗意識を燃やした前世の相棒が修行の末に習得した技である。
その反面『はどうだん』といったルカリオしか覚えられない技はやはりまだ使えないようだった。
実際に波導使いとして波導を制御する力はリオルに戻った事で少なからず衰えてしまったようであり、そこは子供となった俺と同じく
「リンネのすがた」の
そしてまだまだ修行中の身であるものの遂に今日、俺達は次のステップへと踏み出そうとしていた。
「こんな日までいつもと変わらずトレーニングをしてるなんて、相変わらず熱心ね」
声を掛けられる前からその接近には気付いていたが、敢えてそのタイミングを待って俺は振り返る。
そこにいたのは俺と同じく十二歳に成長した
しかし出会った時から大人びた性格をしていた
実際は今も
「あの?何だかまじまじと見られてるみたいだけど、どうかした?」
「いや、思えば今日まで
「そうね。この日を目指して、これまでずっと一緒に切磋琢磨してきたら。でも今日からアタシ達は正真正銘のライバ……」
そしてその影は俺の横も通り過ぎて、修行を終えてストレッチしていた
そのまま
しかも
そして俺達兄妹と
本当に突然の変化だったのできっと何か切っ掛けはあったのだろうが、深く詮索するような野暮な真似はしていない。
それにしても我が相棒ながら、こんな可愛い子から好意を寄せられるとは羨ましい奴である。
尤も当の
「全く、この子ったら……。いつかはリオルとも本気でバトルする事があるかもしれないのに、こんな調子で大丈夫なのかしら?」
「ハハッ。でもポケモンはトレーナーに似てくるって話もあるし、そこは
「えっ!?そ、それってどういう意味!?」
「どういう意味も何も今じゃ俺達も一番の友達だろ?けど同時にライバルとして、いつかは白黒つけなくちゃいけないタイミングが来るかもしれない覚悟は出来てる。ポケモン達もそこはちゃんと俺達の思いを汲んでくれるさ」
「そ、そうよね。アタシ達は親友だけれど、それとバトルの結果は別だもの」
珍しく
勿論勝ち負けによる遺恨が全く無いと言えば嘘になるのだろうが、持てる力の全てを出し切る事にこそ意義がある。
それはトレーナーだけでなくポケモンも同じであり、従来ポケモンは高い闘争本能を持つからこそポケモンバトルも競技として世界中で受け入れられていた。
中にはバトルを好まないポケモンもいるかもしれないが、見た感じイーブイはそういうタイプでなさそうだ。
例え
ただし今はタイプの相性と覚えている技を踏まえると
「それにこれからも一緒に旅をするんだ。仲が悪いより、よっぽど良いさ」
「確かにそれはそうね」
俺と
そして同じ夢を持つ
確かに俺達は共にポケモンリーグを目指すライバル同士であるものの、ポケモンリーグの出場条件は先着順ではなく決められた期間中にジムバッジを8個集められるかどうかだけである。
その条件なら旅の間に協力者がいるのは寧ろアドバンテージとも言えるだろう。
足の引っ張り合いとなっては元も子もないかもしれないが、それに関してはあまり心配していない。
それに
ポケモンと一緒なら何処に行くのも安心だとは良く言うものの、科学が発展した現代でも自然の脅威は決して侮れないし、下手をすれば人の悪意に晒される可能性だってある。
実際にこの世界でもポケモンハンターを始めとした悪人のニュースは絶えず、下手をすれば俺達の旅にはゲーム通りにフレア団が関わってくるかもしれない。
しかしあまり後手に回るのは嫌なので既に色々と調べているのだが、何とこの世界ではフラダリラボは存在しておらずフラダリという人物そのものが今のところ確認できていない。
根本的に俺が知る物語とこの世界は違っているのか?
だが余りに不自然な空白は却って俺の中で疑念として渦巻き、この先で何か良くない事が起きる事を俺の直感が告げている。
別に自惚れている訳ではないが何か不測の事態に巻き込まれたとしても、俺が近くに居れば
何も起きない事に越した事はないとはいえ、波導使いとしての経験を積んだ俺がカルムとして転生した理由。
「それより出発の時間はもう少し先の筈だろ?もしかして何か用があったんじゃ?」
「そうだった!アナタとアタシにお客さんが訪ねてきたの。トレーニングの途中だったら邪魔しないよう言われてたんだけど、もう大丈夫かしら?」
トレーニング自体はちょうど終えた所だったので問題はない。
しかしこんな時間帯に客が訪ねてくるとは。
少し不自然に思いながらも俺は