「オススメですか?焼き鳥ですよ」   作:Tkmraeua2341

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感想にも返信しちゃったけど…もしかして皆様、私の思考読んでます?
それとも皆様も同じ様な展開が欲しいと考えてた口でしょうか…。
…大丈夫かな!?面白いって思えて貰えてるかな!?
なんとかなれ!!(今回短いけど許して☆)


第3話

現在、私は褪せ人さんと別れて移動している。

大昇降機については褪せ人さんに助けてもらった。

あの大昇降機、デクタスの大昇降機と言うのだが、それを動かすためには2つに割れた割符が必要だったのだとか。

見せてもらったら、きれいな金色の楕円が見事に真っ二つで、さぞ名のある侍に斬ってもらったのだろうと想像してしまった。

それで褪せ人さんに頼んで相乗りさせてもらったのだ。

その後、褪せ人さんは猫背の女の子と待ち合わせしてたみたいで、何処か浮かれたように移動していった。

褪せ人さぁん…。

 

 

 

 

ひとまず道なりに進み、兵士を避けてゆっくり坂を登っていく。

ん、地図発見…よし、このまま進んで行こうか。

…あ、地図は戻しておこう、私より必要な人がいるはずだ。

 

森渡の大橋という祝福に着いた。

祝福に近付くに連れて、物悲しくも穏やかな、最近は聞けなかった懐かしい調べが聞こえてきた。

亀首漬けの商人さん…思えば貴方との出会いはとても有意義なものでした。

 

「こんばんは」

「ひっ!…あ、お客さん…?」

「そうですね、何を売ってるんですか?」

 

その後は矢を10本買って、商人さんの奏でる調べに微睡みながら今日は休んだ。

 

 

 

 

 

 

翌朝、近くの転送門から崩れた大橋の向かい側へ向かうと、なんか…居た。

あれは…なんだろう…なんだこのおっさん…。

太陽みたいな仮面に最低限のみの身を隠す布と金の装飾、狭間の地の住人同様に極端に縦に伸びている体。

そして、狭間の地の象徴、何処へ行っても見えていた黄金樹へ右手を向けて何かをしていた。

…いやほんとなんだあれ…話しかけても何も反応を示さないし、横からみれば口や右手は動いてるのがわかるけど、動きが小さすぎる。

 

顔を隠した、全裸に近い半裸の、何が目的か分からない男性。

…不審者?

 

 

 

 

 

死んだかと思った。

 

犬に追いかけ回されて橋の下までほぼ落下するように降りてきた。

丁度近くに祝福があったので休ませてもらう。

…罪人送りの道、小脇…ねぇ。

中々物騒な名前の道だなぁ、おい。

まぁいいわ、導きを確認したら新商品を考えなくては…。

 

導きは目の前の道を下って火山のある方向に向かってるっぽいね。

よし、ではこれより新商品を考案する!

 

まずは現状把握、私が主に売っている焼き鳥はもも肉と皮、タレを作れないので塩のみ。

他の鳥の部位は羽と4本指の鳥の脚、それ以外の骨と肉は肉食の獣から逃げるのに活用しており、基本腐る前に使い切ってしまう。

なので物珍しさでついつい集めてしまっていた鳥の脚と羽でなにか考えてみる。

んー…。

んー……。

………ん?

 

「あら褪せ人さん、あなたもここまで来られたのですね。また食べていかれますか?……なぜ唸っていたのか?ああ、前と同じように新商品を考えていたんです、流石に二種類だけというのは味気ないでしょう?それで手元にあるこの羽と鳥の脚で何かを……え、見せてほしい?こちらです…羽はどれも見事ですし、4本指の鳥の脚なんて初めて見たから珍しくて……このまま売ってほしい?ほんとに?……まぁ数はありますからいくらでも売れますけど」

 

変わってるなぁ褪せ人さん、鳥の脚はともかく、羽なんてどうやって食べるんだろう。

…あ、羽は矢に使うんですね。

…鳥の脚はどうやって食べるんです?

…え、金色に光るホタルと?

…さらにロアの実も使って?

……褪せ人さんは凄いですねぇ。

 

 

 

 

 

兵士を避け、怖い犬から逃げ、揺れる吊り橋を渡り祝福で休む。

ふう、結構過酷になってきたな。

そりゃそうか、この導きというのは狭間の地の王様になるためのものだ、私のような物見遊山はここら編が限界なのかもね。

しょうがない、祝福で別の場所に…行けるのかなこれ。

円卓はいけるだろうけど最終手段として…あ、カーレさんに久しぶりに会いたいかも。

ならば祝福エレの教会へ……。

…………。

………………。

あれ?

 

なぜか移動出来ない。

なんで?ん?なんなら祝福でも休めなくなってるんだけど?

 

「……!……ん!」

 

おん?

 

「…さ…ぁん!褪せ人さぁぁん!!」

 

吊り橋の向こうから巨大すぎる包丁を持った赤い女性が叫びながら走って来ていた。

……なにあれこっわ!!?

 

 

 

 

 

今度は犬ではなく山姥に追いかけ回された。

途中兵士や両腕が鎖鎌の鋼鉄デカ女とすれ違ったが、あっちはあっちで修羅場っぽかったので放っておいた。

走っていると梯子を見つけたので登っていくと、下から音がしたので覗いてみた。

あの赤い山姥は居なくなっていたが、代わりに鋼鉄デカ女が滑るように梯子の前まで進んできた。

よく見たら足がない、鋼鉄デカ女ではなく鋼鉄デカお化けだったか。

 

梯子を登りきると祝福を見つけた。

疲れ果てたのでさっそく休ませてもらう。

…どうする?

ここまで来たんだし、登山する?

…………。

 

 

 

 

 

はい、途中兵士に追いかけ回されたり瓜の大男に殴られかけたり人と虫が混ざったような何かから逃げるために梯子を登ったり。

なんだろう…辛い、王様になるってこんなきついんだ…。

後は梯子登ったりお腹をすかせた商人さんと焼き鳥食べたり梯子登ったり目から炎を出す兵士から逃げたり梯子を登ったりした。

登った先で鉱石の牛鬼から逃げ、四本腕の人形から逃げ、トロルからも逃げて大きな建物の中に入った。

何処ぞここ、階段を登り豪華な飾りと豪華な家具に目を奪われながら歩いた先で祝福発見。

 

…火山館?





焼き鳥の商人の鈴玉妄想

【焼き鳥】
価格:100ルーン(無限販売)
串で刺して焼かれた鳥の身肉
肉汁の滴る見事なもの
しっかり焼かれているのでお腹を下す心配はない

一定時間、物理攻撃力が上昇する

郷愁にかられた彼女にとって、父に習い母と作ったこの味は忘れることができなかった事の一つのようだ

【成功の元】
価格:100ルーン
茹で上げられ旨味の逃げた味気ない鳥肉と鳥皮を交互に串に刺し焼いたもの

一定時間、物理攻撃力とスタミナ回復速度を上昇させる

彼女にとってこれは失敗作である
しかし、これを好むものは少なくとも三人は居たようだ

【四指の鳥脚】
価格:80ルーン(無限販売)

【風切羽】
価格:40ルーン(無限販売)


恐らく焼き鳥ちゃんはこれでもぼったくってるつもりです。
農民だったからね、商売のイロハも知らないんだね。
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