魔法少女マギアリエル 〜魔法少女は個人事業主?〜 作:ろくさん
登場人物一覧 - 魔法少女マギアリエル
注意:この記事は、Web小説『魔法少女マギアリエル〜魔法少女は個人事業主?〜』の登場人物一覧です。物語の根幹に関わるネタバレを多分に含みますので、閲覧の際はご注意ください。
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◆ 主要魔法少女 ◆
■ 羽川 みりあ(はねかわ みりあ) / マギアリエル
名前:羽川 みりあ
魔法少女名:マギアリエル → マギアリエル(ファミリー・クレジット)
学年:リリアーナ学園女子中等部2年生
変身後のモチーフ:通貨、貴金属、富の象徴 → 家族の愛、守護
武器:ワンド・オブ・クレジット → ファミリー・シールド
サポート妖精:マギたん
特技:暗算、家計簿管理、値引きシールの発見
口癖:「あぅあぅぁ〜…」
・概要
本作の主人公。父の会社の倒産により、経済的に困窮した家庭を支えるべく、日夜アルバイトと節約に励むごく普通の女子中学生。ある日、謎の存在「ミスター・リッチ」にスカウトされ、報酬(お金)のために魔法少女となる契約を結ぶ。
・人物
根は優しく、困っている人を放っておけない正義感の持ち主だが、極度の貧乏生活が長かったため、お金に対して非常に現実的かつ計算高い一面を持つ。「費用対効果」「損益分岐点」といったビジネス用語を日常的に口にし、あらゆる物事を金銭的価値で測ろうとする癖がある。将来の夢は「お金持ちになって、家族を幸せにすること」。
・容姿(変身前)
どこにでもいる、少し地味で真面目そうな印象。手入れにお金がかからないダークブラウンのセミロングヘアは、時間を節約するためシンプルなポニーテールか、何もせずにおろしているだけ。瞳は優しげな黒色だが、スーパーのチラシや財布の中身を見つめる時は、獲物を狙う鷹のように鋭い光を宿す。アルバイトと節約生活による、うっすらとした隈が目の下にあることも。小柄で華奢な体格を本人は「燃費がいい」とポジティブに捉えている。服装は流行を追わない、動きやすくて丈夫なファストファッションが中心。
・変身後の姿
マギアリエル:
「もしも私がお金持ちだったら」という願望を具現化したような、ゴールドとシルバーを基調とした豪華絢爛な姿。上半身は磨き上げられた金塊のような光沢を持つビスチェ、スカートは幾重にも重なった白銀のフリルで構成され、その一枚一枚に透かしで世界各国の通貨記号が刺繍されている。髪は輝くプラチナブロンドに変化し、瞳も金色に輝き、その中心にはドル記号($)が宿る。
マギアリエル(ファミリー・クレジット):
最終決戦にて、お金ではなく『家族への愛』を対価に覚醒した姿。ドレスは冷たい貴金属の輝きから、夕陽の光をそのまま織り上げたかのような、温かいゴールドのシルクへと変わる。胸元には、家族の絆を象徴するかのように、三つの小さな宝石が心臓のように優しく明滅する。富の象徴から、愛の守護者へと昇華した、気高く慈愛に満ちた姿。
・過去
数年前までは、ピアノを習うなど少しだけ裕福な家庭で育った。しかし、父の会社が倒産した夜、お金のことで苦悩する両親の姿を目撃してしまう。「自分が我慢すれば、家族は悲しまない」という幼い決意から、本当は続けたかったピアノを自ら辞めた。この経験が、彼女の「お金への執着は、大切なものを失うことへの恐怖」という価値観の根幹を形成している。
・魔法システムと弱点
現実世界のお金を消費して魔法を行使する。消費金額に比例して魔法の威力は増大するが、元々の貧乏性、そして過去のトラウマから、高額な魔法を使うことに強い躊躇を覚えてしまう。その一瞬の躊躇が、戦闘における最大の弱点となる。
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■ 雪代 まりん(ゆきしろ まりん) / マギラティオ
名前:雪代 まりん
魔法少女名:マギラティオ → マギラティオ(コネクト・ハート)
学年:リリアーナ学園女子中等部2年生
変身後のモチーフ:善意、絆、カクテル → 永遠の繋がり、声援
武器:スタッフ・オブ-チアーズ → 聖杯を模した杖
サポート妖精:マギたん(みりあと共用)
特技:商店街の特売情報把握、人心掌握
口癖:「お金がないなら、知恵を出せばいい!」
・概要
みりあの親友であり、もう一人の主人公。母子家庭で育ち、母親が営む「スナック来夢」を手伝う、明るく面倒見の良い人気者。みりあが魔法少女になった後、彼女を助けたい一心で、マギラティオとして覚醒する。
・人物
みりあ同様、貧しいながらもそれを悲観せず、常に前向きに節約生活を楽しんでいる。「お金よりも大切なものがある」と心から信じており、人との繋がりや思い出を何よりも重んじる。商店街の店主たちから絶大な信頼を寄せられており、「商店街のアイドル」としての一面も持つ。
・容姿(変身前)
太陽のような笑顔がトレードマークで、彼女がいるだけでその場の空気が和む、クラスの中心人物。髪は手入れの行き届いた、明るい栗色のふわふわとしたショートボブ。瞳は優しく光をたたえた、少し垂れ気味の大きな黒い瞳で、いつもニコニコと笑っているため愛らしい印象を与える。健康的で溌剌としており、私服は古着などを上手に取り入れた、お金をかけなくてもお洒落に見えるコーディネートが得意。
・変身後の姿
マギラティオ:
白と桜色を基調とした、フリルとリボンが満載のドレス姿。上半身は白いバーテンダー風のベスト、スカートは桜の花びらのように幾重にも重なったシルクオーガンジーでできており、彼女の日常である「スナック来夢」の要素が色濃く反映されている。その手に持つカクテルグラスを模した杖と共に、見る者の心を癒し、勇気づける聖少女的なオーラを放つ。
マギラティオ(コネクト・ハート):
最終決戦にて、『仲間との絆』を対価に覚醒した姿。ドレスにあしらわれた無数のリボンは、一本一本が彼女が繋いできた人々の想いを象徴するかのように淡い虹色に輝き、スカートは刹那的な桜の花びらから、決して枯れることのない常緑樹の葉のモチーフへと変わる。永遠の繋がりを力とする、慈愛の集合体。
・過去
小学生の頃、無理がたたって母親が過労で倒れてしまったことがある。店の売上が途絶え、クリスマスを前に困窮していた時、事情を知った商店街の人々や店の常連客たちが、次々と差し入れを持ってきたり、店の手伝いをしてくれたりした。「お金がなくても、人の繋がりさえあれば、心は豊かでいられる」という彼女の信念は、この時の温かい経験から生まれている。
・魔法システムと弱点
みりあ同様、お金を消費して魔法を使うが、彼女の魔法は「人との繋がり」や「思い出」といった、お金に換算できない『心の価値』を増幅させて威力を高めることができる。その一方で、人の善意を信じすぎるあまり、計算された悪意や、損得勘動だけで動く人間の行動原理が理解できず、強いショックを受けると魔法が不安定になるという弱点を持つ。
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■ 鬼道院 るな(きどういん るな) / マギモネータ → マギア・アルゲントゥム
名前:鬼道院 るな
魔法少女名:マギモネータ → マギア・アルゲントゥム
職業:フリーター(非合法な活動も含む)
変身後のモチーフ:夜のネオン、欲望、悪徳 → 贖罪、騎士
武器:チャクラム・オブ・リヴェンジ → 断罪の剣
サポート妖精:フラたん
特技:コスト管理、人心掌握(ビジネス)
口癖:「金がなきゃ、親友一人、救えないのよ」
・概要
みりあたちの前に立ちはだかる、圧倒的な実力を持つライバルの魔法少女。超人気魔法少女配信者として、戦闘をショーとして見せることで莫大なスパチャを稼ぎ出し、その潤沢な資金力で他の追随を許さない。
・人物
「金こそが全て」という徹底した拝金主義者。お金のためなら手段を選ばず、自らの身体や尊厳すら商品として切り売りすることに一切の躊躇がない。冷徹で計算高いが、その根底には、誰にも癒やされない深い絶望と孤独を抱えている。
・容姿(変身前)
派手で、どこか近寄りがたい雰囲気を纏った美少女。一見すると、流行の最先端をいく強気なギャルだが、その実、他者を値踏みするような冷たい観察眼を持つ。髪はブリーチを重ねた白に近いシルバーアッシュのロングヘアで、彼女にとっては自分を高く見せるための「武装」の一つ。切れ長の鋭いアーモンドアイにはグレーのカラーコンタクトを入れ、つけまつげと跳ね上げアイラインで強い意志を演出している。モデルのように背が高く、手足が長い。
・変身後の姿
マギモネータ:
夜のネオンと欲望を一身に浴びたような、黒と紫を基調とした妖艶な姿。光沢のあるレザーやエナメル素材のタイトなミニドレスは、ボンデージファッションの要素も取り入れられ、彼女の完璧なスタイルを強調している。腰に巻かれた本物の一万円札(に見える魔力体)のベルトと共に、見る者を支配し、魅了する夜の女王として君臨する。
マギア・アルゲントゥム:
最終決戦にて、自らの罪と過去を全て背負う『贖罪の覚悟』を対価に覚醒した姿。その身を包むのは、罪を洗い流すかのように純白で、しかし鋼の意志を感じさせる騎士を思わせる白銀の甲冑。過去の亡霊と決別し、断罪の剣を手に、気高く戦う罪人。その瞳は、犯した罪の紫色を昇華させた、アメジストのように澄んだ輝きを放つ。
・過去
かつて、劣悪な家庭環境で育った彼女には、互いを支え合うたった一人の親友がいた。しかし、その親友が重い病に倒れる。手術をすれば助かる病だったが、莫大な費用が必要だった。るなは学校を辞め、汚い仕事にも手を染めて必死にお金を集めたが、数日間に合わず、親友は息を引き取った。「金がなかったから、親友は死んだ」という絶望が、彼女の心を壊し、金だけを信奉する現在の彼女を作り上げた。
・魔法システムと弱点
魔法の資金源は、自らの肉体を対価とした金銭活動で得ている。攻撃に特化した魔法は、消費金額に比例して絶大な威力を発揮する。弱点は「お金で測れない価値を信じられないこと」。みりあたちが見せる採算度外視の自己犠牲的な行動が理解できず、彼女の価値観を根底から揺さぶる。
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◆ サポート妖精と関係者 ◆
■ マギたん
正式名称:Servus magicus(セルヴス マギクス)
みりあとまりんの経営サポートのために、ミスター・リッチから派遣された妖精。バレーボールほどの大きさの、淡いピンク色で丸っこいウサギのような姿。愛らしい外見とは裏腹に、性格は強欲で下衆。「スパチャを集めるにゅ!」「脱ぎたてをオークションに出品するにゅ!」など、常にグレーな手法での金儲けを提案し、みりあを呆れさせている。
■ フラたん
正式名称:Servus fraudis(セルヴス フラウディス)
るなのサポート妖精。トランプのジョーカーのような、不気味で歪んだ笑顔を浮かべたピエロの姿。悪辣で計算高く、るなの欲望をさらに煽り、より非道で効率的な手段を唆す。マギたんが「欲望」そのものを象徴するのに対し、フラたんは「欲望によって歪められた悪意」を象徴する存在。
■ ミスター・リッチ
別名:魔法経済圏の『投資神(インベスト・ゴッド)』
みりあたちを魔法少女にスカウトした張本人。仕立ての良いスーツを着こなした冷徹なエリートビジネスマンの姿をしている。その正体は、人々の「価値」や「信用」を管理する高次元世界の投資家のような存在。魔法少女たちを「投資対象」あるいは「駒(ポーン)」としか見ておらず、「ROI(投資収益率)」や「費用対効果」を絶対的な基準として行動する。