【安価】お前らの力で幼馴染に告白させるスレ   作:俺だ俺だ俺だ俺だ

5 / 9
Part5 待ち合わせ

235:主

おはようございます、ゆうべはありがとうございました

九時半に幼馴染の家の前に行くので、その前に来ました

 

237:恋する名無しさん

>>235 乙

 

238:恋する名無しさん

>>235 乙

 

240:恋する名無しさん

ちゃんと寝られた?

 

241:主

>>240 服を選ぶのに時間がかかって、あまり寝れませんでした

手持ちの服で地雷系をするのが大変で

 

242:恋する名無しさん

カワヨ

 

243:恋する名無しさん

>>235 幼馴染の家は近いの? もう九時過ぎてるよ?

 

244:主

>>243 隣同士なので大丈夫です

 

246:恋する名無しさん

ええなあ 俺も隣の家に女の子の幼馴染欲しかったわ

 

248:主

あの、相談いいですか?

今日で告ってもらいたいので、まず待ち合わせで会ったときから特別感を出したいんです

 

249:恋する名無しさん

地雷系着ている時点で特別感はあるだろw

 

251:主

安価で聞きます

>>256 会って最初の挨拶

 

252:恋する名無しさん

愛しのダーリン、おはよう♡

 

253:恋する名無しさん

でじこが来たにょ

 

254:恋する名無しさん

>>253 今の高校生分からんってw

 

256:恋する名無しさん

私に何か言うことあるよね?

 

258:恋する名無しさん

>>256 修羅場かな?

 

259:恋する名無しさん

>>256 浮気でも問い詰めてんのか

 

260:主

>>256 最初から「告白しろー!」って圧をかけるって意味ですか!?

勉強になります!

 

262:恋する名無しさん

 

263:恋する名無しさん

 

264:恋する名無しさん

違うだろw

 

265:恋する名無しさん

地雷系の女に朝から問い詰められる幼馴染カワイソス

 

266:主

>>273 挨拶をするときの仕草

 

268:恋する名無しさん

そんなとこまで安価するんかい

 

270:恋する名無しさん

上目遣い

 

271:恋する名無しさん

首をかしげる

 

273:恋する名無しさん

力強く抱きしめる

 

275:恋する名無しさん

まともな回答キター!

 

276:恋する名無しさん

勝ったな

 

277:主

>>273 ちょっと恥ずかしいけど、頑張ります!

 

279:恋する名無しさん

wktk

 

281:恋する名無しさん

時間大丈夫?

 

283:主

>>281 あっ、そろそろ行きます!

また時間があればスマホから実況します!

 

284:恋する名無しさん

>>283 頑張れ!

 

285:恋する名無しさん

>>283 頑張れよ~

 


 

「よしっ……と」

 

 玄関の壁に掛けられた姿見の前で、自分の服装を再確認する。ちょっと高いチノパンに、半袖で涼しい水色のポロシャツ。なんだかんだ言って今日は一日中お出かけだろうから、ちゃんとした格好で行かないとな。

 

「ん」

 

 ピンポーン、と呼び鈴の鳴る音がした。ドアのすりガラスに、杏奈らしき人影が透けて見える。あれ、ピンク色の服を着ている。杏奈にしては珍しいな、普段は白とかのTシャツを着ていることが多いのに。

 

「はいはーい、今行くよ」

 

 玄関の左端に置いてあった自分のスニーカーを履いて、緩んだ靴ひもを軽く結びなおす。内側から鍵を開けて、少し重いドアをゆっくりと押していくと――

 

「……へっ?」

 

 髪飾りでまとめたツインテール、フリルのついたピンク色のブラウス、胸元につけられた黒くて大きいリボン、これまた黒のふりふりした短めのスカート。白くて長い脚が逆に不釣り合いにすら思えるな。……って、そんな冷静に考えている場合じゃない! なんだこの格好!? 寄生虫博物館に行くんじゃなかったの!?

 

「えっと……」

 

 困惑。ただただ困惑して、杏奈の顔を見つめるしかなかった。くりくりとした目に、微かに上がった口角。いつもながらに可愛らしい笑顔……だけど、メイクで涙袋を強調しているうえにピンクっぽいアイラインが入っている。こんな杏奈、見たことない。

 

 これ、地雷系ファッションってやつだよな? ……それこそ、パパ活している女子が着ているような。杏奈、やっぱりパパ活しているのかよ。もう本当に、俺はどうしたら――

 

「和也っ!」

「うえっ!?」

 

 次の瞬間、杏奈は俺の名を呼んでこちらに倒れかかってきた。慌てて抱きとめると、柔らかい感触と防虫剤っぽい匂いに包まれる。うわっ、すごい抱き心地。しかし、杏奈と抱きしめあうなんていつ以来だろう? 自分の胸が高鳴るのを感じて、顔が火照っていくのを感じる。

 

「ど、どうしたんだよ杏奈!?」

「ねえ、和也……」

 

 杏奈は俺の耳に顔を寄せた。甘い吐息が耳たぶにかかって、全身がぞわっと震える。何? 急にどうした? こんな杏奈、本当に見たことな――

 

「私に何か言うことあるよね?」

「!?」

 

 はっ!? 何!? なんで急に問い詰められてんの!? 抱きしめてきたのって……「お前なんかいつでも『やれる』ぞ」って意味!? 怖い怖い怖い!

 

「えっ……どういうこと?」

「ないの? 私に言うことは?」

 

 なになになに!? なに!? 本当に何を言えばいいの!?

 

「ほらっ、今日の服装とかさ」

「えっ、何が!?」

「何か言うこと、ないの……?」

 

 甘えるような声で鼓膜が震えて、自分の心まで震えそうになってしまう。でも……今日の服装とか、ってどういうことだろう。地雷系ファッションについて言うべきことがあるだろ、ってこと?

 

 まさか――「パパ活のことは黙ってろよ」ってこと!? 杏奈、俺がパパ活に気がついていることを見透かしているのか!? 幼馴染のことをこんなに怖いと思ったのは初めてだ……。

 

「ねえねえ、ないのっ?」

「あのさ……」

「ん?」

「こ、このことは誰にも言わないからさ」

「えっ? 本当? ……嬉しい!」

 

 杏奈は俺の身体から離れると、満面の笑みを見せてくれた。よかった、納得してくれたみたいだな。ここは逆らわないでおこう。

 

 ……というか、玄関前で抱き合ってたのが恥ずかしくなってきたな。家族に見られてたらなんて説明すればいいのか。まあ、杏奈だから大丈夫か。

 

「杏奈、行こうよ」

「うん、行こうっ!」

 

 俺たちは一緒に歩き出し、門柱を通って道路に出ていく。ああ、パパ活女子だという疑惑がだんだん確信へと変わっていってしまう。残念だ、残念だよ杏奈……。

 


 

295:主

ちょっと戻ってきました!

いま二人で電車乗ってます!

 

297:恋する名無しさん

>>295 乙!

 

299:恋する名無しさん

>>295 反応どうだった?

 

300:主

安価の通りに挨拶したら、「このことは誰にも言わないから」って言ってくれました!

「二人だけの思い出にしよう……」って意味ですよね!?

 

302:恋する名無しさん

すげえ、あの安価でうまくいくんだ

 

303:恋する名無しさん

いやぜってー違うだろww

 

304:主

みなさんありがとうございます!

あんまりスマホ触ってるとあれなので、そろそろ失礼します!

 

306:恋する名無しさん

>>304 引き続き頑張れ~

 

308:恋する名無しさん

うまくいきそうでよかったなあ

 

310:恋する名無しさん

これは神スレ

 

311:恋する名無しさん

ふーん、そう

私はうまくいかないと思うけどね

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。