【安価】お前らの力で幼馴染に告白させるスレ   作:俺だ俺だ俺だ俺だ

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Part9 お昼ご飯

「和也っ、次は何食べる?」

「んーと……あ、穴子かな」

「もー、私のおごりだからって高いの食べないでよね!」

 

 隣のカウンター席に座る杏奈が、寿司の流れるレーンの上に取り付けられたタッチパネルを操作しながら、むーっと頬を膨らませた。ここまで俺が食べたのは、玉子、しめ鯖、エビ(蒸されたやつ)、炙りサーモン、そしてサイドメニューのラーメン。まあ、その……火の通ったネタを選んでいるというか……。

 

「あっ、エンガワだ! 取っちゃおっ」

 

 レーンを流れてきた皿を見て、杏奈は嬉しそうに声を弾ませていた。さっきまであれだけ寄生虫を見ていたのにもかかわらず、杏奈は遠慮なく生のネタを食べている。……可愛いし、素直で良い子なんだけど、それはそれとして変わっている部分があるんだよな。

 

「はいっ、穴子お待ちぃ」

 

 そのとき、レーンの向こうから店員さんが皿を手渡してきた。それを受け取って目の前に置くと、横にいる杏奈はいつの間にかエンガワを平らげていた。く、食うの早いな!?

 

「あれ、穴子食べないの?」

「た、食べるよ」

 

 促されるように、慌てて穴子を取って口の中に放り込む。なんか……よく味が分からない。美味しいはずなんだけどなあ……。

 

「私っ、ちょっとお手洗い行ってくるから。食べててね」

「あ、うん」

「こっそり大トロとか頼んじゃだめだよ?」

「頼まないよ、神に誓って」

「?」

 

 首をかしげつつ、スカートを揺らして店の奥へと歩いていく杏奈。それを見送った後、俺は手元にあった湯呑に手を伸ばしたのだった……。

 


 

602:主

お疲れ様ですっ!

ちょっと戻ってきました!

 

603:恋する名無しさん

>>602 乙

 

604:恋する名無しさん

>>602 乙

 

605:主

お寿司美味しかったですっ!

>>517 さんありがとうございました!

 

606:恋する名無しさん

よかったなあ

 

607:恋する名無しさん

で、これ誰が言うの?

 

609:主

>>607 何の話ですか?

すいません、やっぱり前の方のログは追いきれなくて

 

610:恋する名無しさん

気にしなくていいよ

 

611:恋する名無しさん

うん、気にしないで

 

613:主

分かりました!

すいません、午後にどこ行こうかなって思ったので安価させてください

 

615:恋する名無しさん

おっ、いいね

 

617:主

午後の行先 >>624

 

619:恋する名無しさん

映画とか

 

620:恋する名無しさん

ラブホ! ラブホ!

 

622:恋する名無しさん

>>620 はええよw

 

624:恋する名無しさん

東京タワー

 

625:恋する名無しさん

おお……おおっ?

 

627:恋する名無しさん

混んでんじゃね?

 

629:主

東京タワーですか?

ちょっと調べたらバスで一本みたいです!

空いているかは分からないですけど、行ってみます!

じゃあ、いったん失礼しますっ!

 

631:恋する名無しさん

東京タワーってなんか変じゃね?

 

633:恋する名無しさん

高校生のデートにしてはベタすぎるし、ネタ回答としては普通過ぎるな

 

634:恋する名無しさん

普通に物好きな奴が答えただけだろw

 

636:恋する名無しさん

これで終わりだね

 


 

「あれ、母さんからLINEだ」

 

 トイレに行った杏奈を待つ間、ふとスマホの画面に目を向けると、母親からメッセージが届いていた。なんだろう、珍しいな。

 

母:由夏が大急ぎで家からタクシーに乗って行ったんだけど、何か知ってる?

 

 え、由夏が? わざわざタクシーで出かける用事なんて、アイツにあるとは思えないんだけど。だいいち、昨日俺に「明日お出かけしない?」と言ってきたのだから、今日の由夏に用事など無いはずだが。

 

「ごめん、お待たせっ!」

 

 スマホから顔を上げると、ちょうど杏奈が戻ってくるところだった。随分と長いトイレだったな。まさか、もう寄生虫――いや、そんなわけないよな!

 

「ねえ和也っ、このあと東京タワー行かない?」

「えっ、なんで?」

「いいから! 行きたいから行くのっ!」

「お、おう」

 

 随分と熱心に誘ってくる杏奈。いったい何があるんだろう。イベントでもあるのかな? まあ、それはさておき。由夏のことも気になるけど……いったん、杏奈の言う通りにしておくとするかな――

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