キヴォトスおじさん   作:小説好きー

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最近メガドライブミニを購入しました
ダイナマイトヘッディーが面白くてダイナマイトヘッディーの影響を受けたアリスがヘッディーみたいな戦い方をするって思いついたんですがよくよく考えたらアリスの生首をエンジニア部が作ることになったりアリスの生首がゲーム開発部に並ぶと考えたら悍ましすぎるのでやめました
異世界おじさんとのクロスなのでSE◯A要素を生徒と絡めたいけどSE◯Aゲームに興味を持ったのは最近なので考えるは大変です


おじさん達の初めての銀行強盗

 闇銀行。

 そこは口座が凍結した際にどうしてもお金を必要とする生徒が最終的に辿り着く場所である

 そんな場所に便利屋はいた。

 

 

「お待たせしました、お客様」

「何が「お待たせしました」よ!本当に待ったわよ!6時間も!ここで!融資の審査になんで半日もかかるの!?別に他に客いないのに!」

 

 アルは銀行員の言葉に思わず叫ぶ。

 アルたちがこの闇銀行を頼ることになったのは約数日前にきたクライアントからの電話のせいである。

 電話の内容は催促でアビドスをさっさと潰せということだ。

 正直アルからしたらあの数の傭兵を少人数に制圧し、アルの切り札である闇の剣が全く通用しないのもあるがなにより学校の復旧を頑張っているあの娘たちとは敵対したくないという考えがある。

 しかし電話の相手であるくクライアントには関係のないことであり彼女の考えからクライアントの依頼を断るというのは無理だった。

 そういったことがあり現在アル達はブラックマーケットにお金を借りに来たのだ。

 

「私共の内々の事情でして……ご了承ください…ところで、お客様はそのような態度を取れる立場なのですか?当店の助けが必要だから来たのでは?辛抱強くお待ちいただくことも大事かと。…それとお客様」

 

 銀行員は指をパチンっと鳴らす。

 すると奥からヘルメットを被った少女が現れアル達の後ろで眠っているカヨコ達を起こす。

 

「さて、では一緒にご確認を。お名前は陸八魔アル様、ゲヘナ学園の2年生、便利屋68の社長、と書類には記載されていましたが…。申し訳ありませんがペーパーカンパニーでは?財政状況は破綻しているようですが」

「ちゃ、ちゃんと普段は稼いでるわよ!今回は依頼料を回収出来てないだけで…!」

「それと社員数は4名との事ですが、無駄に肩書きを増やしてどうするのですか?ごっこ遊びにしかなりませんよ。それに、必要以上に事務所代がかかりすぎです。身の丈に合った物件を見つけていただかないと。それと陸八魔アル様、あなた以前にブラックマーケットで騒ぎを起こしましたね。マーケットガードの記録に残っていました……それらの事柄から統合して、融資は難しいと判断しました。お帰りください」

「はっ、ちょ、えっ!?ま、待ちなさい!闇銀行ってどんな生徒でも金を貸すんじゃないの!?」

「違います。金を貸し、その分の利益を回収出来る見込みがあるからこそ、金融は成り立つのです。通常の銀行より回収手段が多いからこそ、門戸が広いだけで、そこは変わりません。この6時間で便利屋68の事を調べましたが、そうですね。まずはより堅実な仕事から着手したほうが良いのでは?日雇いや期間工など、手っ取り早く始められるものもありますが」

「は?はああ!?」

 

 銀行員のその言葉にアルは怒りが込み上げてくる。

 いっそのことこの銀行を襲ってしまうことも考えたがマーケットガードのことを考えればそれは不可能だろう。

 最も彼女の持つ闇の力で混乱を起こすことができるが自分の力がどういうものか理解しきってないアルからすればその手段は浮かぶこと自体がないのだが。

 

(キヴォトス一のアウトローになるって心に決めたのに。私は……融資だなんだの……こんなつまらないことばかりに悩まされて……私が望んでいるのはこれじゃない…)

 

 ついには自己嫌悪に陥るアルだが銀行員からすれば知ったことではない。

 

「…融資の承認は下りませんでした。お力になれず申し訳ありません」

「え、ちょ、ちょっと待ってよ!」

 

パリンッ

 

 その時突然ドアが破られた。

 

「え、何よ!?って馬!!??」

 

 突然のことですぐさま振り向くアルだったがそこには驚愕な光景がそこにいた。

 馬である。何度も目を擦ってもそこには大きな馬がいた。

 そしてそこには狼の被り物を被り銀色の鎧を着て被り物の上に帽子を被っている。

 

「お前、突然なん…ぐぎゃっ」

 

 銀行の警備員なのであろう少女が謎の人物基陽介に向かって銃を向けるが陽介は右手にすっぽりと埋まっている大型の銃を高速で少女に撃つ。

 その大きさの見合った威力が少女にぶつかり少女は吹き飛ばされる。

 さらにはマーケットガードが動き陽介へと向かうが陽介の後ろから発砲音が炸裂。

 

「まったく、先に動くなと言っただろ!」(CV大塚〇忠)

「全員その場に伏せろ!持っている武器は捨てろ!」(CV大塚〇夫)

「言うこと聞かないと、痛い目に遭いますよ☆」(CV田中〇幸)

「あ、あはは…みなさん、怪我しちゃいけなので…伏せてくださいね」(CV津田〇次郎)

 

 謎の人物の後ろからは色取り取りの覆面をつけたおそらくどこかの女子生徒。しかしその割には声がいかついが。

 正体はホシノたちでセリカとシロコに声に合わせて演技している。

 

「……ぎ、銀行強盗!?」

「緊急事態発生!緊急事態発生!…えっ!? ふぎゃ!」

 

 銀行員が緊急アラームを鳴らそうとするがアラームが鳴らないことに疑問に感じるがその間もなくいつの間にか馬から降りていた陽介が銀行員の頭を掴む。

 馬は陽介の後ろでホシノ達と一緒にマーケットガードを蹴散らしていた。

 

「無駄ですよ。緊急アラームはこちらによって無効化されています。命が惜しいなら先ほど受け取ったものを渡してもらいましょうか」

「な、何を言ってるのですかそんなものは「ほぉ、あの金庫の中にあるのか」何故それを」

 

 知らぬとばかりに誤魔化そうとする銀行員だったがすでに陽介は記憶探査魔法を行使しており書類の場所を看破する。

 そのまま陽介は銀行員の頭を離し金庫へと近づく。

 

(な、なぜ書類の場所が分かったのかわからないがあの金庫がそんじょそこらのものじゃ破壊できない。その隙に俺の中の通信端末で…)

光剣顕現(キライド ルギド リオルラン)

 

 しかしどんなに厳重な素材でも陽介の光の剣の前では豆腐のようにスパッと切断されるのだった。

 

「そんな、分厚い金庫が……」

 

 先ほど起こった光景に銀行員はただ唖然とするばかりだった。

 

「それじゃあ、この鞄に入れな」

 

 唖然とする銀行員の前にシロコが鞄を見せつける。

 あの厳重な金庫と目の前でマーケットガードが蹂躙される光景を見れば従うしかないだろう。

 

「ん。先…目的のものは手に入ったよ」

「それじゃ撤収といこうではないか」(CV中◯ 譲治)

「よくやりましたね。それじゃあ形貌変器(ザック スレイラ キャトルフ)

 

 シロコが陽介に目的達成の方向をすると陽介は大きな長椅子に手を当て魔法で小さな馬車に変化させる。

 

「では、帰るとしましょう。はいや」

 

 馬に馬車をつなげた陽介は場所のホシノ達を乗せ銀行から立ち去るのだった。

 後々に他のマーケットガードが陽介たちを追ってくるのだが呆気なくやられるのは別の話である。

 

 

 

 

 陽介たちはマーケットガードを退けブラックマーケットから脱出しアビドス郊外へ向かう。

 

「もう追っては来てないようだな。みんなもう脱いでも大丈夫だ。シロコさんも元の姿に戻っても大丈夫だ」

 

 声を元に戻した陽介がホシノ達に指示する。

 

「はぁー…息苦しかった……」

 

 陽介の指示にセリカが覆面を脱ぐ。

 どうやら結構暑かったようでセリカの猫耳が湿ってる。

 

「ん。ミッション完了」

 

 シロコは覆面を被ったまま堂々とする。

 

「あの、シロコ先輩……覆面脱がないの? 邪魔じゃない?」

「天職を感じちゃったって言うか、もう魂の一部みたいなものになっちゃって、脱ぎたくないんじゃなーい?」

「シロコ先輩はアビドスに来て正解だわ……他の学校だったら、ものすごい事をやらかしてたかも……」

「そ、そうかな……貌の精霊さん覆面をヘアピンに変化させてください」

 

 セリカの言葉に内心でショックを受けたシロコは魔法で覆面をヘアピンに変化させる。

 

「それにしても風が気持ちいですね」

「この馬もまさかこんなに強いなんて☆先生の持つ魔剣の力は凄まじいですね」

「だけど、結構暴れたからな多分ブラックマーケットで指名手配されているだろからもし次があるなら色とか変えないとな。そうだ阿慈谷さん。これいる?トリニティならこういうのを育成してるんじゃないの?」

「いやいやいや、さすがにこんなの貰えませんよ。私みたいな普通の子がこんなの持ってたらおかしいですし」

「いや、普通の子はブラックマーケットに入り浸ったりしないわよ」

 

 ヒフミの反応に思わずセリカがツッコミを入れる。

 そうして雑談をしていると馬に乗っている陽介が突然電話を取り出す。

 

「はい。嶋崎です。ああ、いつもお世話になっています。先ほどのご協力ありがとうございます。…えっ、本当ですか…分かりました伝えておきます」

 

 陽介は電話を懐にしまうとノノミの方に振り向く。

 

「あの、先生。どうしたのですか?」

「音の精霊さんがノノミさんを気に入ったらしくな。さっきの皆の声の音の調整がとっても良かったようで今後全面的に力を貸してくれるようだ」

「え!?そうなんですか。やったー」

 

 陽介の言葉にノノミは大喜びする。

 他のみんなは使える中で自分だけが使えないことに少し疎外感を感じたことがあったのかその喜びはすさまじいものであった。

 それから皆で魔法が使えるようになったノノミと一緒に音の魔法でどんなことに使えるのかを談義している内に…

 

『封鎖地点を突破。この先は安全です』

 

 アヤネからの報告に陽介たちはひとまず安心する。

 

「ひとまずクリアといったところだな。さてクリア報酬を確認するとしよう。シロコさん書類を出してくれ」

「ん、あの先生……」

 

 シロコがやってしまったという顔でカバンの中身を陽介達に見せる。

 そこには陽介達の目的である書類と大量の現金が入っていた。

 

「……へ?なんじゃこりゃ!?カバンの中に……札束が……!?」

「うえええええっ!?シロコ先輩、現金を盗んじゃったの!?」

「ち、違う……目当ての書類はちゃんとある。このお金は、銀行の人が勝手に勘違いして入れただけで……」

「どれどれ……うへ、軽く1億はあるね。本当に5分で1億稼いじゃったよー」

 

 セリカの言葉にシロコは若干涙目になりながらも否定する。

 

「やった!! 何ぼーっとしているよ運ぶわよ!!」

『そんなことしたら本当に犯罪になっちゃうよセリカちゃん』

 

 唖然とするホシノ達をよそにセリカが現金運ぶべくカバンに手を掛けるがアヤネが静止する。

 しかしセリカからすれば自分たちが汗水働いた金で自分たちが使った方がいいのだと主張。

 ノノミもまたセリカの意見に賛成する。

 しかしホシノはその意見に反対する。

 

「今回、私達に必要なのは書類だけだよ。今回は悪人の犯罪資金だからいいとして、次はどうする?その次は?」

「……」

「こんな方法に慣れちゃうと……ゆくゆくは、きっと平気で同じ事をするようになるよ。そしたら…この先またピンチになった時に、『仕方ないよね』とか言いながら、やっちゃいけないことに手を出すと思う」

「………」

「うへ〜、おじさんとしては、カワイイ後輩がそうなっちゃうのはイヤだな〜」

 

 ホシノの意見は陽介も同意する。

 過酷な異世界でも陽介は決して犯罪に染めるようなことはしていない。

 それは陽介自身の善性もあるが何よりホシノの言うように一度手を染めれば手段として出てくるからだ。

 だからこそ陽介は異世界において殺人に手を出していないのだ。

 

「あの先生。大丈夫ですか」

 

 陽介が俯いているとヒフミから声がかかる。

 陽介は大丈夫だと相槌を打つ。

 ホシノの説得が成功したのか現金は手放すことになった。

 最も返したところで犯罪資金になるので陽介の魔法で処分することになった。

 

炎凰(バライブート フォルグ)……『待ってください! 何者かがそちらに接近しています!』 」

 

「追手のマーケットガード!?」

『……い、いえ。敵意はない様子です。調べますね……』

「全員念のため、覆面を被るんだ。あれらの対処は俺がやる」

「ん。貌の精霊、ヘアピンを覆面にして体を大きくしてください」

「音の精霊さん、みんなの声をお願いします」

 

 陽介はいつでも魔法を使えるように準備しシロコは魔法で変装。ノノミによって全員の声が変化する。

 

『結果が出ました!あれは……べ、便利屋のアルさん!?』

「はあ、ふう……ま、待って!!」

「……!」

「あ、私は敵じゃないから……」

 

 アルは陽介たちに向かって敵じゃないと示す。

 さっきまで走っていたのか息が荒い。

 馬に乗った陽介たちを追跡するところを見るに能力が高いようだ。

 

何であいつらが?

撃退する?

どうかな。戦う気がないって相手を叩くのもねえ

 

 ホシノ達は小声でどうするかの相談するなかでシロコが撃退を提案するがホシノはあまり乗り気ではないようだ。

 

「それにあなたたち、銀行の襲撃、見せてもらったわ……。ブラックマーケットの銀行をものの五分で攻略して見事に撤収……稀に見るアウトローっぷりだったわ」

「……!?」

 

 アルの言葉にホシノ達は思わず内心で驚愕する。

 こういったことを言われると思わなかったのとアルの反応からするに覆面を被った目の前の集団がアビドス高校の面々だということに気づいていないだろう。

 

「正直、すごく衝撃的だったというか、このご時世にあんな大胆なことができるなんて……感動的というか」

 

 続けられたセリフにホシノ達はアルが本気で気づいてないことに確信する。

 確かに今のホシノ達の声からアビドス高校の面々だと気づくのは不可能だ。

 しかし彼女たちの背恰好をみれば誰だって気づくのではないか。

 陽介はアルがそのうち詐欺被害に遭うんじゃないかと思わず心配してしまう。

 

「わ、私も頑張るわ! 法律や規律に縛られない、本当の意味での自由な魂! そんなアウトローになりたいから!そ、そういうことだから……な、名前を教えて!」

「一体……何の話?」

 

 アルの宣言に終始困惑を隠せない。

 

(組織名か…よし小鳥遊さんはジェットリッパーでシロコさんはアントロイドでノノミさんはシェルショーグンで黒見さんはマダムバーバーで阿慈谷さんはリーダだしXiタイガーって名乗ろう。それで組織名はスカーレットだ)

 

 そんなシロコ達をよそに陽介はアルの前で自己紹介をしようとする。

 

「……はいっ! おっしゃることは、よーくわかりましたっ!」

「のっ、ノノミ先輩!?」

 

 そんな陽介の考えをよそにノノミは大きな声で答える。

 声のせいかとても威厳があってアルは思わずビクついてしまう。

 

「私たちは、人呼んで……覆面水着団!」

「……覆面水着団!? や、ヤバい……!! 超クール!! カッコ良すぎるわ!」

 

 どうやら覆面水着団という名前がアルには刺さったようだ。

 ペロロの件といい覆面水着団の名前といい最近の若い子の好みがわからないと思う陽介であった。

 

「ふふふふのふ、目には目を歯には歯を無慈悲に孤高に我が道のごとく魔境を行く。それが私たちのモットーだ!!」(CV中◯譲治)

(か、かっこいい)

 

 ノノミのノリにホシノも悪乗りし口上を述べる。

 その口上がかっこいいのかアルは恍惚とした笑みを浮かべていた。

 

「うへ〜まあ、本来ならスクール水着に覆面が正装なんだけどね、ちょっと緊急だったもんで、今日は覆面だけなんだー」

「そうなんです! 普段はアイドルとして活動してて、夜になると悪人を倒す正義の怪盗に変身するんです!」

 

 どうやらノノミはスクールアイドルに未だに未練があるようで設定を付け足していた。

 

「そして私はクリスティーナだお♧特技は魔法だお♧」

 

 ノノミは奇怪なポーズで自己紹介をする。

 さらに特技を言うところで魔法を使いアルと同じ声にする。

 

「『だ、だお♧』……!? きゃ、キャラも立ってる……!?それに魔法!?あなたも魔法を使えるの!? きゃーっ、お揃いね私も魔法が使えるの!!」

 

 幼子が憧れのアイドルと初めて相対したような喜びをする。

 さらには自分と同じように魔法が使えることに興奮し闇の剣を出現させる。

 

「そしてこっちが…えーと、協力者で今回の銀行強盗でリーダーをやってくれたファウストさんと…」

「ちょっと待ってください私はリーダーなんて…」

「すごいわ!!あんなかっこいい人を率いるなんて」

 

 ノノミの紹介に否定するヒフミだったがアルの称賛の声にかき消される。

 そしてノノミの紹介で前に出た陽介は…

 

「ウルフガンブラッドだ」

「…………」

「…………」

 

 辺りが沈黙する。

 

「すごいわ…」

「ん?…」

すごいわ!ウルフガンブラッドなんてかっこいい名前だわ!!

 

 沈黙を破ったのはアルだ。

 あまりのかっこよさに一瞬悶えていたがウルフガンブラッドという名前がいたく刺さったようだ。

 

ウルフガンブラッドって安直すぎないかしら

ん。名前負けがすごい

偽名使うににしてももっと身の丈にあった名前が良いとおじさんは思うよ

 

 アルの反応に対してホシノ達の反応はあまり良くないようだ。

 

「だよな!?カッコいんだ…それらはかつて戦った強敵の名前でな…よさがわかるとはな…!やるな陸八魔さんフフフ…」

 

 そんなホシノ達の反応をよそに陽介はパアッと明るくなる。

 

「強敵の名前を襲名なんてすごいわ!!ウルフガンブラッドさん。私、あなたみたいなアウトローになるわ。誰にも縛れない自由な…」

 

 そうして陽介がアルと談義していると陽介は自身の銃と馬の手綱をアルに手渡す。

 

「ウルフガンブラッドさん、これは?」

「アウトローを目指す陸八魔さんへのプレゼントだ」

「いいの?だってこれは…」

「いいんだ陸八魔さんにならこいつらを託せる」

「わかったわ!!私頑張るわ!!頑張ってあなたが誇れるアウトローになるわ!!!」

「頑張れ陸八魔さん!!さらばだ」

「さよなら!!!ウルフガンブラッドさん!!!」

 

 陽介はアルと感動できな別れの言葉を述べホシノ達とその場を離れるのだった。

 

(((((いや、なにこれ?)))))

 

 一方でホシノ達にはなんなのかよくわからない茶番に突き合わされて困惑しているのだった。

 

「…よし!我が道の如く魔境を…魂に刻んだわ。私もがんばる…!あっ、ウルフガンブラッドさんに馬の名前を聞き忘れてしまったわ。どうしましょう…そうね、せっかくだし名前を付けてげるわ…よし、あなたの名前はシルバーヴァレットよ」

 

 そう言ってアルは新しい社員であるシルバーヴァレットに跨るのだった。

 

「わ ー 、アルちゃんドはまりしちゃってるじゃん。特撮モノのイベントに連れてってもらった子供みたいな顔してる!」

「事実を伝えるべきなんだろうけど……いつ言おうか?」

「面白いからしはらく放置で」

「あ、あの……このバッグ、どうしましよう?あの人たちが置いて行ったみたいなんですけど…」

 

 その後アル達は陽介達が忘れた現金1億を入手するのだった。

 

 

 

 

覆面水着団がアビドスだったですってええ!!??

 

 後に社員達から尊敬する覆面水着団の正体を伝えられて驚愕の声をアルは上げるのだった。

 

 

 

 

 陽介達はアビドスに戻り、書類の確認を行っていた。

 

「…………」

 

 陽介がふと周りを見てみると対策委員会の面々は真剣な表情で書類を読み解いていった。

 そして書類を読み終えると真っ先にセリカが声を上げる。

 

「なっ、何これ!? 一体どういうことなのっ!?」

「現金輸送車の集金記録にはアビドスで788万円集金したと記されてる。私たちの学校に来たあのトラックで間違いない」

 

 シロコは淡々ともう一枚の書類を出す。

 

「……でも、その後すぐにカタカタヘルメット団に対して『任務補助金500万円提供』って記録がある」

「ということは……それって……」

「私たちのお金を受け取った後に、ヘルメット団のアジトに直行して任務補助金を渡したってことだよね!?」

「…………」

 

 セリカの怒号が教室に響く。

 しかしそれは致し方のないことだ。

 自分たちが汗水働いて返済したお金を邪魔してくるヘルメット団に渡すなどというマッチポンプをカイザーはしているのだから。

 

 「任務だなんて……カタカタヘルメット団に……? ヘルメット団の背後にいるのは、まさか本当に……カイザーローン?」

 

 アヤネの嘆くような悲痛な声がに教室に響く。

 彼女たちにとって信じられない、信じたくないような事実ではある。

 しかし不可解な点も残る。それはカイザーローンの動機だ。

 

 「ど、どういうことでしょう!? 理解できません! 学校が破産したら、貸し付けたお金も回収できないでしょうに……どうしてそのようなことを……?」

 

 ノノミの困惑と疑問は全うである。

 10億近い借金に比べれば少ないが毎月数百万もの借金を返済している能力がある学校をわざわざ潰す理由が陽介には思い当たらない。

 

「ふーむ……」

「…………」

 

 ホシノと陽介はカイザーローンの動機を考える。

 そうして考えていると先日たかふみとの会話で出てきた「アビドスの土地はそこまでするほど価値があるの?」についてだ。

 おそらくカイザーローンは借金の取り立てが目的ではないのだろう。

 しかし仮にホシノ達が諦めて別の学区に逃げたとしてカイザーが得られるのはなんだ?

 校舎かそれとも学校にある設備なのか?

 やはり陽介が出向きカイザーのお偉いさんの記憶を読んだほうがいいのではないかと陽介を考える。

 

(だめですよ先生。下手に動くとこちらは批判されます。もっと証拠を集めてからにしましょう)

 

 しかしそんな陽介の考えをアロナがリスクの面から否定するのだった。

 結局、陽介達は目的のものを入手することはできたが謎は深まるばかりだった。

 

 

 

 

 情報の整理を終えた陽介達は日が暮れているのでヒフミを送ることにした。

 ヒフミは今回のティーパーティーに報告してアビドスの問題解決を提案する。

 

「ヒフミちゃんの気持ちはありがたいけど、そっちに知らせたところで、これといった打開策が出るわけじゃないし、かえって私たちがパニくることになりそうなんだよねー」

 

 しかしホシノはその提案を却下する。

 

「そ、そうですか……?」

「ほら、今のアビドスって廃校寸前じゃん?トリニティやゲヘナみたいなマンモス校からのアクションをコントロールできる力がないんだよー。言ってる意味、分かる?」

「……サポートをするという名目で悪さをされても、それを阻止できない……ってことですよね。そうですね……その可能性もなくはありません。あうぅ……政治って難しいです」

「でも……ホシノ先輩、悲観的に考えすぎなのではないでしょうか?本当に助けてくれるかもしれませんし……」

「うへへ〜、私は人の好意を素直に受け取れない、汚れたおじさんになっちゃってねー。『万が一』ってことをスルーしたから、アビドスはこの有様になっちゃったんだよ」

 

 そう言って笑うホシノだったが陽介からすればそれは無理をしているのではないかと感じ取れた。

 

「えっと……今日は本当に……色々なことがありましたね」

「そうだね、すごく楽しかった」

「……楽しかったのはシロコ先輩だけじゃないの?」

「あ、あはは……私も楽しかったです」

「いやぁー、ファウストちゃん。お世話になったね」

「そ、その呼び方はやめてください!」

 

 ホシノの言葉にヒフミは首を大きく横に振る。

 

「ホシノ先輩、ヒフミさんが困っているじゃないですか」

「と、とにかく……これからも大変だと思いますが、頑張ってくださいね。応援してます」

 

 ヒフミは笑顔で激励を入れてペコリとお辞儀をする。

 

「それでは……みなさん、またお会いしましょう」

 

 陽介の魔法で駅まで運ばれるのだった。

 

「みなさんお疲れ様でした。今日はゆっくり休んで、明日改めて集まりましよう」

 

 アヤネの言葉を皮切りにその日は解散となった。

 




 ノノミは音の魔法を習得した
 アルは新しい銃と馬を手に入れた。
 陽介達は重要書類を手に入れた。しかし謎は深まるばかりだ。

 馬(シルバーヴァレット)
 ブラックマーケットで購入したドローンを王神剣の力で改造した代物。
 自立で動き敵を倒す。
 現在アルが所有中。
 無理すれば便利屋全員で乗れるぐらい大きい
 視覚の共有も可能なため陽介はアル達がどこにいるのか何をしているのかを把握できたりする。
 マガツの屍兵みたいに欠損部位から肥大化した部分が出ることもあり仮に倒すなら高火力の面制圧が必要で単騎で相手するなら結構面倒い。

・ジェットリッパー、アントロイド、シェルショーグン、マダムバーバー、Xiタイガー
エイリアンソルジャーに出てくるボスの名前

書いてる時、声が変わってるノノミがクレヨンしんちゃんのジョマが脳裏に思い浮かんでます
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