灯里「やっと原作での対策委員会編に…って宮子?何故凹んで…」
宮子「…別に何でもありません。作品のタイトルが黒鉄の守護者と魔装竜なのに私の出番が…」
灯里「まぁ、原作だとRABBIT小隊の出番自体がもっと先だったからね」
宮子「こうなるならタイトルも黒鉄の守護者にすべきだったのでは…?」
―side:Akari Raijin―
「見渡す限りの砂!砂!砂ッ!そして私は砂漠の中の運び屋なのさッ!」
『先生、大丈夫ですか?精神安定剤飲みます?』
「アロナよ…私達アデプトテレイターは薬とか効果は今一つなんよ。同様にアルコールで酔えないし。あっ、良い子は飲酒、ダメゼッタイだからね!ババアとの約束だよ!」
『誰に向かって言ってるんですか…?そもそも未成年の飲酒はダメですよ』
という訳で私達は現在砂漠のど真ん中で絶賛迷子中な訳で…地図データが役に立たねぇ!クソがっ!クソったれッ!
えっ、何で砂漠にいるのかって?そもそも宮子はどうしたって?宮子はD.U.に残っててついてきてないんだよねぇ…だから今は私とアロナだけなのよさ。
そうして初日はトリニティ総合学園へ。お嬢様学校だったね、あと天使の羽生やした娘がチラホラおったわ。あれ飛べるのかねぇ…?気にはなるけど聞きはしなかった。優雅な雰囲気とは裏腹に何というか何処か堅苦しいというか…聖園ミカって娘みたいに明るい娘はいたけど。あと生徒会長が3人というのには驚いた。しかも
もしかして、あの場にいたのスイーツを求めて…いたいけな娘達の青春を邪魔した
…閑話休題、それはそうと正体がこんなババアとは流石に気づいていない筈…筈だよね?学園出るまで見られてたけど…
翌日はゲヘナ学園へ。トリニティとは正反対に悪魔をイメージさせる鋭い角や翼、尻尾を持った娘が多い何というかゲヘナ自治区、治安悪くない?大丈夫?元気通りこしてフリーダム過ぎない?
まず生徒会…えっと万魔殿と書いてパンデモニウムソサエティー…って初見で読めるか!そもそもどうやったらそう読むんだ!って思ったけどツッコミたい事は口には出さなかった。
その万魔殿の議長イコール他校での生徒会長にあたる羽沼マコトとの対談…何も考えてるか読めない所があるなぁとは思ったと同時に中々の野心の持ち主だったね。野心が行き過ぎると身を滅ぼしかねないから気を付けて欲しいね…世の中には組織のトップになるために数えきれないレベルで裏切った末に処刑されて幽霊となって彷徨っている自称ニューリーダーがいるみたいだし。あっ、ファングタイガーと戯れてる棗イロハって娘と丹花イブキって娘が可愛らしくて微笑ましかっ…えっ、イブキ11歳とかマジで?しかも落書きの中に関数グラフのようなものが混じっているしもしかして天才…?
あと、そのマコトがやたら敵視してた風紀委員長の空崎ヒナに会えた。めっちゃ可愛かった(語彙力喪失)…って、そんな事言ってる場合じゃない。チナツから話は聞いてたけど生真面目で善良な娘…そして何というかお労しい…何でもゲヘナ自治区最強クラスの実力者でその真面目さから気苦労が絶えないとか…癒してあげたいねうん。あっ、モモトークで連絡先交換した…何でもゲヘナ生が問題起こしたら連絡してくれだとか。
そして更に翌日。はい、ミレニアムサイエンススクールですねハイテクですね…何か他と比べて技術力高くない!?あとディロフォスとディメパルサーがやたら多いぃ!10倍どころってレベルじゃないわ!
ユウカ曰く元々は"
噺を戻そう、ヒマリが抜けた後のヴェリタスは副部長の各務チヒロが代表を努めているらしい。
そのヴェリタスを通して正体を知られてしまった訳だけど…元々技術畑の娘が多いミレニアム。そんな娘達がスーパーコンボイを見ればどうなるか…お分かりいただけだろうか?質問責めにされたり解析させてと頼まれたり大変な事になる。何なら本来は制止するであろう側の
そんなこんなでキヴォトス三大マンモス校への訪問が終わり、仕事もこなしつつRABBIT小隊の様子も見に行ったりだったのよ。
そうそう、宮子はジーオスパイダーアラクネを経て色々吹っ切れたらしい。何でも友達の遺品を取り戻したのと生と死の狭間の世界でその友達と話が出来たらしい。この世界のRABBIT小隊とも
そのRABBIT小隊の娘達もちょっと成長したみたいで初めて会った時よりも仲が良くなってた上に廃校を阻止する為にデモをするのではなく、自警団として市民の安全を守る為に時にはヴァルキューレの娘達と協力して地道に人助けをしたりしていているようで一安心したよ。私としても今後彼女達に仕事を頼む事が多くなるだろう。
そんな訳でシャーレでの仕事にも慣れてきたある日の事。シャーレの知名度もそこそこ上がってきたし、依頼に関しても宮子やRABBIT小隊の皆の協力もあって想像以上にスムーズにこなせている。私が手を離せない緊急の案件に関しては宮子とミヤコが指揮して解決してくれるから本当に助かる。
『先生、ちょっと読んでももらって欲しいメッセージがあります』
そんな中で訪れた今回の案件の切欠はアロナが神妙な面持ちで見せてくれた一通の手紙だった。
「どれどれ…」
手紙の内容はこうだ。
【連邦捜査部の先生へ
こんにちは。私はアビドス高等学校廃校対策委員会の奥空アヤネと申します。今回どうしても先生にお願いしたいことがありまして、こうしてお手紙を書きました。
単刀直入に言いますと、今、私たちの学校は追い詰められています。それも、地域の暴力組織によってです。
こうなってしまった事情は、かなり複雑ですが…。どうやら、私たちの校舎が狙われているようです。
今はどうにか食い止めていますが、そろそろ弾薬などの補給が底を突いてしまいます…。このままでは、暴力組織に学校を占領されてしまいそうな状況です。
それで、今回先生にお願いできればと思いました。先生どうか私たちの力になっていただけませんか?】
「アロナ、アビドス高校に関するデータを頂戴」
『はい、昔はとても大きな自治区でしたけど、気候の変動で厳しい状況になってると聞きました』
アロナがタブレット上に写した現在のアビドスの航空写は砂漠が広がるなかに幾つかの居住地が広がっているという凄まじい有り様だった。
「連邦生徒会に残された最新の情報は?」
『申し訳ありません…去年までの情報しか…』
アロナは謝罪しながら去年のアビドス自治区のデータを提示してくれた…それと先程の手紙を見てある違和感を抱いた。
「アビドス
私が行き着いた可能性…それは生徒会が機能してないという事だ。アビドス高校はおそらく崖っぷちの風前の灯火。今すぐ手を打たないと彼女達は居場所を失う事になるだろうクソっ、もっと早く彼女達の
彼女達の救援に向かう為に早急に準備しないと…!
「アロナ、大至急でありったけ弾薬等の補給物資の調達をお願い。準備でき次第アビドスに向かうから」
『わかりました!先生!』
これがジーオス絡み以外だと初の大規模案件の始まりだった。
それから私が不在の間のシャーレの事は宮子とRABBIT小隊に任せて私はアビドス自治区へ出発して今に至る。
連邦生徒会の資料によるとアビドス自治区は今現在も砂嵐が定期的に発生し大規模な被害をもたらしているという。
故にそれが数年も重なれば地形も砂に埋もれて変化していてもおかしくない。本校は既に砂の中に埋もれ、今や分校舎が残されているのみらしい。
しかも困った事に現在のアビドス高校が利用してると思わしき分校舎がどれなのか何処にあるのかは連邦生徒会の資料に残っていない…結果、しらみ潰しに探すしかなく私達は迷ってしまった訳だ。
「このままじゃ何時になっても…」
その時、スーパーコンボイのレーダーが生体反応を検知した。
偵察機を出してその反応元を映像で確認するとその正体は自転車を漕いで何処かへ向かう銀髪セミロングで犬見を生やした少女だった。しかも彼女が纏う制服は連邦生徒会の資料に残っていたアビドス高校の制服そのものだった。
このチャンスを逃してはいけない!私はスーパーコンボイを彼女の元へ走らせ、気付いてもらえるようクラクションを鳴らす。流石の彼女も気付いたのか自転車を停めて此方を振り向く。
「そこの貴女!」
私はスーパーコンボイから降りて彼女に呼び掛ける。
「ん?何か用…?」
そう私に訊ねる彼女…よく見ると彼女の瞳はオッドアイで、瞳の色こそ同じだが瞳孔は左右で色が異なっている。
「貴女、アビドス高校の生徒だよね?」
「ん、そう。貴女は?」
「私は連邦捜査部シャーレ担当顧問の頼尽灯里。簡単に言えば先生ってところかな。貴女の高校の奥空アヤネって娘からメッセージを受け取ったんだけど…恥ずかしながら此方のデータが古すぎて道に迷ってたんだよね。だから
「貴女がシャーレの先生だったんだね。それじゃあ久しぶりのお客さんだ。私は砂狼シロコ…アビドス高校2年生。案内するからついてきて」
彼女…砂狼シロコは自己紹介すると自転車に乗って再び漕ぎ出し、私もスーパーコンボイに乗って彼女の後を追ったのだった。
To be continue…