転生特典はライダー、でも試練を受けろ?え?どういうこと?   作:アマガキ

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00 プロローグ

真っ白な空間に少年はいた。

「あれ、俺は学校に行こうとして・・・・・・」

『階段から落ちて死んだんじゃよ』

「そうか、死んだのか・・・・・・え?」

そこで少年が振り向くとに老人が一人、目に入った。

「あ、あんたはいったい・・・・・・?」

『おぬしらの言う創造神じゃよ』

「はぁっ?!神っているのかよ」

『目の前にいるじゃろ』

半信半疑といった呈で少年は神(仮)を見る。

「その神がなんだって死んだっていう俺なんかの前に?」

『まあちっとは考えてみい』

少年は考えてみて答えにたどり着いた。

「まさか二次小説のテンプレみたいに転生させてやるとかか?」

『まあ、その通りじゃ』

「ってことは俺が死んだのはあんたのせいとかいう展開か!」

『なんでそうなった?』

「よくあるじゃないか、死なせた詫びに転生させるの」

『あるな。だがそういうわけじゃないから安心するんじゃな。死んだのはおぬしの過失じゃし、転生させようと思ったのはわしが見込みがあると思ったからじゃ』

「じゃあどんな世界に転生するんだよ?」

『それなんじゃが、面倒な規則での転生するに足るかどうかをまず試さなきゃならんのじゃ』

「試す?」

『そうじゃ』

「やっぱり特典とかあるのか?」

『ああ、特典は仮面ライダーじゃ。それほど力を持つには資格を問わねばならんのじゃ』

「で、どんな試験なんだよ?」

『おぬし仮面ライダーSPIRITSを知っておるか?』

「知ってるぜ。面白いよな。って、俺もう続き読めねえのかよ?!」

『それの第三部のバダン侵攻があるじゃろ?』

「ああ、デルザーとかヤバいよな」

『あれのように平成ライダー十四種の怪人がはびこる日本を制覇してもらう」

「はぁ?」

『とにかく最後まで生き残っておればいい』

「ちょっとまで特典のライダーはなんだ?当然ディケイドだよな?!」

『ランダムじゃ、それにおんし一人でやれというわけでもない。大体わしはできると思っているから主を選んだんじゃぞ?』

「いやちょっ」

喰ってかかろうとした少年の足元に穴が開きそこ吸い込まれた。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

「いてて、ここどこだよ」

気が付くと少年は自然に囲まれていた。

「これは・・・・・・山か?」

彼の隣にはリュックが置かれていた。

「これに特典が入ってるのか?」

そう呟きながら彼がリュックを開くと、一番上には一つのカードデッキと携帯があった。

(これならいける、主役じゃないにしてもそれと同等だ)

『みーつけた』『みーつけた』

突如上から声が聞こえたので見上げると一組の男女が木の上から少年を見下ろしている。

「童子に姫、魔化魍のテリトリーってことか?」

『こーろそう』『こーろそう』

「答えてくれないか」

そう言って少年はカードデッキを前に突き出し、

「やべっ、鏡がねえ」

っと、あわて始めたが、腰にベルトが生み出された。

「なるほどドラゴンナイト仕様か」

それに呼応するように姫、童子も妖姫、怪童子へと姿を変える。

「変身!」

そして少年は仮面ライダーナイトになった。

 

 

 

《SWORD VENT》

上から降ってきたウィングランサーをつかみナイトが童子に切りかかる。

それを躱しながら童子、姫は針を吹く。

「ってぇな」

その針を受けながらも、デッキに手を伸ばし一枚のカードをダークバイザーにセットする。

《GUARD VENT》

「これで効かねえぞ」

実際は完全に防御しきれているわけではないがそれでも余裕ができたのか嬉々とし始める。

「次はこれやるか」

余裕にかまけて次のカードを使う。

《TRICK VENT》

八対に分身して童子姫に向かう。

そして囲み、各々が手に持ったウィングランサーで刺し貫く。

「やったぜ」

何名かが傷を負わされたが、童子と姫はをつぶすことには成功した。

だがその勝利の一瞬が隙となった。

「「「がぁっ?!」」」「「「「「!?」」」」」

巨大な針が降ってきてそれに三体の分身が貫かれ消えた。

「そうだった本命を忘れていた」

童子、姫がいるということはその子たる魔化魍がいるということである。

「何の魔化魍だこいつは?」

背中に大量のとげを生やし、長い尾に牛の角を持つ魔化魍。

ナイトは気付いていないが山嵐である。

「これしか手はないか?」

《《《《《FINAL VENT》》》》》

分身とともにファイナルベントを発動。

背中に纏ったダークウィングがドリルのように身を包む。

漆黒の弾丸とかした五人のナイトが同時に山嵐を貫かんと襲い掛かる。

仮面ライダーナイトのファイナルベント飛翔斬のトリックベントとの合わせ技である。

山嵐は自身の針を飛ばしそれを防ごうとするも、飛翔斬の回転によりほとんどの針がはじかれた。

一人だけ運悪く貫かれた分身がいたが、四体のナイトが迫っていった。

結果、山嵐は爆発四散した。

幸いにも本体はひどい傷を負うことはなかった。

「へ、軽い軽い。次々行くか」

ナイトはそのまま駆け出した。

 

「いねえな、怪人」

かなりの時間山を登ったが運悪く。

相当山の奥に来てしまったのだが本人は知る由もなかった。

《こんなところにライダー》

《殺そう殺そう》

「ようやく二体目か」

次の敵の出現に少年はようやくかといった呈で対峙する。

対する厳つい体表を持った童子と姫はそれぞれ刀と刀を持ち襲い掛かる。

初戦闘から変身を解いていないナイトはダークバイザーを持ってそれに立ち向かう。

だがここでナイトはいくつもの過ちを犯していた。

まず一つ目、龍騎系ライダーのカードは一度の変身で武装系以外のカードは一枚しか使えないことを知らなかった。

二つ目、長時間の山の探索で彼は消耗していた。

三つ目、一度目の戦闘に勝ったことで彼は慢心してしまった。

四つ目、響鬼について、詳しく知らなかった彼は自身が対峙しているのが武者童子、鎧姫だという上位種だと気付けなかった。

 

結果、

 

「うわぁ?!」

『弱い弱い』

『我が子のえさになれ』

その膂力に圧倒されることになった。

(畜生、ファイナル撃つしかねえか?!)

『死ね』

そういい、鎧姫が槍を振り上げる。

「うぉっと?!」

ギリギリ躱し、カードを引き抜き装填する。

 

《SWORD VENT》

 

「は?おっと?!」

発動されたカードがソードベントだったことに戸惑った一瞬のうちに武者童子が手に持った刀で切りつけてきた。

何とかしのいだものの状況はかなり悪い。

「なんかわかんねえけどファイナルベントは一回しか使えねえってことか」

(それなら奥の手、サバイブしかねえか)

《SWOR DVENT》

「は?あが!?」

『どうしたその程度か?』

『さっさと死ね死ね』

槍と刀でかわるがわる攻撃される。

(サバイブを引いたつもりだったのに。なんだよこれ、生き残れるんじゃなかったのかよ?!)

焦りに焦ったナイトは碌に攻撃をかわすこともできない。

(と、とりあえず分身は?)

《SWORD VENT》

「またかよ!がぁっ!」

強烈な痛みが少年を襲う。

「畜生ぉぉぉぉぉぉぉ!」

『終わりだ』

そう呟く鎧姫の槍がナイトのデッキごと体を貫いた。

しばらくは呻いていたがやがてその少年は息を引き取った。

 

 

 

 




解説コーナー

転生者ナンバー08
名前:特になし(つける気もなかった)
特典:仮面ライダーナイト
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性格原型:慢心系噛ませ犬

0話で誰かしら殺すことでこのお話では結構簡単に死にますよってことを現すために噛ませに吸うようにつくった性格の一つです。
勝てると思って突っ走って死にました。
おまけに他のアイテムが入ったリュックも山の中にほっていきました。
きっとほかのキャラクターにわたるでしょう。

山嵐の童子、姫、魔化魍
針で攻撃する魔化魍。
響鬼の轟鬼が一人前になる回で初登場しました。

ヨロイツチグモの武者童子、鎧姫
響鬼中盤の強かった怪人。
二対一で鋭鬼は敗北。二対二で轟鬼、威吹鬼は苦戦した末に二人がかりで一方を倒すのが関の山という怪人。
特に防御力が高い。

龍騎のライダーシステム
武装召喚のカード以外は一度の変身で一回しか使えない設定。
あとベルトはどこでもドラゴンナイト風に発生する。

どうでしたか?これからもお読みいただけると嬉しいです。
あと感想お待ちしております。
それでは次回で。





別に死んだ少年が主人公だとは言ってませんよ?

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