ティガダーク~やはり俺は光の巨人になれない~ 作:大枝豆もやし
ネオガイガレード
宇宙空間。
放射線と絶対零度が支配する死の空間。
本来なら生物など存在しないソコで、巨大な生物が争っている。
ティガダーク敏捷体とネオガイガレード。
生物にあるまじき速度で両者は宇宙空間を飛び回る。
「デュア!」
ティガダークが光弾を放つ。
エネルギーをチャージするかのような動作をした後で。
ランバルト光弾。
敏捷体の必殺技であり、幾多の怪獣や宇宙人を屠った強力な一撃。
撃ち出されたソレは正確にネオガイガレードを捉える…。
「(やっぱダメか)」
ランバルト光弾がネオガイガレードを貫くことはなかった。
命中はした。胴体ど真ん中を捉えた。
だが、ソレを阻む分厚い壁が突如形成された。
亜空間バリア。
スフィア怪獣の共通能力。
中でもこの個体のソレは特に強力。
現にティガダークのランバルト光弾を防いでみせた。
ネオガイガレードが吠える。
本来、大気が無い筈の宇宙で。
まるで無駄な抵抗をする相手を嘲笑うかのように。
今度はこちらから行くぞと宣言するかのように。
ネオガイガレードが光線を放つ。
避けるティガダーク。
しかし光線は急カーブしてティガダークを追跡する。
防御するティガダーク。
通常体にタイプチェンジしながらバリアを形成する。
おかげで全ての追尾光線を防いだが、速度が低下してしまった。
ネオガイガレードはその隙を突いてティガダークを狙撃しようと動き出す。
両腕を左右に広げてエネルギーをチャージ。
赤い電流が両腕の間に発生し、ソレを口に送り込んで更にチャージ。
破壊光線と化した赤い光条がティガダーク目掛けて撃ち出された。
「デュア!」
紙一重で避けるティガダーク。
身体を少し傾けるだけで回避しながら、突き出た右手から光線を放つ。
ハンドスラッシュ。威力こそ無いが思わぬ反撃によってネオガイガレードは一瞬怯んだ。
その隙にティガダークは再び敏捷体にタイプチェンジして加速。ネオガイガレードに接近した。
迎え撃つネオガイガレード。
先程の反撃が気に障ったのか、それとも迎撃出来る自信があるのか。
その場に止まり右腕の大鎌を振り上げる。
亜空間バリアで捕獲した後、右腕で叩き落すつもりだ。
一見すれば妥当な案。
ネオガイガレードの亜空間バリアの強度は既に実証染み。
ランバルト光弾を防げたのなら、いくらスピードがある敏捷体でもパワー不足で捕獲される。
だが、ソレだけでは足りなかった。
「デュア!!」
更に加速して威力を付けた後にタイプチェンジ。
剛力体となったティガダークの拳がネオガイガレードを捉えた。
敏捷体による勢いと剛力体による怪力が乗った一撃。
ソレはネオガイガレード近くの隕石まで吹っ飛ばし、叩きつける形で不時着させた。
「グ…ギャァ………!」
立ち上がろうとするネオガイガレード。
先程の一撃によってボロボロの状態。
特に胸部の発光体が破壊されいた。
ティガダークの狙い通り。
敢えて手抜きの速度で飛んでリズムを覚えさせ、急加速してタイミングをずらして懐に飛び込む。
敏捷体で加速した勢いに剛力体のパワーを併せて発光体を破壊し。
これでバリアを張れなくなった。
全て彼の計算通りに事が進んだ。
後はトドメをさすのみ。
通常体に戻りながら必殺技の構えに入る。
開いた両手がカラータイマーを中心に黒い光の軌道を描く。
「ジュアッ!」
ゼペリオン光線。
放たれたソレはネオガイガレードに直撃。
大爆発を起こして粉砕…否、原子レベルで崩壊させた。
「………」
敵を完全に倒した事を見届け、周囲を警戒。
何もないことを確信した後にティガダークは跳び去って行く。
故郷である地球目掛けて。
今回はティガダークの他にも別のウルトラマンを出します。
まあ、ひと悶着ありますが。
他のウルトラマンとの絡み外伝とかでいる?
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いる
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いらない
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ご自由に