ティガダーク~やはり俺は光の巨人になれない~   作:大枝豆もやし

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そろそろネタが切れたのでこの章で終わらせます。


最終編
ロボット怪獣


 

 サイバー惑星クシア。

 とあるロボット怪獣に乗っ取られた惑星。

 普段はデジタル化する事でサイバー空間に存在している。

 しかし何者かに侵入され、コントロールを奪われてしまった。

 所々で爆発が起こり、侵入者に襲撃されているのが伺える。

 

 侵入者の名はティガダーク。

 彼はクシア内で派手に暴れまくっていた。

 

「侵入者を排除」

「作戦を開始する」

 

 迎え撃つロボット怪獣。

 侵入者抹殺の為に次々と投入される。

 質より量を優先された量産型ロボット怪獣。

 対するティガダークは敏捷体にタイプチェンジした。

 

 スピードで敵を攪乱。

 どれだけ数が多かろうが、同時にかかれるのは四人が限度。

 囲まれようが冷静に対処し、時には敵の攻撃も利用。

 同士討ちを誘発し、盾や障害物にすることで戦場を混乱させていく。

 ソレを利用して死角に回り込み、装甲の薄い部分や関節部を積極的に狙った。

 

 一撃で倒す威力は必要ない。

 なにせ彼の攻撃には“毒”があるのだから。

 

「(ッチ、ハッキングは通じないか)」

 

 貫くと同時、闇の力を流し込む。

 ロボット怪獣を乗っ取ろうとしたが、セキュリティが頑丈でビクともしない。

 だが、エラーを起こす事は出来る。

 クソみたいなデータを流し込む事で内部ソフトが故障。

 エラーを起こして機能停止或いは機能不全を起こさせた。

 

「デュワ!」

 

 手裏剣のように連射された光弾。

 ランバルト光弾。

 それらは名も無きロボット怪獣達に命中。

 他のロボット怪獣も巻き込んで爆発していった。

 誘爆させることで一掃したのだ。

 

「正義を実行する」

 

 遂に本格的な戦力が投入された。

 シビルジャッジメンターギャラクトロン。

 ウルトラマンを倒した実績があり、後のシリーズでも強敵として描かれている。

 ソレは炎の中を突っ切ってティガダークの前に現れる。

 

「デュワッ!」

 

 ティガダークが光弾を放つ。

 牽制用のスラッシュ技の連射。

 ギャラクトロンは魔法陣のようなバリアで防御。

 反撃として右手の砲門から光線を撃ち出した。

 光線に飲み込まれるティガダーク。

 

 ギャラクトロンは第三の腕を攻撃しながら伸ばす。

 後頭部から伸びる大きな鉤爪の付いたギャラクトロンシャフト。

 ソレでティガダークを掴もうとした。

 

「デュワ!」

 

 ティガダークが光輪を放った。

 ギャラクトロンの光線を浴びながら。

 ゼペリオン光輪。

 ソレはギャラクトロンの光線を突破し、ギャラクトロンシャフトを切り裂いた。

 

「ッ!?」

 

 現れたのは剛力体となったティガダーク。

 ソレに応戦しようとギャラクトロンは右手のクローと左腕の大剣ギャラクトロンブレードを展開。

 眼から牽制として光線を放ってティガダークを牽制し、突貫していく。

 

「デュワ!」

 

 迎え撃つティガダーク。

 光線を胸部に食らってもモノとせず、ギャラクトロンを殴る。

 両手の武器を振るうギャラクトロン。

 しかしティガダークはそれらを力ずくで弾き、反撃の拳を敵の胴体に叩きつけた。

 

「ッ!?」 

 

 数歩下がるギャラクトロン。

 追撃を恐れてか大振りに右腕のクローを振るう。

 しかしソレはあっさりと受け流され、更にその腕を捻られることで勢いを返された。

 続けてティガダークが間接技を繰り出す。

 負担が掛かった関節部を力ずくで破壊された。

 

「ッ!!?」

 

 腕が破壊されて動揺する(エラーをおこす)ギャラクトロン。

 その隙にティガダークは捥ぎ取ったそ腕を捨て、必殺光線の構えに入る。

 

「ッ!?」

 

 ギャラクトロンもソレを察知して必殺光線の構えに入る。

 魔法陣を上に複数出現させてエネルギーを充填。

 胸部に送り込んで破壊光線を発射した。

 

 ギャラクトロンスパーク。

 その威力は驚異的の一言。

 着弾地点に超巨大な魔法陣が出現。

 山一つを消滅させ、その辺りも焦土にする程の大爆発を発生させる。

 ソレをティガダークは利用した。

 

「デュワ!」

 

 光線を回避しながら光弾を投げる。

 デラシウム光流。

 ソレは地面にバウンドしてギャラクトロンに命中。

 ティガダークが回避した光線がその背後に着弾したと同時、爆発を起こした。

 

 ギャラクトロンの光線を利用した。

 必殺技の予備行動を見せる事でギャラクトロンスパークを誘発。

 わざと撃たせる事であの脅威的な破壊力で援軍のロボット怪獣を一掃したのだ。

 そしてギャラクトロンはタイミングをズラしたデラシウム光流で撃破。

 まさに一石二鳥である。

 

「未だ来るよな」

 

 次々と投入されるロボット怪獣。

 ギャラクトロン以外にも見たことあるようなロボット怪獣たちがいる。

 ハッキングによって支配、或いは鹵獲した機械から得たデータを元に再現したロボット怪獣たち。

 大方そんな感じだろうが、ティガダークにとって関係ない。

 ただ目の前の敵を潰す。ソレだけだ。

 

 キングジョー。

 ダークエナジーショックで撃破。

 如何に装甲が堅くとも内部は繊細なコンピューターの塊。

 ソレを剛力体のパワーで破壊する事で無力化した。

 

 デスフェイサー。

 原作と似たやり方で撃破。

 先程の戦闘データを元に向かうも、ティガダークはソレを利用。

 むしろどう来るか読み易くなったおかげでより楽になった。

 パワータイプで関節技を極めて両腕を破壊。

 最後はネオマキシマ砲を使用したタイミングを狙い、砲門を貫いて爆破した。

 

 デアボリック。

 最大攻撃のタイミングで撃破。

 全身の武装をフルバーストするが、敏捷体になって回避。

 飛び回て避けながら牽制のスラッシュを放つ。

 功を奏して最大武器であるデアボリックキャノンを放とうとした瞬間、ランバルト光弾を発射。

 チャージしたエネルギーを誘爆させつつ光弾で貫き、大爆発を引き起こした。

 

 こうしてティガダークは進んでいく。

 この惑星の更なる奥へと。

 

「まだ出てくるか」

 

 デジタル魔方陣が展開され、中から一体のロボット怪獣が現れる。

 ギャラクトロンMK2。

 背中に装備された青と金の戦斧、ギャラクトロンベイルを抜いてティガダークに向ける。

 

「こりゃ本気でやらねえとな」

 

 ティガダークの姿が変わる。

 トリニティタイプへと。

 三つ巴のカラータイマーから日本刀が現れる。

 銀色の刀身に黒い刃紋と柄の刀。

 鍔は三つ巴紋となっている。

 

 ミツドモエノツルギ。

 ブロードダークネスが変化したティガダーク専用武器。

 ティガダークに合わせて最適化され、今の主が使いやすい形状に変貌した。

 そして宇宙の穴を縫う針でもある。

 

「はあ!」

 

 戦斧と刀がぶつかり合う。

 互いの得物で攻防を続けながら光線での反撃やバリアによる防御を織り交ぜる。

 

 技術はティガダークが上。

 しかし相手も徐々にラーニングしていく。

 膂力はギャラクトロンが上。

 しかし相手も徐々に出力を上げていく。

 

 一手重ねる度に強くなっていく両者。

 より苛烈さを増し、より技巧が上がり、様々な戦術を展開していく。

 両者譲らず戦いは続けられ、突然終了した。

 

「ッ!?」

 

 ギャラクトロンMK2の左腕が切断された

 ティガダークのフェイント。

 敢えて自身の動きをラーニングさせ、そこから予測して刀を振る。

 ギャラクトロンベイルを振るう威力とミツドモエノツルギを振るう勢いが重なる。

 結果、ティガダークを捉えようと振るった戦斧を持つ腕を切断することに成功した。

 

 勝敗を分けたのはAIと人間の違い。

 機械は高性能であればある程正確になり、常に効率的な動作をする。

 しかし人間は違う。嘘を付いたり不確かな行動をする。

 その違いが勝敗を決したのだ。

 

「デュワ!」

 

 ティガダークが裂帛の勢いで刀を振り下ろす。

 呼応するかのように刀身が闇のオーラを纏って斬撃力を増す。

 ギャラクトロンMK2も咄嗟にバリアを張って防御するが、ソレを易々と突破。

 肩にあるバリア発生装置の一つを破壊した。

 

「ッ!!?」

 

 ギャラクトロンMK2が反撃する。

 手先からビームマシンガン、ギャラクトロンゲベールを。

 手の甲からビームキャノンギャラクトロンシュトラールを。

 そして胸部から束光線ギャラクトロンファングを、続けてデータ化光線を放つ。

 

 やたらに撃ちまくる。

 高性能な機械らしくない動作。

 エネルギー残量だの反動だのは勘定に入れない。

 兎に角眼前の敵を屠るべく、ありったけのビームをぶつけた。

 

 対抗するティガダーク。

 三つ巴の鍔を回してチャージ。

 途端、彼の前方に三つ巴の形をした闇のシールドが形成された。

 シールドはギャラクトロンMK2の攻撃全てを吸収し、鍔に戻ってそのエネルギーを刀身に補填。

 敵目掛けオマケ付きで全て返した。

 

 ダークリフレクトカリバー。

 敵の攻撃を吸収し、ミツドモエノツルギの切断技と合わせてはね返す必殺切断技である。

 

「ッ!?!?」

 

 真っ二つに切断されたギャラクトロンMK2。

 コア部分も破壊され、ゆっくり後ろに倒れて爆散。

 爆発によって背後にあった扉も破壊された。

 

「………やっと見つけたぜ」

 

 壊れた扉をくぐるティガダーク。

 その先に会ったのは白い塔の様な装置。

 ギャラクトロンを連想させるカラーリングをしている。

 ソレを破壊しようとミツドモエノツルギを向けた瞬間、装置が変貌した。

 

 ロボット怪獣となる装置。

 黒と紫と金を基調としたカラーリング。

 無数の砲門を備え重武装に分厚い重装甲。

 ギャラクトロンと似たデザインだが、禍々しい印象を受ける。

 

 ギルバリス。

 ギャラクトロン達の頂点に君臨する最強のロボット怪獣。

 ソレはティガダークの存在を確認した瞬間、全身の砲門をフルバーストさせた。

 

 爆撃が辺りを覆う。

 ティガダークだけでなくその周囲まで。

 まるで一個人にクラスター弾をばら撒くかのように。

 一見すればオーバーキルだが、ティガダークにはソレでも足りなかった。

 

 ズバンッ!

 

 ティガダークが姿を再び現す。

 爆発を紫色の斬撃で切り裂いて。

 右手にミツドモエノツルギを、左手にトリニティハルバードを。

 無傷の状態で二刀流に構え、ギルバリスに斬撃波を繰り出した。

 ソレをギルバリスは腹部からの強力なビーム砲で迎撃。

 大爆発が起こり惑星が揺れる。

 

「デュワ!」

「………!」

 

 ソレを合図に両者は激突する。

 戦いはまだ終わらない。

 互いを滅ぼし尽くすまで。

 

他のウルトラマンとの絡み外伝とかでいる?

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