ミイルと共に過ごす場面が増える中、突如としてフィーズ公爵領に危機が訪れる。攻めてきたと思わしき勢力には、なんとバーニンとソーダリアの2人の姿も見られたのであった………
その後、偵察を終えたUは城へと戻った。丁度その頃にはギレスタの耳にも事態の詳細が伝達されており、彼はUを交えた緊急会議を開催していた。
「………ソーダリアとバーニンの2人が兵を引き連れてくるとは………私は何かの冗談だと思いたいんだがね………」
だがこの事態はギレスタにとっても想定外だったようで、どうしたものかと言わんばかりの様子だった。
「泣き言はいい、作戦は考えてるんだろうな?」
Uは冷静にこの状況を突破する策を問いかける。
「………それは勿論。ここ、フィーズ公爵領は門が1つしか無い上、セキュリティ防御として魔力結界を張っている。この結界は一定以上の魔力を纏った者の侵入を阻む力があるからね。例え飛行魔法を持っていたとしても突破は出来ない………とはいえ、バーニンがいると時間稼ぎにしかならないだろうが………門の中に入れなければ彼等が他方から攻めるのは困難な建築になっている」
ギレスタは万一の事態を考えていたのか、フィーズ公爵領を攻め込まれた時の建築にしており、更に魔力結界を張ることで空からの侵入もかわせるように対策していた。
「(一定以上の魔力………でもそれ裏を返せば魔力で飛ばない奴には意味を成さないって事か………)」
Uは魔力結界による対策について何が引っかかる様子を見せていたが、幾らバーニンでも容易に突破出来ないものである事は察しが着いた為、一旦はこれ以上質問をしない事に決め………
「………恐らく兵士だけなら防衛出来る可能性は充分あるが………問題はソーダリアとバーニンだ。あの2人を何とか出来ないと我々は敗北を喫する事になる。そこで………厚かましい事を承知で君達の手を貸してほしい………! この通りだ!!」
ギレスタはUの手を貸すよう依頼する。それを聞いたUは………
「………いいだろう。相手さんの狙いが何か知らんが………バーニンには借りが返せてない。それにソーダリアも潰せればこっちには明確にメリットが来る………」
特に迷う事なくこの依頼を受けた。これにはバーニンとソーダリア、どちらにも因縁があり、ここで倒すメリットが彼等にもある事が関係していた。
「ただ、奴等の相手は1人で充分だ………そこで、真子達を姫さんの警護に残しておきたい。万が一というものもあるからな」
だがUはミイルの事を考えてか、1人での制圧を宣言するのだった………
突如攻め込んできた人間軍の勢力を前に、バーニン達に因縁を持つU達も戦う事を決めた。これにより、U達を巻き込んだフィーズ公爵領防衛戦が開幕するのであった………
To Be Continued………
次回予告
Uは単独で兵士達を蹴散らしながら、バーニン達の元へ突入。再びの対決を前にしてもバーニンは冷静だったが、ソーダリアはUへの殺意を再起させていたのだった………
次回「因縁再来、冷静と殺意」