突如攻めてきたバーニン達率いる人間軍。敵の攻撃について予め対策を立てていたギレスタだが、戦力面の心元無さから、U達へ協力を依頼する。バーニン達に因縁のあるUは、この依頼を引き受けるが、なんと単独での制圧を宣言するのであった………
それから数十分後、バーニン達はフィーズ公爵領から少し離れた位置で様子を伺っていた。
「………バーニン、何故総力を挙げて攻めない? 俺とお前、それに兵士達の力を総動員すれば、たかたが1つの公爵領など簡単に陥落するだろうに」
ソーダリアは現状、自分達が強気に攻めない姿勢である事に不満を覚えていた。
「まだフィーズ公爵側の対策が読めませんからね。見たところ、町を囲う壁の上は魔力結界が張られていますし………もしフィーズ公爵側に我々にとっての脅威とも言える伏兵がいたら困ります」
バーニンはあくまで慎重に事を進める為に動きを小出しにしていた。
「馬鹿言え。俺達の脅威と言えるような奴をあんな公爵が持っている訳がねぇ」
ソーダリアはバーニンの言葉を一蹴しようと言わんばかりにそう呟く。だがその直後、突如として人間軍の前線から騒ぎ声が聞こえた。
「………? 何の声です?」
これにはバーニンも首を傾げた。すると次の瞬間、2人の前にはドラゴニックブレイカーのバイク形態に乗ったUの姿があった。
「Uさん………!?」
これにはバーニンも驚いていた。Uはバイクの力で兵士達を次々と蹴散らしていくと、バーニン達の前で運転を止めた。
「………久しぶりだなバーニン、ソーダリア」
Uは冷静さを保ちつつ、2人に対して敵意を向けていた。
「ユウ………!!」
それに対し、ソーダリアもUへ殺意を向けていた。
「………どういう事でしょうね。何故貴方がこんな所にいるのです?」
一方でバーニンは、Uの登場が想定外と言わんばかりの様子でそう問いかけた。
「………企業秘密だ」
Uは冗談混じりにそう呟く。
「ふざけるな! ………丁度いい、ここで貴様を葬ってくれるわ………!!」
それを聞いたソーダリアは激昂し、彼へ刃を向けた。
「………それはこっちのセリフだ………お宅等とこれ以上ダラダラ戦うつもりはない………ここで纏めて始末させてもらう………!!」
だがUもここでソーダリア達の始末を考えており、懐からセイバーの持ち手を取り出す。その直後にセイバーは光の刀身を生成した。
「(………厄介な敵が現れてしまいましたね………それも1番敵に回したくない相手が………)」
だがバーニンはUとの敵対をしたくなかったのか、この事態に苛立ちと焦りを覚えていたのだった………
バーニンとソーダリアを相手に単独で戦闘へ向かったU。ソーダリアはUへ殺意を燃やす中、Uとの直接対決を避けたがっていたバーニンは、この状況に珍しく焦りを覚えていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
Uと戦えばタダではすまないと読んだバーニンは冷静な撤退を考えていた。しかしソーダリアはUへの殺意を優先し、バーニンの懸念へ耳を塞いでしまうのだった………
次回「最強との敵対、抑えきれない殺意」