バーニンはUとの対峙をかわすべく撤退を考えていた。しかし、Uへの殺意を優先するソーダリアは、Uの挑発にまんまと乗せられてしまい、勝負はUvsソーダリアの流れとなってしまうのだった………
ソーダリアは殺意に身を任せながら鋼鉄の剣と化した右腕を振り下ろす。だがUはこれをかわし、鋭い回し蹴りをソーダリアのボディへ叩き込み、彼を吹き飛ばした。
「ぐあっ!?」
ソーダリアはこれにより吹き飛ばされるが、彼が吹き飛ばされた先には既にUが回り込んでおり、そのままセイバーによる鋭い斬撃で天高く打ち上げた。
「うあああああっ!!」
その際にソーダリアの身体から血が吹き出し、Uは返り血を浴びた。
「………皮肉だよな、憎悪に取り憑かれ、善悪の境目すらとうとう認識出来なくなってしまった男の血も………また紅いんだから」
Uはそう言うと、そのまま空中に浮遊。ソーダリアにキックを叩き込んだ後、彼の身体を再び上空に打ち上げる事で地面への着地を許さなかった。
「な、舐めるなああぁぁぁ!!」
ソーダリアはUに向けて右腕を振り回すが、姿勢が崩れた状態の勢い任せな攻撃が当たるはずもなく、やはりUの攻撃を一方的に受ける事しか出来なかった………
その一方、バーニンは傍観を続けていた。というのも、彼女はUに対して勝てるイメージを持てていなかった。自分が例えソーダリアへどのような加勢を行っても返り討ちにされてしまう………そのイメージが先行してしまい、今の彼女は何もしない………強いていえば自身へ攻撃が飛んできた際のディフェンスが最善と考えてしまっていた。
「(恐らく雑に攻撃しても負ける………だから撤退をしたかったのに………ソーダリア殿………貴方は酷く愚か者ですよ………!!)」
バーニンは現実が見えていたからこそ、ソーダリアの無鉄砲な動きを批難していた。そして、そんな事を考えている間に、Uの攻撃を受けたソーダリアは遂に地面へ身体を叩きつけられた。
「ソーダリア殿っ………!!」
これにはバーニンも動揺を隠せなかった。だがUは地面へ着地すると共にバーニンへ視線を向けると………
「………アンタは静観を決め込むばかりなんだな、バーニン」
バーニンに対して挑発混じりの言葉をかけた。
「ただの人間が恐竜と喧嘩して勝てると思いますか?」
だがバーニンは冷静に挑発をかわす。尤も、Uもこんな挑発に乗ってくれるとは微塵も思っておらず………
「………それはそうだ。でも………僕なら恐竜相手でも喧嘩して勝つけどな」
Uも彼女の言葉に頷いた………もし自分がバーニンなら動く事を示唆すると同時に………
Uから一方的に蹂躙されるソーダリアに対し、静観を決めるバーニン。互いに姿勢が違う中でも、Uは全力で2人の討伐を果たそうと動いており、既にソーダリアを大きく追い込んでいたのであった………
To Be Continued………
次回予告
Uを前にボロボロのソーダリアは足掻き、Uへ反撃の一撃を叩き込もうとする。だが、彼の怒り混じりの攻撃は彼に触れても彼を切断する事は出来ないのだった………
次回「ボロボロの鋼鉄剣、冷酷無情な最終打」