ソーダリアの仇に走る兵士達だったが、Uは一方的にそれを蹂躙する。だが、直後に城から感じたドス黒く重たい気配を探知したUは、バーニン達そっちのけで城へと飛び出したのであった………
一方、城の中で真子達はミイルの護衛に当たっていた。その中で真子は城の外を見ており、遠目である為に詳しくは見えないものの、Uがソーダリアを一方的に圧倒している光景が彼女の目に映った。
「………流石お父さんだね。前線は基本1人で、後ろにいる公爵さんの軍は全く動けていない………いや、邪魔になるだけだから残当かな………?」
真子はUの圧倒的な強さを前に、現状を呟く。ミディア達はその話を聞き、Uの強さに改めて驚かされていた。だがそんな中、真子は近くから何か気配を探知した。
「(………! この気配………空の方から来てる………人の気配!?)」
真子は咄嗟に窓から離れ、ミイルの前へ立つと………
「王女様、伏せて!!」
突如、ミイルに伏せるよう声を荒らげる。
「えっ………!?」
これにはミイルも動揺していたが、直後に真子が覗いていた窓から2人の影が現れ、窓を粉砕して真子達の前へ直接2人のフード付きローブを纏った人物が現れた。
「………予想通りです、あの方は今外で激闘を繰り広げている最中………今のうちなら手を焼かずに済むかもしれませんよ………ユウさん?」
その片割れが、もう1人の人物の事をユウと呼び、今のタイミングがチャンスである事を語った。
「(ユウ………まさか………!!)」
真子達は片方の人物の正体に気付いた。直後その人物はローブを脱ぎ捨てる。やはりその下にはユウの顔が隠されていた。そして、彼が以前Uに切断されたはずの左腕は治った状態であった。
「………お前達を皆殺しにする」
Uはそう言って、刃を真子達へ向ける。
「まだそんな事を言ってるの、ユウ!?」
それを聞いたミディアは、かつての友人でもあった彼に訴えかける様子を見せた。だがユウはまるで揺らがず………
「………黙れ。俺はもう引き返せない………ミディア、お前の事ももう殺すしかないんだよ、今の俺にはな………!!」
自身の目的の為ならかつての友人すら殺す。以前Uに見せた姿勢は未だ健在のようだった。だがその直後、先程ユウが突き破った窓から、Uの近くに置かれていたはずのドラゴニックブレイカーがミディアの近くの地面へ突き刺さった。そして………
「………ドス黒い気配………やはりアンタ等か………!」
直後に窓から現れた1人の人物………Uがユウ達の前へと現れたのだった………
U達が防衛戦で戦う中で奇襲をかけてきたユウ達。気配に気付いたUが戻ってきたものの、U達とユウ達は最早戦い合うことでしか事態を収束させる事は果たして出来ないのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ユウはUとの決着を付けようとする強い執念を見せ、彼と対峙する事を宣言する。それに対してUは、ユウの事を哀れと評するのであった………
次回「執念の黒剣士、哀れむ瞳」