ミイルの警護に当たっていた真子達の前にユウ達が侵入し、その場は一触即発の空気となる。だがそこへUが駆け付けた事で、戦況はU達vsユウ達へと変化するのであった………
Uが現れた事で果てしない憎悪を彼に向けるユウ。そしてUは、彼の左腕が元通り復元している事へ疑問を感じていた。
「………腕が戻っているな。回復魔法………にしては高度過ぎないか?」
Uはユウに向けて自らの疑問をぶつける。それを聞いたユウはフッと笑いを零すと………
「彼女のお陰さ。彼女の持つ回復の力はそんじょそこらの魔法使い達とは規模が違うからな」
そう言って、近くにいるもう1人のローブの人物が治した事を語る。それを聞いたUはもう1人のローブの人物へ目を向け………
「(彼女………多分あの時のだ………確か春香そっくりの顔の………彼女、この世界でそんなに凄い技量の持ち主なのか………けど彼女はパラレルワールドの春香なのか………? けれどハルカという人物は既に死んでいるはず………というか、死んだからそれを口実に戦争が始まったとかじゃなかったか………?)」
Uはその人物に対する考察を始めていた。だがそんな中、Uは腰に帯刀した剣を鞘から抜き、Uへ斬り掛かる。Uは右手に持ったままだったセイバーを使って攻撃を防ぐと………
「奇襲はやめて欲しいな。こっちは今考え事をしているんだ」
Uはどこか苛立った様子でそう言い返す。
「黙れ………! 俺にとってお前の考察などどうでもいい………! お前が俺を倒す事………それにこそ意味があるのだ………!!」
ユウはそう言ってUの様子になど興味はなく、彼を倒す事に意識を向けていた。
「………僕を倒す事か………哀れだな」
だがそれを聞いたUは寧ろユウを哀れみ出した。
「哀れだと………!?」
それを聞いたUは………
「哀れだよ。最早復讐に取り憑かれた末路だ」
冷静な様子でユウに向けて言い放つ。
「お前に俺の何が分かる!!」
ユウは感情任せにそう言い放つと、追撃をかけようとする。だがUは素早い蹴りでユウを部屋の壁まで吹き飛ばした。
「があっ!?」
ユウは壁に激突した際と蹴りをもらった際のダメージで動けずにいた。だがUは冷静かつどこか哀れむようにUへ視線を向けると………
「………復讐の先にあるのは自らの破滅だ。無論それを理解して動いている者もいるし………それを成し遂げて先に進む者だっている………けれどアンタはただのバーサーカーだ。最早復讐の話ですらない………!!」
そう言って、彼を哀れみながら、ユウを復讐者の末路と吐き捨てるのだった………
Uとの決着に意識を燃やすユウに対し、Uは哀れみを交えた様子だった。果たして、Uとユウの対決はどのような決着へと転がっていくのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ユウは感情に身を任せてUへ再び攻撃を仕掛けるものの、実力差も覚悟もレベルが違うものであった。だが、過去に囚われ続けるユウには、自身の過ちを認める事は出来ずにいたのであった………
次回「覚悟の差、認められない未来」