ユウを倒したUは、次に協力者の女性を標的に定める。彼女は自らを世界の意志と自称しつつも、敢えてハルカの名を語るのであった………
ハルカを名乗る人物は素早い動きで近くの窓から飛び出す。普通に考えれば自殺行為にしか見えないものの、直後に彼女は魔力を身に纏う事で、空中を浮遊していた。
「(空中浮遊魔法………! 使い手が希少で、春香ですら形にするのに長い年月を費やした魔法を良くもまあ使えるな………この世界の意志というのも強ち大袈裟じゃ無いのかもな………)」
Uはハルカが、難度の高い空中浮遊魔法を意図も容易く行って見せた事から、彼女へ警戒心を向けていた。そしてその様子は外で戦っていた両軍の兵士達、そしてバーニンも驚いていた。
「(Uさん以外に空中浮遊を行う人間………!? 先程Uさんが私そっちのけで城へ向かったのは他の侵入者が現れた為………!?)」
バーニンは、Uが先程撤退した理由に納得しつつも、自らの想像を超える強敵の姿に動揺も隠せていなかった。一方でU達も空中を浮遊するハルカに動揺していた。その中でハルカはUへ視線を向けると、彼に向けて人差し指を向け、直後に自らを指差す様子を見せた。
「(挑発………誘い込まれているのか?)」
Uはそれが挑発である事にすぐさま気付いた。そして冷静な様子で状況を分析すると………
「(この中で空中浮遊が出来るのは僕だけだ………多分彼女もそれに気付いているはず………正直彼女の実力がまだはっきりと見えない中で戦うのは好みじゃないが………)」
Uは内心で、今ハルカとの対決をするのはあまり好ましくないと考えていたが………自分しかハルカとは戦えない事も内心理解していた。
「………真子、皆を頼む」
Uは腹を括ると、ハルカとの対決を選択。ミディア達の事を真子へ託す様子を見せると、近くの窓から飛び出し、そのまま空中浮遊を行い………
「………来たぞ、アンタのお望み通りな」
Uはそう言うと、ハルカの挑発に乗った事を語る。
「ユウさんという戦力を失った以上、私個人でやるしかないですし………それに、貴方の実力を測る必要がありますしね。いい機会ですよ………」
ハルカはそう言うと、冷静な様子で両手に魔力を纏わせる。
「(相手は見た感じ魔法使いタイプ………距離を詰められればこっちの優位を確立できる………あくまで相手が純粋な魔法使いタイプなら………の話だけど………)」
一方でUは冷静な様子でハルカの様子を分析していた………
Uの実力を測ろうとするハルカは、彼を誘い込む様子を見せた。Uもハルカの事を分析するべく、彼女との対決に挑む姿勢を見せるのであった………
To Be Continued………
次回予告
ハルカは素早い空中浮遊で距離を取りながらUとの戦闘に挑む。Uは追いかけながら戦う中で、ハルカの戦術について分析する様子を見せたのだった………
次回「高速遠距離戦術、Uの分析」