防衛戦の後、重症を負ってもなお呑気な彼の様子を心配するミディア達。Uは迷惑をかけた事を謝罪すると共に、真子の事について気にかけていたのだった………
ミディア達との対話から数時間後。Uが使っている部屋の扉からノックの音が聞こえた。その直後に扉が開いたが、そこには真子が立っており、暗い表情を見せていた。
「真子か。身体の方は大丈夫か?」
Uは真子の様子を心配する言葉をかけたが、その直後、真子は目から涙を零すと………
「お父さん、ごめんなさい………私がまた操られた状態で殺しかける事になるなんて………」
そう言って、過去のトラウマが呼び起こされた様子を見せながら涙ながらに謝罪する。そんな彼女の様子を見たUは………
「別に気にしちゃいないさ」
そう言って、呑気な様子で話を水に流そうとする。
「お父さんが気にしていなくても………! ………私は気にしちゃうよ………!!」
だが真子は自分が許せなかった。ハルカに洗脳されるばかりか、またUを殺す為に自分が利用される………そんな弱い自分が何よりも………
「真子………」
Uの視点から見た真子の気持ちは、彼の想像以上に暗く、闇の深い事だとこの時思い知らされた。Uは少し考える様子を見せると………
「………真子、ちょい」
そう言って、真子に対して自身の元へ近付くよう手招きを行う。真子は首を傾げながらUの方へ近付くが、その直後にUは真子の頭に手を伸ばし、優しく彼女の頭を撫でる………
「父さんの見立てが甘かった………正直ここで真子の気持ちが落ち着けばそれでいいなんて思ってた………でも今は好きなだけ泣いていい。けどこれだけは分かってくれ。父さんはお前を恨んじゃいないよ」
Uは真子の気持ちに対する見通しが甘かった本音を吐露し、彼女に好きなだけ泣いていい事を促す。それと同時に自身は真子を恨んでなどいない事も付け加えて。
「………ううっ、ぐすっ………!」
真子は抑えていた感情を止められなくなり、そのまま泣き出した。Uは優しく微笑みながら真子の頭を優しく撫で続ける様子を見せており………
「(………真子の事をここまで泣かせたあの女………僕はもう許す気なんて無い………世界の意志だとかそんな事知るか………僕はあの女を殺す………僕の娘にこんな顔をさせる奴は神であろうと許しはしない………!!)」
同時に世界の意志を自称していたハルカに対して、明確な殺意を露わにするのであった………
Uを殺しかけたトラウマから苦しむ真子と、ハルカに対しての殺意を明確にするU。果たして、殺意を明確としたUはハルカ殺害に向けてどのような動きを見せるのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
真子が泣き疲れた後、Uはある決意を固める様子を見せた。そしてそれはUにとっても重たい決断であった………
次回「Uの決断、重たい選択」