インポートベースに足を踏み入れたUはフィーリと再会し彼女へ事情を説明する。その内容をフィーリに話す選択は、Uにとって苦渋の決断であり、彼の内心に影を落とすのだった………
Uの言葉を聞いたフィーリは少し考える様子を見せた後、Uから視線を背けると………
「………白髪のU、1つ聞きたい。ユウは今何をしている………?」
そう言ってユウの現状を問いかける。Uは小さく声を漏らした後………
「………殺したよ、僕自身の手で………」
下手をすればフィーリにとって爆弾になる。それを理解した上でユウを殺害した事実を口にした。それを聞いたフィーリは………
「………そうか」
そう言ってUの語った事実を受け止める。
「本当に申し訳ないと思ってる………多分フィーリはユウが死ぬ事を望んじゃいなかったはずだから………アンタにどれだけ恨まれても言い返す言葉は無いよ………けれど、だからこそ僕は事実をアンタに話した上であの女を倒しに行く。その為だけにここに来たんだ、僕は………」
Uはフィーリからの拒絶を受け入れる覚悟で事実を語り、ハルカとの対峙に挑もうとしていた。しかし、フィーリは視線をUの方へ戻すと彼の方へ近付き、彼の左肩を優しく叩くと………
「いや………白髪のU、私にも謝らせてくれ………私や彼が持っていた苦しみを………貴様にも押し付けてしまった………辛い思いをさせてしまったな………」
そう言って、ユウとフィーリ、そして既にこの世にいないハルカの悲しき因縁にUを巻き込んだ事を謝罪する様子を見せた。
「いや………それよりもアンタ、僕に怒らないのか?」
その様子を見たUはフィーリに対し首を傾げながら自らの疑問を問いかける。
「怒る? 何を怒ると言うのだ………? ユウの件に後ろめたさを感じているのなら言わせてもらうが………貴様程の人間がユウを殺した事については、そうせざるを得ない事態になってしまったという事の裏付けだと思ってる………こう見えて人を見る目に疑いを持った事は中々無いものでな………私は貴様を恨みなどしない」
フィーリにとって、彼がユウを殺したのはそうせざるを得なかった為と納得する様子を見せていた。無論、ユウという昔から目をかけた人間を失った事実に思う所はあっただろうが、フィーリ本人はそれでUを恨むのはお門違いと考えていた。
「………白髪のU、貴様が倒そうと考えている姫様の姿と名を語る偽物、その不届き者を倒すのに私も協力させてくれ」
そしてフィーリはUの背中を押すように自身も協力を申し出たのだった………
真実を聞いたフィーリはそれを受け止めた上でUへ協力を申し出た。Uが選んだ苦渋の選択は、フィーリという協力者を得るきっかけへと繋がるのだった………
To Be Continued………
次回予告
フィーリが協力を申し出た事についてはUも想定外であったが、彼女の内情を察知しているUは、彼女の申し出を受けるのだった………
次回「反逆への協力、フィーリの内情」