Uから真実を聞かされたフィーリは、事実に思う所がありながらもUを責める事はしなかった。寧ろフィーリは、Uに対して協力を申し出るのだった………
フィーリから協力の申し出がされた事にはUも想定外だったのか、驚きを隠せない様子を見せていた。
「………本気か? 相手は並の相手じゃない。世界の意志を自称するようなとんでもなく巨大な存在だぞ………?」
Uはフィーリに対してその覚悟の程を問いかける。
「構わん。私にとってはユウを操り、姫様の名と姿を語る不届き者だ。そんな奴が世界の意志であるならば私は喜んで反逆してやる。それに、協力者は1人でもいた方がいいだろう、白髪のU?」
フィーリは本気でハルカという世界の意志を相手にする覚悟を見せた。それを目の当たりにしたUは思わず動揺の声を漏らしたが………
「………分かった。アンタの意志を尊重するよ」
Uはフィーリの意思を尊重するかのように彼女の背中を押した。それを聞いたフィーリは………
「感謝する、白髪のU………!」
Uに向けて感謝の言葉を語った………
それから少しして、2人は改めて面を向かって情報共有を行っていた。
「………白髪のU、貴様がこの世界において飛び抜けて強い事は分かっているが、その姫様の名を語る不届き者はどれ程の強さと見ている?」
フィーリは、ハルカと直接対峙したU本人が、ハルカの強さをどのように計っているか問いかける。
「そうだね………一応戦闘スタイルは魔法使いタイプみたいだけど………まずその時点で並の魔法使いを凌駕してるね。1人で国を正面から滅ぼせるかは分からんが………多分このインポートベースの兵士達が一体一で叶う事は天地がひっくり返っても無いだろうし、束でかかっても蹂躙される可能性が極めて高いくらいには強いかな。前回の戦いでは強引に僕の力で吹き飛ばして見せたが………それに対して対抗手段を用意してくるか否かで話は変わるだろう………いや、用意してこないはずはまず無いな。そうじゃなくて、その対抗手段が僕にとって最悪な札じゃないか………それが勝敗を分けるはずだよ」
Uはハルカの強さについて分析すると共に、彼女が十中八九仕掛けてくるであろう対策について、危機感を持っていた。
「真正面からなら白髪のUが勝てるか?」
フィーリはUに対して、真正面からのパターンを問いかける。
「勝つさ。でも多分そうはやってこないかな………それはあっちだって理解してるはずだろうし………」
Uは真正面からなら負けるつもりは微塵も無かった。しかし、まずそんな事は無いだろうとハルカに対する警戒を強めていたのだった………
ハルカを倒す共同関係を結んだUとフィーリは、ハルカ対策で話し合いを開始する。真正面から戦えばUが勝つと両側が睨んでいると読む中で、Uはハルカ側が仕掛けてくるであろう対策について危機感を抱いていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
Uとフィーリの話し合いが行われる裏側で、ハルカは1人Uがいるインポートベースの近くを訪れていた。そこで彼女はU対策の為に真正面からの戦闘とは違う策を組み立てていたのであった………
次回「対決の予感、最強への対策札」