ブラックワイバーンに苦戦するインポートベースの兵士達へ加勢するU。Uは圧倒的な剣技と力によりブラックワイバーンをいとも容易く撃破する事に成功するのであった………
ブラックワイバーンが倒されて間もなく、Uは近くからとある気配を感じていた。そしてUはセイバーにエネルギーを纏わせると、そのまま近くの建物の影へ斬撃を飛ばす。するとそこからフード付きローブを身に纏った女性が攻撃をかわす形で姿を表した。
「やっぱりアンタか………」
Uは予感が当たっていた事について、溜息混じりに呟いた。
「あまり嬉しそうじゃありませんね」
ハルカはどこか残念そうな様子でそう呟いた。
「嬉しい訳ないだろ。アンタがその姿をしているせいで憤慨している人までいる始末なんだ………今回はブラックワイバーンなんて魔物を引き連れて現れたみたいだが何を企んでいる………?」
Uは呆れ混じりにそう呟くと共に、ハルカの企みを問いかける。
「………ブラックワイバーンはあくまで牽制の札に過ぎませんよ。ブラックワイバーンは確かにユウさんと同格の魔物。貴方がユウさんと同格程度ならここまであっさりやられたりはしませんでしたけれど………あくまで貴方を誘き寄せ、可能であれば幾らか消耗させた状態で貴方と戦えればいい………そんな副次的なオマケを取れるかと期待した程度です、こんな程度で貴方を倒せるとは到底思っていませんでしたよ………そこまで余裕そうなのは残念ですが」
ハルカは残念がる様子を見せつつも、ブラックワイバーンでUを倒せる程甘くは無いと考えていた。その直後、Uはセイバーを構えると………
「生憎とあんな魔物はこれまでの長い人生で沢山戦ってきたよ」
そう言って、ブラックワイバーン程度では自身の足止めにもならない事を突き付ける。
「そのようです。なら………私自身がお相手するしかありませんね………」
ハルカはそう呟きながらフードを外すと、今度は自身がUの相手を引き受ける事を宣言する。
「………今度こそ倒す」
Uはハルカをここで倒す事を考えていた。そして両者が身構える中、ハルカはローブに隠れた左手を自身の懐に入れると………
「(彼を実力で倒すのは恐らく不可能………消耗していれば話は変わりましたがそのような様子もありませんし………ここは既定路線で彼に勝つ事としましょうか………)」
心の中でUに勝つ為の策を定める様子を見せたのだった………
ブラックワイバーンを倒した事でハルカとの対決に挑む流れとなったU。だがハルカは自身の実力がUに劣る事を自覚した上で策を用意していた。果たして、その策はUに勝利をする為に有効な策なのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
Uとハルカの戦闘が開幕するが、実力自体はハルカも悟っていたようにUの方が優勢だった。しかし、ハルカはその中でもUの攻撃で上手く致命傷をかわすなどのテクニカルな戦いを見せるのだった………
次回「実力差の現実、勝利への動き」