幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uvsハルカの対決は、戦況こそUが優位を得ていたが、ハルカの得体の知れなさに危機感を強く持ち始めていた。それに加え、ハルカ自信は余裕を崩していないなど、勝負は徐々に膠着状態へ陥りかけるのであった………


第132話 隙を待つ策、揺さぶりの言葉

ハルカの得体の知れなさに、速く有効打をぶつけ無ければならないと考え始めるU。そしてハルカもその一方でUの観察を続けており………

 

「(今はこうして致命傷を避けて戦い続けていますが………1度でも直撃を貰えばなし崩し的に私は攻撃を貰う形になって負ける………出来ればここで負けるのだけは避けたい所ですしね………揺さぶりをかけましょう、こちらは彼の弱みを握ってありますし)」

 

Uから1度でも直撃をくらえばなし崩し的に負ける可能性を感じていたハルカは、Uへ揺さぶりをかける方向性にシフトする事となった。

 

「………貴方は確かに私よりは強いでしょうが………1つだけ貴方の心臓を掴む為の方法があります。それは貴方個人もよく理解しているはずですよ………?」

 

ハルカは次に口を開いた際、Uの実力を改めて格上と認識しつつも彼の心臓を掴む方法はあると脅迫じみた言葉をかける。そしてそれを聞いたUは真子の事を思い浮かべると………

 

「………真子の事か」

 

直後にその答えを口にした。

 

「前回はあまり有効的で無かったとはいえ、彼女を操る為の力は以前健在ですからね………私が彼女を操って貴方を倒す事も………なんなら自殺させる事も私の意のまま………なんならここに呼んで差し上げましょうか?」

 

ハルカはUに対して真子を人質に彼への揺さぶりをかけ始める。

 

「………ふざけるな」

 

Uは平静を装うようにそう吐き捨てるが、内心は酷く動揺していた。

 

「(真子………)」

 

真子の事が頭に過ぎってしまった事で、思わず足が止まってしまったU。だがその隙を突くようにハルカは素早い動きでUの懐へ潜り込んでくる。

 

「ぐっ!?」

 

Uは咄嗟にセイバーを振るうが、ハルカは突如姿勢を低くし、スライディングをする事によってUの攻撃をかわす。その直後に姿勢を起こすと、懐から宝玉を取り出すとUの胸元に向けて押し込んできた。

 

「うあああっ!?」

 

Uは突然の事態に動揺の声を漏らしながら、手からセイバーの持ち手を取り落としてしまった。

 

「………動きが鈍りましたね、やはり貴方にとって弱点は彼女ですか」

 

そしてハルカはUの動きが途端に鈍った事から、彼の弱点が真子である事を察知する。

 

「………っ!」

 

Uはハルカの言葉を耳にし、辛うじて動く頭でハルカを睨み付ける。だが直後に宝玉から魔力によって生み出された鎖により、彼の身体は拘束されてしまうのであった………

 

 

 

Uが真子の事で動揺してしまった為にハルカの罠へ陥ってしまった。Uが優勢の戦局は、ハルカが用意した策によって、一気にハルカ優位へと変化してしまうのであった………

To Be Continued………




次回予告
ハルカの罠に陥った事により、Uは自身の詰みを察知する。ハルカは今後も真子を利用する脅しをUへかけるが、Uはその真子がハルカの足元をすくうと言い放つのだった………
次回「詰みの盤面、戦況を揺るがす氷の魔法使い」
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