ハルカは正面からUに勝てない事を理解した上で、彼に揺さぶりをかけるべく真子の事を使って脅しをかける。その脅しに揺さぶられてしまったUはハルカの罠に陥ってしまい、身体を拘束されてしまうのだった………
ハルカが所持していた宝玉の力によって身体を拘束されてしまったU。同時に身体が動かせなくなってしまい、Uはハルカを睨み付ける以外にできる事は無くなってしまった。
「(………詰みか)」
Uは諦めたように自身の負けを察知する。
「………どうですか? 自身の詰みを予感した気分は?」
そんな中、ハルカはUに対して嫌味混じりにそう問いかける。
「最悪だよ。実力で負けたとかじゃなくて、自分の弱さに足をすくわれてしまった事が」
Uは皮肉混じりに自嘲しながらそう言い放つ。
「まあでも安心してくださいな。私が先程貴方の身体に押し込んだのはあくまで封印の力。私が貴方を殺そうとしても恐らく無理です。いくら世界の意志とはいえ、常軌を逸脱している強さを持った相手までは殺せませんし、下手をすれば返り討ちにされてしまう………だから安全で確実な策を取ったわけです。尤も、貴方は封印という名の牢獄の中でダラダラと長い時間を過ごしてもらう事になりそうですが………」
ハルカはUを殺す事までは出来ない事を意外にも白状し、それを理由としてUを封印する選択を取った事を明かした。それと同時にUは封印の中で長い時を過ごす事を言い放つが。
「別に封印程度じゃたじろぎはしないよ………どうせ元々長々ダラダラと生きてしまってるんだから」
だがUにとってそんな事は懸念では無かった。その様子を見たハルカは………
「………それと今後も貴方の娘の事は利用させて貰う事とします。私にとってはとてつもなく都合の良い駒ですからね」
続けてUへ揺さぶりをかけるべく、真子の事を今後も利用する脅しをかけた。
「………どうかな。その真子がアンタの足をすくう………かもよ」
だがUは真子が利用されるだけで終わらない事を吐き捨てる。
「負け惜しみですか? 彼女の事を守ろうとする選択を取っていた貴方が………?」
だが真子が精神面でのUの弱点だと見抜いていたハルカは負け惜しみだと考えていた。
「負け惜しみ………か。どうかな。もし僕が再びアンタの顔を見れた時には………それが負け惜しみじゃなかったと証明されるのかもな」
Uはそう言って、ハルカを嘲笑うように挑発する。その様子を見たハルカはムッとした表情を浮かべると………
「………今は大人しく眠っている事ですね………!」
そう言って自身の魔力をUの身体に向けて放出する。これによりUの身体の中からハルカの魔力が広がり、Uの身体はそのまま封印前の小さな宝玉へと変化してしまった。これが地面に転がった後、ハルカはこの宝玉と、持ち手のみになってしまった彼のセイバーを拾い上げたのだった………
Uはハルカの罠に陥った為に封印されてしまう事態となってしまった。だが真子の事を巡った2つの認識は、後にハルカすら想像していなかった事態を起こしてしまう事となるが、それはまだ少し先の話であった………
To Be Continued………
次回予告
直後、フィーリが駆け付けるものの一足遅くUは封印されてしまっていた。Uの敗北が信じられないフィーリであったが、すぐさま彼を奪還しようと動き始めるのだった………
次回「最強剣士の封印、奪還の指揮」