ハルカの罠に陥った為に詰みを確信するU。ハルカは真子の事を今後も利用する事を脅して来たが、Uはその真子がハルカの足をすくう事を吐き捨てる。その直後にUは宝玉へと封印されてしまうのだった………
Uの封印。それが現実のものとなったと同時にフィーリはその場へと駆けつけた………というよりは、彼が宝玉へと変わってしまう直前の光景を目の当たりにしており、到着と同時にフィーリは動揺の声を漏らしていた。
「………貴様、白髪のUに何をした?」
ハルカの行動に思わず疑問を問いかけるフィーリ。ハルカはフッと笑いを零すと………
「彼をこの中へ封印しただけですよ。幾ら私でも真正面から全力の彼には勝てない。そして殺す事も………だから私は確実に彼を無力化する為の手段として封印を選んだのですよ………まあ、そこに至るまでの過程はまあまあ賭けでしたがね」
そう言ってUを封印した事実を明かす。それを聞いたフィーリはUが敗北してしまった事に大きく動揺する様子を見せていたが………
「そうか………ならばここでお前を殺す」
フィーリはハルカの殺害を覚悟した。それを聞いたハルカは笑いを零すと………
「貴女達程度に私は殺せませんよ………何故ならこの世界は私の箱庭なのですから………」
ハルカはそう言い放つと共に、自身の背後から魔法陣を出現させ………
「{フォトンバレット}」
魔法陣から発生した光の柱が周囲の魔族兵達を薙ぎ倒してしまった。
「なっ!? (魔法………! なんて速度と攻撃範囲だ………!?)」
フィーリはハルカの魔法のレベルの高さに動揺の声を漏らす。その直後に周囲の兵達が勇気を持って接近するも………
「{ヘルファイア}」
ハルカは大きな炎を手元で発生させ、接近してきた兵士達に向けて放つ。これを受けた兵士達はあっさりに燃やし尽くされてしまい、残りの兵士達も気が付いた時には、ハルカのフォトンバレットで身体を吹き飛ばされてしまい、骨すら残らなかった。
「………さて、残るは貴女1人ですが………どうしますか? 怖気付いたのなら見逃して差し上げますよ?」
ハルカはフィーリを煽るようにそう言い放つ。それを聞いたフィーリは舌を鳴らすと………
「………有り得ん。私はここの守り主だ………それに姫様の姿と名を語る不届き者など………私が活かしておけん………!!」
そう言って腰に携えた剣を鞘から抜くと共に、ハルカへの敵意を向けた。それを見たハルカはフッと笑いを零すと………
「………それは立派ですこと」
思っても無い言葉を吐き捨てるのだった………
Uの敗北に動揺しつつもハルカの討伐へと動くフィーリ。そして、戦場はハルカとフィーリのみとなった事から、2人の直接対決が幕を開けようとしていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
フィーリvsハルカの対決にて、フィーリは今まで明かしていなかった自身の能力を発揮する。その能力はハルカをして絶賛する程に強力なものであった………
次回「支配の魔族、善戦の剣」