幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uが封印される光景を目の当たりにし、動揺するフィーリだったがその直後にハルカの殺害を決意する。だがハルカの強さを前にインポートベースの戦闘員はフィーリ1人となってしまうのであった………


第135話 支配の魔族、善戦の剣

ハルカは自身の背後に魔法陣を出現させると、魔法陣から光の柱を放つフォトンバレットを放つ。だがフィーリはそれを横へ跳躍する形で回避すると共に、自身の目を紅く発光させる。

 

「っ………!? (………! 身体が………)」

 

ハルカは自身の身体が硬直する事に動揺の声を漏らす。その直後にフィーリはハルカへと接近し、彼女の身体へ鋭い斬撃を叩き込んだ。

 

「がっ!?」

 

ハルカは斬られた箇所と口から血を吹き出した。

 

「(直撃………! 恐らくかなりのダメージのはずだ)」

 

これにはフィーリも良い一撃が入ったと確信する。だが次の瞬間、ハルカの切断された箇所は突如として再生が始まり、ハルカの傷や血も元通りハルカの身体へと還元されたのだった。

 

「………これは面白い。まさかこのような方法で私の身体へダメージを与えるとは思いませんでした。人間だったら間違いなく即死でしたよ」

 

ハルカは嘲笑うようにそう言い放つ。対してフィーリは自身の攻撃に耐えられた事を驚いており………

 

「(今のはかなり良い一撃だったはずだ………これをかわすとはやはり白髪のUが言っていたように、この世界の意志を自称しているだけの事はあるか………)」

 

ハルカの得体の知れなさへ動揺の声を漏らした。だがフィーリはそれでも自身の目を紅く発光させる形でハルカへ視線を向ける。するとハルカの身体はまたしても硬直。フィーリは再び接近し、自身の剣による渾身の一撃を彼女の身体へ叩き込んだ。

 

「(今度こそどうだ………!)」

 

フィーリはハルカの様子を窺う。だがハルカはまたしても斬られた箇所を再生させ………

 

「………この感じ。恐らく貴女の紅く輝く目が私の身体を硬直させるという事態を引き起こしている訳ですか………そしてそれが彼女が持つ能力………これは面白い」

 

ハルカはフィーリに対し、彼女の能力を見抜いた上でその面白さを絶賛する。

 

「っ………! (見抜かれたか………!? ………だがまあいい、私の能力はバレた所でそうは問題ない………あくまで効果があればそれでいいのだから………!!)」

 

フィーリはハルカに自身の能力を見破られた事実を狼狽えるが、彼女にとってそこはまだ致命傷では無かった。そして追撃を狙うフィーリに対しハルカは………

 

「(………さて、どうやって彼女の能力を突破するとしましょうか………?)」

 

やや呑気な様子でフィーリの攻略法を組み立てるのだった………

 

 

 

フィーリvsハルカの対決において、自身の能力を持ってハルカ相手へ善戦するフィーリ。しかし、ハルカもフィーリの能力を見抜く観察眼を見せており、フィーリを倒す為の攻略法を構築しようとしていたのであった………

To Be Continued………




次回予告
フィーリは自身の能力を使って決定打を見出だそうとするが、ここでハルカ側が動きを見せる。それは、彼女が世界の意志を名乗る事を決定づける能力の解禁であった………
次回「決定打の模索、世界の意志たる力」
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