フィーリは自身の能力を解禁する事でハルカにダメージを与えていく。ハルカはフィーリの能力を認めた上で、反撃の手を考える様子を見せるのだった………
ハルカが攻略法を模索する中で、フィーリは素早い動きと共にハルカへ接近。そして3度紅い目をハルカへ向ける。これにより再びハルカの身体は硬直され、フィーリはすぐさま接近と共に鋭い斬撃を叩き込む。だがハルカの身体はまたしても再生され、フィーリは思わず舌を鳴らした。
「(決定打にならん………! 本来ここまでやれば相手が死ぬはずなんだかな………!)」
フィーリは決定打が決まらない今の状況に苛立っていた。そしてハルカの余裕綽々な表情を目の当たりにすると、その苛立ちは余計に強まっていた。
「………今度こそ貴様を殺す」
フィーリはそう言い放つと共に、再び紅い目を輝かせる………がしかし、その直後、ハルカの方も緑色の目が強く光り始めており………
「その能力によるいたちごっこをもう少し眺めても良かったですが………これ以上は時間の無駄でしてね………少し本気を出させてもらいましょう、確かに大人気ないかなとは思いますが………貴女を潰すとしましょうか」
そう言い放つと共に自身の目を輝かせ、気が付いた時には発光させていた。するとその直後、フィーリの身体は硬直し、動けなくなってしまった。
「なっ!? (わ、私の身体が動かん………!?)」
フィーリは何が起きたのか分からない様子を見せる。その直後、ハルカはフィーリの真横へ立っており、ハルカはそのまま自身の右手をフィーリへ押し付ける。
「{支配者の目(ルーラーアイ)}………恐らく貴女の能力はこれでしょう。視覚に捉えた相手を強制的にその場へ縛り付けて一方的に支配するかなり強力な能力なのには違いません。尤も、私すら上回る彼には通用しない………いや、通用した所で意味がなかったと言うのが正しいのでしょうかね………?」
ハルカはそう言ってフィーリの能力について語り始める。だがハルカはその後にフッと笑いを零すと………
「しかし残念でしたね。私が持つ能力の中には貴女の能力すら上回る能力があった。それこそ………{世界意志の目(ワールドウィルアイ)}!! 貴女と同じく相手をその場へ縛る能力。白髪の彼には通用しないのがネックですが………この能力の有効相手はこの世界の人間全てです………!」
そう言ってフィーリの能力する超越する自身の能力を開示。その直後に右手から膨大な炎を放出し、フィーリの身体を燃やした。
「ぐあああああっ!?」
フィーリは悲鳴を上げると共にあっという間に黒焦げにされてしまった。そしてフィーリが倒れるのを目の当たりにすると………
「さて次の狙いは………白髪の彼の娘………彼女を手駒とするだけ………フッ、簡単な事です」
そう言って、次の狙いを真子へ定める様子を見せたのだった………
フィーリvsハルカの対決は、フィーリを上回る能力を隠し持っていたハルカに軍配が上がった。これによりインポートベースの戦闘員は全滅。そしてハルカは次の狙いとして、真子を標的へと定めるのであった………
To Be Continued………
次回予告
Uが封印されて2日程度経った日のこと。真子は拗ねながらもUの事が気がかりで仕方なかった。ミディア達の視点でもそれが明らかに見える中、突如として真子に異変が起きるのだった………
次回「父への心配、Uの保険」