幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
真子はハルカの狙いが自身である事、同時にUがハルカの手に堕ちている事を知り愕然とする。だがハルカにとって真子は爆弾である事も知らされ、Uは真子に全てを託す様子を見せたのだった………


第139話 気配の再来、生存を賭けた対決

それからしばらくして、真子は意識を取り戻した。真子が周囲を見回すと、心配を隠せないミディア達が真子の眠っていたベッドの周りを囲っており………

 

「………! 真子さん!! ………良かった!!」

 

真子が目を覚ました事を喜ぶ様子を見せていた。真子は起きてすぐこそ寝ぼけたように思考が出来ていなかったが、しばらくして頭の思考が回復し始めると………

 

「………ごめん。私どれくらい寝てたのかな………?」

 

自身が眠っていた時間を周囲へ問いかけた。

 

「半日近くは寝てたな………」

 

ライガは真子が眠っていた時間を語る。因みにこの時点でUの封印からは2日半が経とうとしており、未だその事実はミディア達も知る由は無かった。

 

「お父さんは………やっぱり帰ってきてないよね」

 

真子はダメ元でUの所在を聞こうとしたが、すぐさま諦めるようにそう呟いた。どうせ問いかけた所で無駄だと………心のどこかで理解していた為に。

 

「真子様………」

 

ミイルは真子のようを悲しげに見ていた。真子が考え込むように1度俯く様子を見せたが………

 

「っ………! この気配!!」

 

真子は直後に何かの気配に気づいた。真子は気配の感じた方向に設置された窓の前へ走ると、そこから窓を展開する。するとその先には、空中を浮遊する人物の姿があった。

 

「やっぱり………あれは………!! お母さんの姿をした………女の人………!!」

 

そして、その人物は真子の視点から見てもハルカであったのは明らかだった。

 

「久しぶり………でもありませんね」

 

ハルカはそう言って、再び顔を合わせる事となった事態に言及する。そしてハルカが城へ接近してくる中、フィーズ公爵領の結界が一度はハルカの突破を阻むものの………

 

「こんなもの………時間稼ぎにもなりませんよ!!」

 

ハルカは自身を弾丸のようにする膨大な魔力を纏い、体当たりをする事で結界を粉砕して見せ、そのまま真子達のいる部屋へと乗り込んできた。

 

「………用件は何?」

 

真子は冷静にハルカへ問いかける。ハルカは真子を指差すと………

 

「決まっているじゃありませんか。貴女ですよ」

 

そう言って、隠す気も無く狙いは真子である事を突き付けた。

 

「(狙いは私………夢の中のお父さんの予言通り………)………お父さんは放っておいていいの? 貴女が唯一勝てない相手でしょう?」

 

真子は煽るようにUを放置していいのか問いかける。ハルカはフッと笑いを零すと………

 

「心配はご無用ですよ………もう私の手の中ですから」

 

そう言って、Uは既に封印済みである事を真子へ突き付け、彼を封印した宝玉を取り出して見せたのだった………

 

 

 

次の狙いが真子であるハルカは、Uという最大の脅威を排除した事で真子の捕獲へ乗り出した。果たして、真子にこの状況を塗り替える術はあるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
一度真子を洗脳して見せたハルカは、今回も余裕とばかりに彼女の洗脳を試みる。絶対的な力を苦しむ真子であったが、真子の中に隠されたとある力がそれを止めて見せたのだった………
次回「絶対的な力、抗う為の保険」
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