幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uの封印を突き付けられた真子を傀儡にしようとするハルカ。しかし、真子の中にあるUの力の残穢が彼女をハルカの力から救って見せたのだった………


第141話 力の影響、覚醒の形態

その場にいる者達が皆Uの力に動揺する中、真子だけは冷静な足取りで前へと進み始め、高出力の氷の弾丸を放つ。

 

「ぐっ!? {マジックバリア}!!」

 

ハルカは咄嗟に魔法陣の防御フィールドを展開する。だがその威力は以前の真子を優に上回っており、強化形態へなっていないにも関わらず、その出力は真子の過去史上最大のものだった。

 

「っ………!! (この威力………私が与えた力以上のもの………!?)」

 

ハルカは真子のとてつもないパワーに動揺していた。その直後、真子は右手の人差し指をハルカへ向けると………

 

「{アイシクルマシンガン}」

 

人差し指からマシンガンの要領で無数の氷の弾丸を放つ。そのスピードはマッハの域に達するばかりか、本物のマシンガンを超えた速度を生み出していた。ハルカは魔法陣の防御を続けるが、5秒も持たずにヒビが入り始めた。

 

「うっ………!!(まるで質量の暴力………!! このままでは防御魔法が持たず崩壊する………!!)」

 

真子の質量の暴力とも言えるアイシクルマシンガンに危機感を覚えるハルカ。だがハルカは咄嗟に左手に魔力を集束させ………

 

「{トルネード}!!」

 

自身の足元にとてつもない暴風を放つ事で、自身の身体を天高く吹き飛ばしてみせ、直後に崩壊した防御魔法があった地帯を、氷の弾丸は虚しく貫通するだけとなった。

 

「(流石あの男の娘………ですが………!!)」

 

ハルカは真子の実力を認める様子を見せる。だがその直後、素早い高速移動で真子の背後へ回り………

 

「体術は劣るはずです………!!」

 

そう言って右拳によるパンチを狙う。

 

「真子さん!!」

 

ミディアは動揺の声を漏らす。だが次の瞬間、真子は左腕でこれを防ぐ。その左腕は氷の鎧が身に纏われていた。

 

「なっ!?」

 

ハルカはそれが彼女の強化形態のものであると即座に察知するものの、以前までとは違う防御力となっている事に驚く様子を見せた。

 

「………前に見た事があるんだ。お父さんの力を与えられ、適応した者は………人の域を逸脱した力を得られる光景を………私も適応していたんだね、お父さんの力に………」

 

真子は独り言のようにそう呟きながら緑色の目を光らせる。そして次の瞬間、真子の身体は子供の姿から大人の姿へと戻ると………彼女の身体には金色のエネルギーが混じった氷の鎧が纏われたのだった………

 

 

 

真子vsハルカの対決に突入する中、真子は格段にパワーアップするばかりか、強化形態にも大きな変化が現れるのだった。果たして、その力はハルカを倒せるものなのか………?

To Be Continued………




次回予告
真子が更なる強化形態へ覚醒し、戦況はハルカを押し始める展開へと動く。ハルカは大出力の魔法を放つが、今の真子にとっては見掛け倒しにしか見えないのだった………
次回「最強の氷、意志を上回る実力」
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