幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
強化形態を進化させた真子は、圧倒的な力でハルカを圧倒する力を見せる。だがハルカに致命傷を与える術は存在せずハルカもそれを指摘するが、真子はこの世界の人間が強い事をハルカへ返すのだった………


第143話 倒せない危機、形勢逆転の切り札

ハルカは真子の煽りを前に少し無言の時間を見せたが、やがて笑い出し………

 

「それは素晴らしい事ですね。けれど、私を倒せないという根本の問題が解決しない以上、私がこの世界を支配する権利を握っているのは明白でしょう」

 

ハルカはそう言って、真子達には自分を倒す術が無い事を理由に煽り返した。ミディア達はそれを聞き苛立ちと共に身構えるが………

 

「………あるかもしれないよ。貴女を倒す方法」

 

真子はそう言うと、先程奪取した宝玉をハルカへ見せ付ける。

 

「(あの宝玉………さっきの攻撃で奪われていましたか………ですが………!!) ………それがどうかしましたか?」

 

ハルカは内心動揺こそすれど、それを悟らせない様子で問いかける。だが真子は左手の上に乗せた宝玉へ自らの右手を乗せると………

 

「これを封じ込めているのは貴女の力でしょう? なら………解体するのも貴女の力があれば可能なはず」

 

そう言って、自身の力を宝玉へ流し込み始める。

 

「何が言いた………」

 

ハルカは余裕な態度を崩さずに言い返そうとするが、その刹那嫌な予感を直感で察した。

 

「っ!! ………させません!!」

 

ハルカは一転して真子の方へと走り出す。だが動揺したハルカの移動軌道など真子には丸見えであり、これをかわすと………

 

「………この宝玉の封印、解かせてもらうよ」

 

そう言ってハルカの力が混じった真子自身の力を宝玉へと流す。すると少しして宝玉は音を立てて崩壊を始め………遂には宝玉が崩れ去った。

 

「っ………!!」

 

ハルカはこの上なく動揺する様子を見せていた。宝玉が崩れた瞬間こそ、その際に発生した煙で周囲が一旦見えなくなるが、煙が晴れた時には1人の人物の影があった。

 

「あ、あれは………!?」

 

ミイルが人の影を前に困惑する様子を見せたが………

 

「………折角封印したと言うのに………まさか3日と持たず解かれるとは思いもよりませんでしたよ………」

 

ハルカの悔しそうな言葉でその場にいる者は全てを察した。そう、そこには白髪の男、Uの姿があったからだ。

 

「っ………! お父さん………!!」

 

真子は父親の姿を前に泣きそうな表情でどこか安堵する様子を見せていた。

 

「………待たせたな、真子」

 

Uはそんな真子の頭を優しく撫でる。真子はUの行動を嫌がる事無く受け入れ、嬉しそうな様子でUの復活を喜ぶのだった………

 

 

 

真子の行動によってUは2日半ぶりに復活を遂げた。ハルカを倒す術として復活したUは、果たしてハルカ打倒の鍵となるのであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
復活したUはハルカと戦闘へ突入するが、Uは以前の戦いとは違い、とてつもない雰囲気を漂わせていた。ハルカはUを探りつつも彼との戦闘を避けるべく撤退を選ぼうとするが、Uはそれを許そうとはしなかったのだった………
次回「最強の復活、世界の意志を壊す意志」
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