真子の攻撃でも致命傷が与えられない中、真子はUを救う為の策に動く。ハルカによって力を与えられた事を利用し、真子はUの封印を解く事に成功するのであった………
そして、Uはハルカへ視線を向ける。一方でハルカは身構えると共に後退り………
「(………ここで彼を復活させられたのは誤算にも程がありますね………このままではタダではすまない………)」
本能的にUと戦ってはならない事を考えていた。そして、ゆっくりと距離を取ると………
「………よくもまあ戻ってきましたね。久方ぶりのこの世界はいかがですか?」
そう言って煽るようにそう言い放つ。だがUは冷静な様子で溜息を漏らすと………
「もう少し危機感持てよアンタ。今のアンタにとってこの状況は今際の際だろ」
そう言って、ハルカの死を予感させる言葉をかける。そして、そんな彼の様子は、ミディア達の視点から見てもどこか異質であり、思わず震える様子を見せていた。
「(U………なのよね? 久しぶりに彼の事を見たけれど………こんなに怖い雰囲気じゃ無かったはず………)」
ミディアはUの様子を見て彼の様子が以前とは異なる事を感知していた。そしてUがハルカへ鋭い視線を向ける中、ハルカは右手に魔力を纏わせた次の瞬間………
「{ブレイズ}!!」
巨大な炎を地面に向けて放った。
「ぐっ!? 撹乱か!?」
ライガはハルカの行動を目の当たりにし、撹乱を予感する。そしてその予感は的中しており、ハルカは近くの窓から外へ飛び出していた。
「(彼と戦う訳には行きません………ここは逃げ一択………!!)」
ハルカは撤退をするべく空中浮遊で逃げ出す………が次の瞬間、ハルカの前には同じく空中浮遊するUがいた。
「………逃げる気か? そんなの許すわけ無いだろうが」
Uはドスの効いた声でそう言い放つと、ハルカの目にも止まらないスピードで連続パンチを放ち、ハルカを一方的に攻撃する。
「ぐっ!? があっ!!」
ハルカは一方的に蹂躙され、直後に地面へ叩き付けられる。フィーズ公爵領の人間達は、突如降ってきたハルカに動揺していたが、直後にUが落下すると、ハルカのローブの首元を掴み、再びハルカを天高く打ち上げた。
「うあああっ!!」
ハルカは悲鳴を上げながら吹き飛ばされる。そしてUは天高く打ち上がるハルカへ視線を向けると………
「………アンタだけはここで殺す。世界の意志だかなんだか知らないが………真子やユウの事を愚弄したアンタだけは絶対にな………!!」
そう言って、ハルカを殺そうとする意志を顕にするのであった………
ハルカはUとの対決を避ける為に撤退しようとするが、Uはそれを許さずに一方的に蹂躙する強さを見せる。果たして、Uはこのままハルカを撃破してしまうのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ハルカは撤退が出来ないと悟り、魔法による攻撃を試みるが、付け焼き刃の攻撃がUに通じる筈も無かった。そしてUは封印の中で編み出した新技をハルカへ展開するのであった………
次回「世界意志への殺意、新たな必殺」