幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uvsハルカの対決で、新技を見せハルカを圧倒するU。加えてUは新必殺技である能力解放(アビリティリリース)を発動。ハルカを巻き込んだ形で構築するのであった………


第146話 閉じ込めの領域、最強のフィールド

ハルカはUによって巻き込まされた空間は、現実とは異なるものであった。

 

「能力解放………これは元々存在した技術、極大魔法を元に僕が編み出した力だ。相手を閉じ組める空間は簡単には作れないものなんだけど、さっきも話したように僕には手本がいた。その手本が僕にこんな新技を作らせてくれた。嬉しい限りだよ」

 

Uはそう言って、どこか嬉しくも誇らしそうな様子を見せていた。

 

「………このような空間を作って何になると言うのです………?」

 

ハルカは敢えて煽るようにそう言い放つ。だがU本人はとてつもなく冷静であり………

 

「………この空間は僕が戦いやすいメイングラウンド。つまり僕にとてつもないアドバンテージを与えられる訳だ」

 

Uはこの空間におけるメリットを語ると、目にも止まらないどころか瞬間移動クラスのスピードでハルカの背後へ回り、鋭い蹴りでハルカを天高く打ち上げる。その際に空間の天井に直撃するが、ハルカはその高度によって身体を強く打ち付けられた。

 

「がはっ!?」

 

ハルカは全身の感覚がバラバラになる感触を覚えた。

 

「硬いだろう? そりゃそうだ。僕の力で壊れないギリギリのラインの硬度なんだから」

 

Uはそういうと共に、降ってきたハルカに対して鋭いパンチを放ち、彼女の胸を貫いた。

 

「ぐはあっ!?」

 

ハルカは胸を貫かれ血を漏らした。その際にハルカの身体がオートで再生しようとするが………

 

「させるかよ」

 

Uはそうさせまいと、際限なく自身の力を流し込み、ハルカの身体を内部から崩壊させていく。

 

「があっ………!? な………ぜ………!?」

 

身体が再生しない。その事実にハルカは酷く動揺していたが………

 

「もう1つ言おう。この空間は維持するだけでも僕の力のエネルギーは消耗する。けどその代償で全ての技が制限無しで使う事が出来るんだ。僕がやっているのは力を無限に流し込む事だけど………これなら回復なんて追いつかないだろうな………!!」

 

Uは事実を説明すると共にハルカの再生が追いつかない速度で彼女の身体を破壊する。そして肉片すら残らない程に崩壊させた事で流石のハルカも復活出来ず、彼女は消滅した。そしてその直後、Uは空間を解除し、元の空中に浮く様子を見せた。

 

「凄い………」

 

城の中から見ていた真子はUの更なる強さに驚いていたが、その一方でミディア達はUの今の姿に言葉を失っていた。一方、Uは冷静な様子で遠くへ視線を向けており………

 

「(………妙だな、殺した気がしない)」

 

ハルカを本当に倒せたのか、それに疑問を覚えたのだった………

 

 

 

能力解放の力でハルカを撃破する事に成功するが、本人は倒した感触が感じられずにいるU。一方でミディア達はUの様子が変化した事に言葉を失っていたが、果たして何故その思考に至ったのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
戦闘が終わって少し経った後、Uは別行動と封印されていた時の話をする。その中でミディア達が感じた違和感の正体が、封印と関係している事が明らかとなるのだった………
次回「感じる違和感、封印との関係」
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