幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
能力解放(アビリティリリース)の力でハルカを撃破したUだが、本人は倒した感触を得られずにいた。その一方、ミディア達はUの様子に言葉を失っていたのだった………


第147話 感じる違和感、封印との関係

そしてハルカとの戦闘から少し経った後、Uは真子達に対して別行動時の事を話し、封印時の事も話していた。

 

「………封印されていた空間は何も無い真っ白な空間だった。外の様子は見れないし、腹は減らないし時間だけはダラダラと過ぎていくし………けれどそのお陰で自分の力を見直す機会を得られたのは嬉しい事だけど」

 

Uは封印時に自分の力と向き合っていた事を語る。

 

「………ねぇ、U………1つだけ質問していいかしら………?」

 

そんな中、ミディアは疑問を浮かべる。

 

「………何かな?」

 

Uは落ち着いた様子で首を傾げる。

 

「あの………間違ってたらごめんなんだけど………なんか歳取ったような………そんな雰囲気する………?」

 

ミディアはUが歳を取ったような様子を感じ、言葉が詰まりながら問いかける。

 

「………かもな。僕が封印されてから何日かかったかは知らんが………皆の話を聞いた感じ、以前あの女が攻めてきた時からそんなに経ってないんだろう? ………でも僕の方は違うみたいだ。正直自覚してるだけでも60年くらいは歳を食ったかな。僕自身の寿命が長いから見た目は変わってないだろうけど………少し落ち着いて事を考えられるようにはなった」

 

Uは落ち着いた雰囲気で事を考えていた。悠久とも思えた長い時は確実にUと言う人間を大きく変えた。

 

「………嫌かな、そんな僕?」

 

Uはミディア達がどこか遠慮してる様子を前に、思わずそう問いかけた。

 

「いや………違うの! 違うんだけど………」

 

ミディアはどう接していいのか分からないのか、言葉が続かない。

 

「………遠慮しなくていいよ。僕も正直皆との接し方を少し忘れている節がある。だからそれを取り戻させてくれ」

 

Uはそう言って、自分自身の悩みを返した。Uの見た目は全く変わらずとも、彼には確実に60年以上の時が立っていた。その為にどう接するべきか忘れてしまった事がUの悩みだった。

 

「………お、おう………そう………だな………!」

 

ライガは前向きそうな言葉を紡ぐが、心は後ろ向きだった。その様子を見たUは………

 

「まあ最初は無理なく………かな」

 

そう言って、順を追って関係の再構築を図る様子を見せたのだった………

 

 

 

その一方、世界のどこかも分からぬ場所にて、女性の身体が無から再生された。その女性は言うまでもなくハルカであり………

 

「………まさか身体を破壊されるとは………しかし、私は1人ではない………何故なら私は世界の意志そのものなのですから……… 」

 

ハルカはどこか機械的にそう呟くのだった………

 

 

 

久方ぶりの再会は、Uとミディア達に微妙な関係を作り出していた。その一方で動くハルカの復活。だがこの時に、U達の戦いは一時休戦状態へと変化するのであった………

To Be Continued………




次回予告
Uの合流から数日。ミディア達は相変わらずどう接していいのか分からずじまいであった。その一方で真子だけはUと変わらず接するのだった………
次回「関係のズレた者、ズレなかった者」
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