Uとの関係が微妙なものとなったミディア達に対して、Uとの信頼から変わらずに彼へ接する真子。その中でミディア達はUとの関係に思い悩み始めるのであった………
翌日、Uとミディアはフィーズ公爵領の庭へとやってきていた。
「………珍しいね、ミディアから特訓の誘いをしてくるなんて」
Uはそう言って、木刀を手にミディアの行動へ感心していた。
「このまま微妙な関係なのも嫌だしね」
ミディアはそう言って身構える様子を見せた。
「それはそうだわな。さて、どうやろうかね」
Uは木刀を手元で回しながらそう呟く。
「それなんだけど………U、私の事を殺すつもりでやってくれないかしら………!」
するとミディアは自身を殺す気で戦うようUへ求めた。
「………マジか」
Uもそのような言葉が出てくるとは思ってなかったのか意外そうな様子を見せていた。
「貴方と本気で向き合いたいから」
ミディアはそう言って身構える。それを聞いたUは笑いを零すと、腰に携えていたドラゴニックブレイカーをミディアへ投げ渡した。
「ならそれを使って僕に立ち向かってみな」
Uはミディアに対して自分に向かって本気で来るよう促す。
「………言われなくとも………!」
ミディアはそういうと共にドラゴニックブレイカーを強く握る。すると彼女の身体に竜の鱗を模した鎧が構築され、そのまま装着された。
「………よし、じゃあ行こうか」
Uはそう言うと共に音も立てずに走り出す。ミディアが気づいた時にはUは彼女の背後へ回っており、木刀を振り下ろしていた。
「きゃあっ!?」
ミディアは装甲の部分へ攻撃を受けたにも関わらず、そのまま大きく吹き飛ばされた。
「があっ………!? (………私、今鎧を付けてる所に攻撃食らったのよね………!? なのに凄い痛い………!)」
ミディアはUの打撃に苦しんでいた。そして彼は冷静な様子でゆっくり前へ歩くと………
「………殺す気で来いとは言ったけど………このままだと本気で殺しちゃうぞ?」
Uはそう言って、どこか意地悪そうにそう言い放つ。ミディアは身体を起こすと………
「………まさか」
ミディアはそういうと共に、自身のトップスピードでUへ接近し、ドラゴニックブレイカーによる攻撃を仕掛ける。
「そう来るか」
Uは冷静に攻撃を防ぐ。だが本人の目は冷静な目であり………
「でも甘いな。僕の本気を見たいならこの程度で勝てる訳無いだろうに」
Uの鋭い斬撃がミディアの纏う鎧へ直撃するのであった………
Uとの関係改善に動くミディアは、Uに対して特訓を申し出る。その際に自身を殺す気でと懇願した事から、Uはミディアを相手に本気で挑んでいた。果たして、ミディアはこの特訓でUとの関係を改善する事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ミディアを相手に相変わらず本気を出すUの強さは圧倒的だった。だがミディアは全く逃げようとはしない姿勢であった………
次回「勝てない実力差、逃げない姿勢」