ソーダリア兵士長を追い込み、追撃をかけようとするU達に向けてバーニン魔法長が介入を行ってきた。Uは機転を利かしてこの場から離脱し、結果として人間側にも痛手を与える結果となったのであった………
戦場から離脱して数分、Uは高速で空中を飛び続けていたが、やがて人気の無い所を見付け、地面へゆっくりと落下する。そして着地の前に一旦停止を挟む形で地面に着地するが、U以外は着地姿勢など取れる訳が無く、地面へ転倒する形で着地した。
「うわああっ!? な、なんでこんな降り方するのよ………!?」
ミディアは地面への着地に文句を呟くが………
「文句を言うな、そもそも3人も抱えて飛んでる僕の身も考えて欲しいよ」
Uも3人を抱えて飛ぶという、やや面倒に思う行動を取っていた為に苦言を漏らした。そんな中、ライガは自身が彼等と共にこの場にいる事に疑問を感じており………
「………アンタ、俺なんかを助けてどういうつもりだ………? 今更俺を助けても、俺の小隊は全滅しちまったし、おめおめと俺だけが生き残ってしまった………自分で言うのもなんだが無様だよ、俺は」
思わず自身の状況を無様だと自嘲した。しかし、Uは冷静な様子で彼の肩を叩くと………
「無様なもんかね、お前はまだ強くなれる。あの人間達は確かに今の人間達の中では強いかもしれない。でも、お前があの連中を一生倒せないなんて事も無い………強くなって見返せばいいんだよ、あんな連中なんか」
そう言ってライガを勇気づける言葉をかけた。それを聞いたライガはハッとする様子を見せると………
「強く………なる………」
そう一言呟いた直後、ライガはUに近付き………
「俺、もっと強くなりてぇ………頼む、俺を舎弟にしてくれ、兄貴!!」
突如としてUの舎弟になる事を希望してきた。
「えっ………舎弟!?」
Uもまさかこんな要求をしてくるとは想定しておらず、目が点になっていた。
「アンタの強さは本物だ! あんな見かけだけの人間とは比にならねぇ! アンタの下でなら………俺もっと強くなれる気がするんだ!!」
しかしライガは本気でUの舎弟となる事を望んでいた。Uは少し悩む様子を見せていたが………
「お父さん、この人の事強くしてあげたら? お父さん、とても気に入ってそうだったじゃん………!」
真子はライガの背中を押す言葉をかけた。それを聞いたUは………
「………そうだな、分かったよ」
Uは渋々ながらこれを引き受けた。それを聞いたライガは嬉しそうな様子を見せ………
「お、恩に着るぜ兄貴!!」
Uへ感謝の言葉を向けるのだった………
ライガを勇気付ける言葉から、ライガ本人はUの元で強くなる事を希望した。渋々ながらも彼を舎弟として迎え入れたU達は、4人で行動をする事となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
ライガと行動を共にして数日経ち、ライガはUと真子の2人に懐き始めていた。だがミディアとの関係は悪く、ミディア本人もライガへ嫌悪感を抱いていたのであった………
次回「人間と魔族、噛み合わない2人」