ミディアは痛みに苦しみながらも引かず、Uへ攻撃をぶつけようとする勇気を見せる。だが結果としてUへ攻撃は届かず、ミディアは気絶させられてしまうのだった………
それからしばらくミディアは意識を失っていたが………
「ううっ………?」
ミディアはやがて木から生い茂る葉の光景を目の当たりにする形で目を覚ました。
「ここは………」
ミディアが頭を押さえながら状況を思い返していると………
「起きたか。だいじょう………ぶじゃないな。カウンターしたの僕だし」
Uは目を覚ましたミディアへ声をかけた。
「そう………私は負けたのね」
ミディアは落胆するようにそう呟く。心のどこかでは勝てないと分かっていた彼女だったが、あの時{シャインオートカウンター}をUが発動していなければ確実に攻撃は当てられていた為、その事が悔しくてたまらない様子だった。
「けどあの勢いは凄まじかった。一瞬油断したとはいえ、僕へ攻撃を当てる寸前まで行った人間もそうはいない。君はあの時間違いなく強かった」
しかしUは、ミディアの強さを認める様子を見せていた。
「結局勝ててないんだから弱いわよ………」
ミディアは落ち込むようにそう呟くが………
「力比べの話じゃない。心の話だよ」
Uはミディアの心が強い事を指摘する。
「えっ………?」
それを聞いたミディアは首を傾げていたが………
「僕を相手に殺す気で来いなんて言ったのは君が初めてだ。それに物怖じせず戦い抜いたその勇気はミディアが成長した証だよ………それに、僕達に付いてきたのだって、君の頑固さ………言うなれば心の強さがそうさせたはず………だろ?」
Uはミディアの姿勢をとてつもなく嬉しそうに感じていた。それを聞いたミディアは感じていたUとの距離が少しずつ遠くから近くへ戻っていくのを感じ………
「………嬉しい。貴方と出会うまで戦いなんか知らなかった私が………貴方にそんな事を言ってもらえるなんて………!!」
ミディアは目から涙を零しつつ喜びを見せた。
「なっ、泣くなって………!!」
Uは慌てるようにそう呟く。だがその言葉でU本人もミディアとの付き合い方を思い出した様子を見せ………
「………でも、こんなだったよな。僕達の関係って」
Uは嬉しそうにそう呟く。
「フフッ………そうね」
ミディアもUとの関係を思い出し、嬉しさを隠せない様子だった。そしてUは少ししてミディアの手を引くと………
「………まあまずは休息だな。流石に本気でぶっ叩きすぎたからな」
そう言ってミディアへ共に休む事を促すのだった………
ミディアとの本気の対決で関係が修復した2人は、かつての仲へと戻る事ができた。そしてこの出来事を経て、Uは離れていた仲間達と心をぶつけ合う自信を少し取り戻したのだった………
To Be Continued………
次回予告
特訓後になってダメージが響くミディアは一日寝たきりの状態となってしまっていた。それでもUとミディアの仲が戻った事を喜ぶ中、ミイルが密かに様子を伺っていたのだった………
次回「特訓の代償、密かな嫉妬」