戦場から離脱したU達だったが、ライガは自分だけが生き残った事に思わず自嘲していた。だが、Uの言葉を聞いたライガは強くなる事を望み、Uの元で強くなる事を決意するのであった………
ライガが旅に加わって数日経った頃、ライガは真子との特訓をしていた。
「はああああっ!!」
ライガはチーターの力によって四足歩行による高速移動で真子を圧倒しようとしていたが、真子は大人の姿のままであるにも関わらず冷静に様子を見ていた。そしてライガが自身の方へ走ってきた瞬間、真子は右手を動かし………
「{クリスタルシールド}!!」
氷の結晶型バリアを生成してライガの身体にぶつける。
「ぐうっ!? (硬い………だがこれくらいなら別の獣の力で壊せるはず………!!)」
ライガは驚く様子を見せつつも、まだ自身の力でなんとかできる範疇と考えていた。だがそんな事は真子本人も理解しており………
「まだ壊せるかも………そう考えているのは読んでいるよ」
そう呟くと共に右手で握り拳を作る。すると次の瞬間、氷の結晶型バリアは自壊。その勢いでライガを吹き飛ばした。
「うわああああっ!?」
ライガは大きく吹き飛ばされた後に地面へ叩きつけられる。だが真子は休む暇等与えず………
「{アイシクルマシンガン}!!」
真子は指先からマシンガンの要領で氷塊を連続で放つ。
「やべえっ!?」
ライガは地面を転がりながらこれをかわし続けるが、これも真子の思惑通りだった。しばらくして氷塊の発射が止まりライガは安堵の声を漏らす………が次の瞬間、人差し指の指先に氷の魔力を集束させた真子がライガの視線の目の前へ立ち………
「………チェックメイト」
そう言ってライガが詰み状況である事を口にする。
「凄ぇ………姉御すげぇ!!」
ライガは自身が姉御として懐き始めている真子に対し関心の言葉をかけた。
「姉御って………そんな柄じゃ無いんだけどな………」
真子は困惑した様子で言葉を返す。その様子を見ていたミディアは………
「でも真子さんも彼を簡単にいなしちゃうなんて………」
真子がライガをあっさりといなしてしまった事で彼女の強さを改めて実感していた。
「簡単では無いけど………でもこういうやり方もあるとは言えるかな」
真子は自身の対応法も1つの戦術である事を2人に話す。それを聞いたミディア達は真子の凄さを強く感じた。
「やっぱりUや真子さんは凄いわね………」
ミディアは思わずそう呟いた。すると直後にライガはフッと笑いを零すと………
「そうだな、お前とは違って」
ミディアに対し、彼女を遠回しに馬鹿にする言葉を口にした。
「なんですって………!?」
これを聞いたミディアは苛立ちを見せながら反応する様子を見せた。
「ストップストップ! 喧嘩しないで………!」
真子は慌てて2人を静止する。真子の言葉で2人は口喧嘩こそ止めたが、いがみ合い続けていた。そして、少し離れた位置からミディア達の事を見ていたUは………
「(………あの2人、かなり折り合い悪そうだな………まあ、2人とも種族の違う仲間同士の旅なんて経験無いだろうから仕方無しかな………)」
2人の関係の悪さについて、その理由を感じていたのであった………
ライガがUや真子に懐く中で、ミディアとの関係は良いと言えるものではなかった。果たして、この2人はこのままいがみ合い続けるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
その後もミディアとライガのいがみ合いは続いており、些細な事で喧嘩する状況となっていた。これに呆れたUだったが、これを打開する為のある特訓を考えたのだった………
次回「いがみ合う2人、打開の試練」