Uは対決に挑もうとするバーニンに対し、今の人間を守る価値はあるのか問いかける。バーニンは今を守る為に戦う事を告げ、Uはそんな彼女の提案を呑む様子を見せたのだった………
Uがバーニンと手を組む選択をした直後、外では人間軍と魔族軍の対決が行われていたが、魔族軍は人間軍を押していた。
「やれやれ………我等が魔族軍の四将の内、3人が無様に死んだから人間軍がどんなものかと思えば………こんな弱いんじゃあの3人をどう倒せたのか理解できないものだね」
そして、ウォーザ国の前に現れた魔族軍を指揮する魔族の男は、人間軍の弱さに失望する様子を見せていた。だがそんな中、魔族の男は突如としてとてつもない気配を感じた。
「なんだ………?」
魔族の男が首を傾げながら視線を上へ向ける。すると城の方から真子をお姫様抱っこしたUが飛び出し、空中から乱戦中の戦場へ着地する。
「うわああああっ!?」
これによってUの着地点には強力な突風が一瞬発生し周囲に立っていた者達は吹き飛ばされ尻餅をついた。そして突風が晴れて間もなくUは真子を地面へ降ろし、懐からセイバーの持ち手を取り出す。セイバーは直後に光の刀身を形成すると………
「総数は300………でも烏合の衆だ。僕とお前でどうにでもなる」
そう言って身構える姿勢を見せる。
「分かった。雑魚狩りは任せて」
真子はUの言葉に頷くと共に身構えた。そしてUは直後に素早い動きで走り出し、魔族軍の兵士達数人を一瞬にしてセイバーで斬ってみせた。直後に真子も子供の姿へ変化すると共に氷の魔力を纏わせ、右手を魔族軍の群れに構えると………
「{アイシクルマシンガン}!!」
氷の弾丸を右手から放出し、魔族軍の兵士達を次々と撃破していく。
「なっ!?」
これには魔族の男も驚いていた。そして人間軍の兵士達も何が起きているのか分からない様子を見せていたが………
「人間軍の勇敢な兵士達に告ぎます! そちらの白髪の2人は私達の味方です! 皆さんは守勢に徹し、逃げ遅れた人々とこの国を守り抜いてください!!」
バーニンは城の窓からすぐさま指示を飛ばす。人間軍の兵士達は困惑しつつもバーニンの指示を受け、前線をUと真子へ託す形となった。
「(これで攻撃面はUさん達お2人のみです。お約束通り邪魔にはならないはずです………!)」
バーニンはフッと笑う様子を見せる。そして、人間軍が守勢の為戦線ラインを下げていく内にU達は100人近くをあっという間に撃破して見せた。そして、その様子を見ていた魔族軍を指揮する男はU達へ視線を向け………
「………成程、あの3人を倒したのはコイツらか」
四将の内3人が死んだ理由に納得する様子を見せ、その直後に外へ飛び出す。U達が剣を振るって倒し続けていくと、魔族の男は素早い動きでUの前へ走り出し、彼の前へ立った。そして………
「退け、お前達。コイツらは魔族軍の四将が1人、不滅のブンガーの獲物だ」
魔族の男はU達の前で自身の名を語ると共に戦闘態勢を取った。
「(四将………そんなのもいたな。そしてコイツが多分………最後の1人………!)」
Uは魔族の男、ブンガーの名を聞き、彼こそがこれまで偶発的に戦ってきた四将最後の刺客である事を悟るのだった………
魔族軍四将最後の刺客、ブンガー率いる魔族の兵士達を相手に戦況を覆していくU達。そして魔族軍との戦いは、ブンガー本人がUとの対決を望む姿勢を見せたのであった………
To Be Continued………
次回予告
ブンガーとの対決に挑むUは、ブンガー本人を軽々と圧倒する様子を見せる。だがUは、ブンガーが何故不滅の称号を名乗っているのか、この戦いの中でそれを思い知らされるのだった………
次回「余裕の戦闘、不滅の意味」