ブンガーの分身体を次々と蹴散らしていくU達。更にUはブンガーに対して挑発の言葉をかける。これによりブンガーのUに対する怒りは最高潮に達するのであった………
「こ、こんな奴に………こんな奴に俺が負けるものか!!」
ブンガーは残る分身体の攻撃対象を再びUへ定めると、彼に対して総攻撃をかける。しかし、Uはセイバーを地面へ突き刺すと、そのまま近付いて来た分身体達を素早い回し蹴りで蹴散らし………
「終幕だ」
Uはそう言い放つと共にセイバーのエネルギーを地面に浸透させ、先程の分身体達が地面へ落下すると共に、セイバーのエネルギーによって分身体達は纏めて拘束される。そのままUはセイバーを地面から引き抜き………
「{アルティメットセイバー}!!」
セイバーに黄金色のエネルギーを纏わせた鋭くも強大な斬撃により、分身体を纏めて爆散させた。
「な、何っ………!?」
ブンガーは全ての分身体を失い、激しく動揺していた。そしてその隙にUはブンガーの前まで接近しており………
「消えろ。{ワイルドソニックアタック}」
Uはそう言い放つと共に回転をかけた必殺のキックを叩き込むと、ブンガー本体の身体を貫通するキックを直撃させた。
「ぐあああああああああっ!!」
ブンガーの身体には大きな風穴が開くと共に、身体から多量の蒼い血が吹き出していた。
「………この俺を倒す事は………魔王様に楯突いたのと同じ事だぞ………? 貴様に………この戦いを制する覚悟は果たしてあるかな………?」
ブンガーは自身の死を悟ると、煽るようにそう言い放つ。
「殺し合いの覚悟ならとうの昔に決まってるさ。でも、戦争の勝ち負けを気にするのは僕じゃない。僕はあくまでこの戦いで求める結果を模索するだけだよ」
だがUは酷く冷めた様子でそう言い放ち、ブンガーへ背を向ける。
「なん………だと………!? なら貴様は………何故………!?」
ブンガーはUが戦争の勝敗に拘ってなどおらず、自身の求める目的の為に危ない橋を渡っている彼の現状が理解出来ない様子だった。だが少しして彼自身の息は事切れ、そのまま身体は灰となって消滅するのであった………
「………なんでだろうな。でも僕は少なくともお前のように国や軍の為には戦ってないよ………今更そんな事の為に戦うなんて………反吐が出る」
Uはそう言って、自身の身体のエネルギーを止める事でセイバーの刀身を消し持ち手を懐へしまう。同時に、残っていた魔族軍をたった1人で全滅させ、彼の様子を見た真子はそんな彼の内心を理解するようにフッと小さく笑いを零しながら自身の強化形態を解除するのであった………
ブンガー達魔族軍との対決は、Uと真子の2人によって壊滅し、人間側の勝利に終わった。だがU達はまだ知らなかった。バーニンの件で戦っていると思っていたこの事態には、実は別の陰謀が隠されている事を………
To Be Continued………
次回予告
ウォーザ国を守ったU達は、バーニンとの条件付き協力関係を改めて締結させる事となった。だがその中でUはバーニンの真意を問いかけるのだった………
次回「協力関係の提携、戦後の自身」