ライガはUや真子に懐くようになり、彼らを慕い始める。だがミディアに対してのみ当たりが悪く、ミディアもライガへ苛立ちを見せたのであった………
それから日が経ってもミディアとライガの2人はいがみ合い続けており、Uや真子は呆れながら2人の様子を見ていた。
「最近はずっとこの調子だね………」
真子は呆れ混じりの言葉をかける。それを聞いたUは少し考える様子を見せると………
「仕方ないな………こんな調子じゃ困難にぶち当たった時に問題になる」
そう言って2人の前へと立つと………
「おい2人とも、話がある」
そう言ってミディア達に声をかける。
「どうしたの、U?」
ミディア達はUの声掛けに首を傾げる。
「実は2人が強くなる為の試練を用意してやろうと思ってな………そうだ、2人がかりで僕に一撃でも攻撃を与えられたらOKとかどうだろうか?」
Uはミディア達を強くする為の試練の例を挙げる。
「それだとお父さん強過ぎて1ヶ月でも無理だよ………せめて私くらいにして欲しいよ」
だが真子は、Uではまず1ヶ月かかっても無理と断言し、少しでもハードルを下げる為自分が相手する事を提案する。
「でもお前に傷付いて欲しくないし………」
Uは自分の娘が傷付く事を何よりも嫌がっていた。だが真子はUの脛を蹴っ飛ばしてきた。
「痛っ!? な、なにすんだよ………!?」
Uは真子の行動に思わずそう言い返すが、真子は頬を膨らませる様子を見せており………
「たまには娘の事を信頼してよ。どうせ今の2人じゃ私の髪の毛に触れる事すら出来ないだろうし」
Uに対して自身を信頼して欲しい事と………ミディア達を挑発するようにそう言い放った。
「真子さんにしては強気な発言ね………いいわ、2人がかりは気に食わないけどやってやるわ………!!」
ミディアは真子の強気な発言に受けて立つ様子を見せる。
「姉御相手だと自信はないが………まあこんな女の力を借りなくても突破してみせる!!」
ライガは先の特訓で真子に翻弄された経験がある事からそんなに自信が無かったものの、ミディアの力を借りる必要は無いと判断し自信を見せていた。だが相方を不要と考える2人の様子はまたしてもいがみ合いに直結した。
「もう………! 争わないでって………!!」
真子は呆れた様子で再び仲裁に入る。だがUは2人の様子を目にし………
「(………こりゃ1週間は無理そうだ)」
呆れると共に、現実的にかかるであろう時間を見立てるのであった………
ミディアとライガの成長の為に2人に試練を課すU達。だが2人の仲は相変わらず険悪であり、Uも膨大な時間を要する可能性を嫌でも感じていたのであった。果たして、このまま彼の見立て通り無数に時間を費やすのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
それから1週間、Uの見立て通り2人は全く攻撃を与えられなかった。そればかりは真子は2人に現実を教える為、恐怖を与える強気の攻めに出るのであった………
次回「手を取れない現実、恐怖の氷結戦術」