フィーズ公爵領へ戻ったUは、ギレスタへ経緯を報告するがギレスタはUがバーニンと組んだ事に懐疑的な様子を見せる。だがUは目的を果たす為にギレスタの苦言を聞き入れない様子を見せたのだった………
それから数日経った日の事だった。突如、フィーズ公爵領をバーニン達人間軍が訪れた。フィーズ公爵領は一瞬こそ戦闘態勢を見せたが、Uが仲介役として加わる事で対決は免れた。
「………連れてきたぞ公爵。バーニンはアンタと話がしたいと」
Uはギレスタの元へ彼女を連れてくると共に、彼女の用件を話した。
「話し合いだって………?」
ギレスタはどこか信じられない様子でそう呟くが、Uが近くにいる手前バーニンにも勝手な真似は出来ない事は明らかだった。
「まあ聞いてやれよ。僕も勝手な真似しないか見張ってるし」
Uはそう呟いてギレスタに話をするよう要求した。ギレスタは溜息を漏らしながらもバーニンへ視線を向け………
「………それで、私に何の話をしようというのかね」
疑うようにバーニンに対してそう問いかけた。
「簡単な話です。私と貴方、この戦争が終わるまで休戦しようというお話ですよ」
それに対してバーニンは魔族軍との戦争中は自分達の対峙は休戦したいと申し出る様子を見せた。
「休戦だって? 確かに私は君達と戦う気は無いが………同時に仲良くやるつもりもないぞ?」
ギレスタはバーニン達と戦う事こそ得策では無いと考えていたが、彼女と手を組む事に抵抗を感じていた。
「最初から仲良くやるなんて期待はしていないです。けれど私はUさんがいる手前貴方達に危害を加えるような勝手な真似はしないと約束します」
だがバーニンはここでUを引き合いに出し、ギレスタ達へ危害を加えない事を約束してきた。
「………本気で言ってるのか?」
それを聞いたギレスタは信じられない様子でそう問いかける。
「本気ですよ。そもそも私はこの戦争が終わったら生命の行方をUさんに握られますしね。貴方にとってこれほどの大チャンスはまず無いですよ。ソーダリア殿も死んだ今、人間側を指導出来る人間は限られますからね」
バーニンは戦後の自身の生命がUに握られてしまっている事、人間軍を指導出来る人間に限りがある事を引き合いに出し、この休戦がギレスタに有利なものである事をアピールしていた。
「(まるで罠だ………どうして彼女はそこまで私の優位を押してくる………?)」
バーニンの意図が読めず困惑する様子を見せるギレスタ。だがU達が一応こちら側にいる手前、バーニンに勝手な真似は出来ないと考えたギレスタは………
「………分かった、君の条件でいい」
そう言って、ギレスタの条件を受け入れる様子を見せるのだった………
バーニンとギレスタの対話は、互いに休戦状況となる為の話であった。Uの存在もあってギレスタもこれを受け入れ、2つの陣営は手を組む結果となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
バーニンとギレスタの2組が手を組んだ事で、魔族軍との戦争を終わらせる為攻める事を提案する。その中てバーニンはU達の力を貸すよう依頼するのであった………
次回「戦争終結への道、最強戦士達への依頼」