バーニンの情報を元に魔族軍の城を訪れるU。真子達は作戦通り囮となるべく城の正面から向かう。そしてUは真子達の様子を見守りながら潜入の隙を窺い始めるのだった………
真子が真正面から膨大な魔力を垂れ流しながら城へ向かう事で、魔族軍の見張り達は真子達へ注目を向け………
「止まれ! ここから先がどこか分かってて来ているのか?」
見張り兵は真子達に対して脅しをかけるようにそう問いかける。
「勿論。ここに魔族の総大将様がいるんでしょう? 私達はその襲撃だよ」
真子はそう言って、自分達が襲撃者である事を口にする。それを聞いた見張りは………
「怪しい奴め………拘束する!!」
そう言って手に持った槍で真子達に襲いかかる。だが真子は冷静な様子を見せると………
「{アイシクルマシンガン}」
そう言って右手で氷の弾丸をマシンガンの要領で放つ。これにより目の前の2人は瞬殺され、真子は立て続けにベランダなど外に立っている見張り兵に狙いを定め、次々と倒していく。
「き、奇襲だー!!」
これにより城の中はお祭り騒ぎとなり、中から数百人規模の兵士達が出てきた。
「(まあこうなったら沢山来るよね。でも計画通り、後はお父さんが城に入れる隙を作れるまで暴れる!!)」
真子は目の前から出てくる無数の兵士達を前にそう考えつつも、自分達の思惑通りに事が進んでいる事をほくそ笑み、そのまま右手から氷の弾丸を放出し続ける。一部の兵士達はこれをかわそうと横から真子へ攻めようとするが、そこにはドラゴニックブレイカーで強化形態となったミディアと自身の能力を引き出すライガが立っており、魔族兵達を倒していく。
「へっ、大した事ねぇな!!」
ライガは戦闘のボルテージを上げるようにそう呟く。だがその直後、城の中からライガの声に注目する魔族の男が姿を表した。
「………! その声は………お前、ライガなのか………?」
その人物は奇襲をかけてきた人物の1人がライガである事に驚く様子を見せた。ライガも自分の名前が突如として呼ばれた事に驚いていたが、少ししてその人物の顔を見て驚く様子を見せた。
「なっ………!? お、親父………!?」
なんと、その人物はライガの父親であったのだ。
「えっ!? ………ライガのお父さん………!?」
これには犬猿の仲であるミディアも驚くしか無かった。真子やUもその様子には注目を向けており………
「(これは意外な巡り合わせだな………)」
Uは内心でこれを意外な巡り合わせと評するのだった………
真子達による陽動作戦が開幕する中、ライガは衝撃の再会をする事となった。果たして、実の父親と敵対勢力として対面したライガはこの戦いをどう切り抜けるのか………!?
To Be Continued………
次回予告
ライガが敵対勢力となってしまった事に激しく憤慨するライガの父。だがそれを聞いたライガは、自分の信念があるからこそU達に同行している胸中を明かすのだった………
次回「父の失望、息子の意地」